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記事紹介:「鬼滅の刃」ステッカーを無許可で販売した疑い 高校生を逮捕

ニュース解説
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また、著作権法違反疑いの逮捕者が出た…しかも、高校生。

私は、著作権を入口にする知的財産権教育を教員人生のすべて=10年間、続けてきました。
大きな理由の1つは『学生の著作権の逮捕者を「二度と」出さないため』です。YouTube違反アップロードの初の逮捕者は学生。当時(2010年)、知的財産権・著作権の指導は学習指導要領になかったのです。

 

 

2012年の学習指導要領から「知的財産権」は音楽科をはじめ、美術科、技術・家庭科に載っています。2021年度(中学)からの改訂では、さらに詳しく、多く載っています。現時点で子どもたちは著作権を学校で習っている、はずなのです。しかし、実際に学校現場で教えているかは濃淡があります

教員が知的財産権・著作権を習っていない。音楽科ですら、十分に学べる環境があるとは言えません。

 

大学で習っていなくても、教員になって壁にぶつかった時・疑問に思ったその時でいいから、学び続けて欲しい。その関心意欲と、学ぶ場を作りたい。私が「一歩先ゆく音楽教育」を始めた理由です。

 

「作品は作った人のもの」著作権の基本です

決して難しくない。専門家じゃないのだから、法律をすべて知る必要はありません。
友だちの消しゴムを使う時に「借りるね」と言うのと同じ。形が変わるほど使うならば、相手に断るか、自分で買うか、と同じ。

 

 

どうか、もう著作権の学生の逮捕者が出ませんように。真に願っています。
学習指導要領や教科書に載っている以上、ここからは私も含め教育者の責任です。

 

 

【学校での著作権がわかるサイト】

 

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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