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記事紹介:高知県内の中学8割で免許外指導 美術など 土佐町が改善要望へ

ニュース解説
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勇気ある発信です。

免許外教科担任制度が常態化している自治体は少なくないと思います。特に音楽科は実技教科であるので、他人事ではありません。
1教科でさえ習得・指導するのは大変なのに「2教科!?ありえない!」と考えていましたが、現代ならば解決策が見いだせます。

 

【解決策の私案】

①教材コンテンツ
②遠隔授業
③教科横断の考え

 

①教材コンテンツ

YouTubeはじめ優良な動画コンテンツは多くあります。
また、教材コンテンツと銘打ってない動画であっても、教員目線で見ると教材にできるものはいくらでもあります。
これまでの教科書での指導。良くてもプラス準拠DVDよりも、ずっとよい環境に変化しています。

 

②遠隔授業

1人の教科担任が、オンラインでつないだ数校を同時に指導することが可能です。双方向でなくても良いでしょう。また、1人1台端末になれば個別最適化されて、なおさら進めやすくなるでしょう。

 

③教科横断の考え

新学習指導要領のカリキュラム・マネジメントの考えの中に「教科等横断的な視点を持つ」とあるように、教科の枠を超えて考えることがよいとされています。

 

いずれも逃げ道にならないようにすることは大切ですが、以前よりは良い風が吹いているのではないかと思います。

 

教育職員免許法附則第2項

(略)

ある教科の教授を担任すべき教員を採用することができないと認めるときは、当該学校の校長及び主幹教諭、指導教諭又は教諭(以下この項において「主幹教諭等」という。)の申請により、1年以内の期間を限り、当該教科についての免許状を有しない主幹教諭等が当該教科の教授を担任することを許可することができる。

(略)

(抜粋・下線筆者)

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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