ICT教育に必要なのは、機器だけでなく「やっぱり人間の心」なのだとわかる良い記事です。
経済産業省の「未来の教室」においてもよく耳にする考え方である、「わからないことは、聞けばいい。調べればいい」。そのための「聞き方、調べ方、方法や相手を知る・考える力」が今後求められる力だということです。
喬木村でICT支援員をおこなう長坂亮介さんの言葉には、この大切なことがにじみ出ています。
「ICT関連の知識や経験はなくても自分で調べる力があれば何とかなります。
どうしてもわからないことは機器を提供する企業に聞けばいい。
専門知識よりも、好奇心やコミュニケーション能力が重要です」
そうそう!
教員のころ、音楽科は学校で1人…だから、周りに聞くしかない!と開き直って、色んな人を巻き込んできました。
そして巻き込んできた結果、社会(生活の場)・大学・研究(学会)・官庁・産業(企業・団体)に所属する多くの方の力を借りることができました。
(私取り巻く業界・力を貸してくれた方)
喬木村のICT支援員の長坂さんは言います。
とくに大事なのは、他者を尊重する「傾聴力」だ。
例えば長坂氏は、教員から相談があった際は、手元の仕事をすぐに止めて対応する。
話しているうちに不安が解消する教員も多いので、まずは否定せずに話を聞くという。
そのうえで、適切なICT活用の提案をする。
これはまさに生活指導の方法ですね。
「子どもの話をまずは否定せずに全部聞く」…基本中の基本です。
大人も同じなのですね。
「子どもたちにプレゼンソフトを使わせたいと相談されたことがあるのですが、
よくよく話を聞くと先生の目的はレポート式の冊子を作ることだった。
このときはWordやドキュメントの活用を提案しました。・・・」
他にも、ICTを普及させるコツとしてのキーパーソンを見つける方法の実践もあり、うなずける内容でした。
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