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記事紹介:「文化・芸術を直接鑑賞」、20年度は大幅に減って41%

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文化に関する国民の意識を把握し今後の施策の参考とするために文化庁が実施する「文化に関する世論調査」。

 

 

全21問の調査の中で私が注目したのは第20問です。

Q20 あなたは、どのようなジャンルを日本の文化芸術の魅力として諸外国に発信すべきだと思いますか。この中からいくつでも選んでください。(複数回答可)

1. ⽂学(⼩説、詩、短歌、俳句など)
2. オーケストラ、室内楽、オペラ、合唱、吹奏楽など
3. ポップス、ロック、ジャズ、歌謡曲、演歌、⺠族⾳楽など
4. 日本の伝統⾳楽(⻑唄、筝曲、義太夫、和太⿎など)
5. 美術(絵画、版画、彫刻、工芸、陶芸、書、写真など)
6. 現代演劇、児童演劇、人形劇
7. ミュージカル
8. バレエ、モダンダンス、コンテンポラリーダンスなど
9. ストリートダンス(ブレイク、ヒップホップ等)、ジャズダンス、⺠俗舞踊(フラダンス、サルサ、フラメンコ等)、社交
ダンスなど
10. 日本舞踊
11. 伝統芸能(歌舞伎、能・狂言、人形浄瑠璃、琴、三味線、尺八、雅楽、声明など)
12. 演芸(落語、講談、浪曲、漫才・コント、奇術・⼿品、大道芸、太神楽など)
13. 映画(アニメを除く)
14. マンガ、アニメ映画、メディアアート(コンピュータや映像を活用したアート)など
15. ⺠俗⽂化(地域の祭り、年中⾏事など)
16. 生活⽂化(茶道、華道、書道、囲碁など(食⽂化を除く))
17. 食⽂化
18. 歴史⽂化(歴史的な建造物、景観、⽂化財)
19. ⽂化財の保存に必要な材料製作、修理、修復の技術(茅葺、染織、⼿すき和紙、和楽器製作など)等
20. 特にない・分からない

回答の概要を紹介すると、

「伝統芸能」「食文化」 43.5%
「日本の伝統音楽」42.2%
「美術」37.1%

年齢別で特に高いのは、
18~19 歳では「文学」38.5%「ポップスなど」30.3%
70 歳以上では「伝統芸能」53.0%

 

注目したのは、「伝統芸能(歌舞伎、能・狂言、人形浄瑠璃、琴、三味線、尺八、雅楽、声明など)」を選んだ年代です。
>>18~19歳 28.7%

全年代の中で、最も低い数値です。

「歌舞伎、能・狂言、人形浄瑠璃、琴、三味線、尺八、雅楽」教科書にはこれらの伝統芸能がふんだんに盛り込まれています。西洋音楽よりと同じか多いくらいです。
あとは授業でどう扱うか。「DVD見て、感想を書きましょう」では、いい印象は持たれません。

 

2021/1/29~2/1、全国3,000人、全21問の調査です。
報告書は109枚に及ぶ超大作となっていますので、お時間のある方はどうぞ。

その他の調査結果概要は以下の通りです。

 

●1 年間に文化芸術イベントを直接鑑賞したことがあるか

「直接鑑賞したことがある」 41.8%(前回67.3%)
ジャンルは、
「映画(アニメを除く)」20.9%
「歴史的な建物や遺跡」13.8%
「美術」11.4%

(原口コメント)2020年の数値は今のコロナ渦中では考察のしようがありません。数年後に分析をするためには、役立つかもしれません。

 

●インターネットによる有料のオンライン配信で鑑賞したものがあるか

「有料で鑑賞したものがある」 27.7%

有料のオンライン配信で鑑賞を行う際に重視する点は
「鑑賞料金の価格」 40.2%
「画質や音質」20.2%
「チケット購入や料金支払いの手続きが簡易であること」17.8%

(原口コメント)猫も杓子も「ネトフリだ、アマプラだ、Huluだ」と追い立てられていましたが、1/3以下でした。

 

●子どもの文化芸術体験について、何が重要だと思うか

「学校における公演や展示などの鑑賞体験を充実させる」 38.8%
「学校における音楽、ダンス、伝統芸能、美術などの創作・実演体験を充実させる」29.4%
「歴史的な建物や遺跡などについて学習する機会を充実させる」29.1%

(原口コメント)学校に対する期待が大きいですね。学校の音楽科や音楽鑑賞なんて年に数時間の種まきにしかならないので、深めたり広げたりするのは家庭にもお願いしたいところです。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の法律と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

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この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

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