【こちらをクリック】教員・学校のための著作権研修のご案内しております

記事紹介:日本財団「18歳意識調査」 第33回テーマ:教育格差について

ニュース解説
ニュース解説
本サイトはアフィリエイトプログラム等による収益を得ています
PR

 

日本財団が17~19歳の1000人を対象に実施している「18歳意識調査」。
第33回目の調査は、新型コロナウイルスにより深刻化が懸念される「教育格差」をテーマに取り上げました。

 

17~19歳のうち、教育格差を感じると答えた人は半数を占めた。教育格差の原因では、「家庭の経済力」に次いで「学校の指導力」が多く挙がった。

 

教育格差について、私自身が考えたことを2点。

 

1点目

コロナ禍で「オンライン教育では格差が生まれる」と意見のあった中で、そもそも教育に格差はなかったのか?
コロナ前で教育の格差がなかったなんて誰も言えないでしょう。

同じ学習指導要領の下だから格差がない??
現場にいれば、自分が関わっていれば、ますます言えないでしょう。

 

 

2点目

教育格差の原因として挙げている理由について、「1人1台端末」や「YouTube・教育アプリ等で学習できる」といったICT教育を推進する環境が整った上で、それでもなお原因と言い続けられる項目は何でしょうか。

 

「お金がないから」は高校無償化等で少なからず解消済
「端末が買えないから」「通信環境がない」はGIGAスクールで解消見込
「地方だから」はオンラインで解消可能
「教員の指導力」はYouTubeや教育アプリの自学で解消可能

 

外堀を埋められた上で重要なのは「子どもたちの個」心なのでしょう。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の理論と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの問い合わせページから受け付けています。
▶その他のご相談・ご質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

原口直をフォローする
PR
原口直をフォローする
原口 直の一歩先ゆく音楽教育

コメント