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【学校で使うYouTube】学級経営での動画活用の具体的事例【クラス紹介・学級通信にも!】

学級経営でのYouTube・動画活用の具体的事例を紹介【クラス紹介・学級通信にも!】 一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は学校にインタビューをした「YouTubeの現場での活用事例」についてまとめてお話をします。
この動画の他には、

私が書いた単著『YouTubeで授業/学級やってみた!』の紹介動画。

 

【授業で使うYouTube】合唱指導にYouTubeを活用しよう!【学校種・学年・先生の専攻は不問の合唱コンクール対策】」という動画もあります。

 

併せてご覧下さい。

 

 

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学校現場におけるYouTube・動画活用状況のアンケート結果

今回は小・中学校でどのように動画が使用されているかということをアンケート調査しました。
小・中学校の「授業や学級でどのように使っているか」。また「課題や困りごと」も併せて伺いました。

授業での動画活用方法について

これについてはオンライン授業、また対面授業、ハイブリッドともに活用されている様子が分かりました

音楽科では鑑賞や創作。保健体育科では動きを教える際。また発表会のライブ配信や手話などの学習にも使われているということが分かりました。

 

学校行事のライブ配信には著作権法上の制約があります。「保護者が陥りがちな著作権トラブル(オンライン授業・行事配信・子どもの作品)」の動画で解説しました。

 

学校現場で動画を活用する上での課題・困りごと

多かったのはやはり「著作権」の問題です。
何が良くて、何がダメで、どこまでがいいのかという事を先生自身が習ったことがないし、考えたことがない、知らないというのが課題です。

 

学校における著作権入門(教員のためのシーン別著作権)」の動画で、著作権の基本について、特に学校の授業で使用するものの著作権と部活動で使用するものの著作権という2つの観点からお話しました。

 

「通信環境」については、一度にたくさんの端末を作動させることができない。
また「広告」。授業と関係のない動画が流れてしまう。
また自治体によっては「セキュリティ」の問題で、YouTubeを使えないということも分かりました。

 

学級経営での動画活用状況

今回のアンケートでわかったのは、動画の使用を「学級では行なっていない」ということです。

私が出版した「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」の中には学級での事例を沢山のせているので、今日はここでいくつか、本の内容から紹介したいと思います。1人1台端末を持つ時代、ぜひ学級経営でも使ってほしいなと思います。

 

学校での著作権の考え方には原則と例外があります。姉妹チャンネル「原口直の学校著作権ナビ」では、事例紹介や法律をわかりやすく解説した動画をアップしています。ぜひご覧ください。

 

 

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YouTube・動画を活用した学級経営の事例紹介

YouTubeで授業/学級経営やってみた!』の本の中での「授業」の取り扱いはほんの少しで、多くが「学級経営」の内容になっています
ぜひ学級の方に目を向けて、学級経営の中で動画…YouTubeが使えないかということを1人ひとりの先生が実践の中で考えていただけたら嬉しいです。

 

 

ではいくつか紹介します。

 

(事例1)YouTubeでクラス紹介

年度初めの学級開きの際に作ることをおすすめします。
お互いに「どんな子なのか」ということを分かるだけではなく、限定公開で保護者の皆さんにも見てもらうことができます。またクラスで1年後に見返した時に、自分たちの成長を感じられたり、笑えたりするかもしれません。

では早速どのように作るか、内容を紹介します。

 

「○○小学校、△年△組、クラス紹介を始めます。」
「名前は○○です。野球が好きです。速い球を投げられるようにキャッチボールを毎日しています。」
「名前は○○です。読書が好きで『かいけつゾロリシリーズ』が大好きです。」
(学級全員)「次に係を紹介します。」
「いきもの係のメンバーは□□です。学級にいるカメのお世話をしています。」
「給食係のメンバーは□□です。みんなが楽しく給食を食べられるように準備をします。」
「掲示係のメンバーは□□です。皆さんの作品をきれいに貼ります。」「最後に歌を歌います。」「△年△組のクラス目標は『元気・活発・思いやり』に決まりました。みんなが元気で、活発な行動をし、お互いに思いやりをもったクラスにしたいです。」

 

(事例2)YouTubeで個人目標の発表

1人ひとりが個人目標を述べた動画を作り、節目節目で見返して「目標を達成できているか」また「何が課題か」というのを振り返る動画を作りましょう。

 

「○○です。得意なのは走ることです。苦手なのは計算です。目標は計算の練習を毎日することです。」
「○○です。得意なのは電車の写真を撮ることです。苦手なのは早起きです。目標は目覚まし時計だけで自分で起きることです。」「△年△組のクラス目標は『元気・活発・思いやり』に決まりました。今年1年よろしくお願いします。」

(事例3)YouTubeで学級だより

紙から動画にすることで、作成する手間が減り、頻度を上げることもできます。また思いついた時に作ることができます。

 

△年△組、学級だより。わかばチャンネル○○先生です。
今日の学級だよりは、
1.今週の活動
2.一言
3.ヒーローです。

1.今週の活動
このクラスでは大なわを始めました。
はじめ10回も続かなかったのが、今週50回を達成しました。目標は100回です。
2.一言は『忘れ物、増えました』です。
きちんとメモをとって忘れ物のないようにすることや、前日に持って行くものを玄関に置くなどして工夫をしましょう。
3.ヒーローです。
○○さんが黒板の掃除や机並べのお手伝いをしてくれました。係でもないのに、お手伝いをしてくれてとっても助かりました。
○○さんが△△市の読書感想文で優秀賞をとりました。先日、市役所で表彰式に行ってきました。作品は来週の国語の時間に皆さんに披露します。楽しみにしていてください。

 

私が学級通信を発行していたその意図や内容について「学級だより(学級通信)を発行しよう」の動画で解説しています。

 

(事例4)YouTubeで持ちものの連絡

紙では伝わりにくい複雑な持ちものの連絡を動画でしましょう。YouTubeの概要欄やコメント欄も活用できます。

 

調理実習の持ちものを説明します。

エプロン、三角巾、マスク、手ふきタオルです。
手ふきタオルはハンカチとは別に持ってきてください。

昨年度の様子はこのような感じです。これを参考にして準備をしてください。
購入できるお店やサイトを概要欄に貼っておきます。
新品である必要はありませんし、全く同じでなくても構いません。

質問がある場合はコメント欄に質問を書いてください。回答をお返事します。
同じ質問が重なった場合はまた新しく動画にすることもあります。

 

【学校で使うYouTube】授業目的公衆送信補償金制度の紹介とYouTubeを授業で活用するコツ」の動画の中で、YouTubeを授業に取り入れるにあたってのYouTubeの便利機能等のヒントをお話しています。

 

 

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まとめ:【学校で使うYouTube】学級経営での動画活用の具体的事例【クラス紹介・学級通信にも!】

今日は私、原口直の本『YouTubeで授業/学級経営やってみた!』から学級経営に使えるアイディアを4つご紹介しました。

本の中には、学級経営に関するものが10項目。朝学活・終学活9項目。他にも家庭学習との連携や授業。そして職員会議など、その他で使える物も載せています。ぜひ授業以外でYouTubeを使うという方法も考えてみてください。

このチャンネルにはYouTubeに関わる動画がいくつかあります。

 

実際に授業で使用するだけではなく、GIGAスクール構想に伴って知っておいて欲しい知識なども話しています。また「動画の作り方・サムネイルの作り方」なども挙げていますので、ぜひ興味を持った方はご覧ください。

授業・学級経営でGoogleのサービスを使う方法を具体的に紹介している動画リスト「【先生向け】学校・授業でのGoogle活用法」もぜひご覧ください。面談日程を組んだり、合唱指導をしたり、教材作りをしたり。。。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「【学校で使うYouTube】学級経営での動画活用の具体的事例【クラス紹介・学級通信にも!】」も是非ご覧ください。

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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