お祭り…と言って、どの程度の規模や参加の仕方を想像するかは、人によって様々だと思います。
自分が子どものころお祭りは「わたがしやお好み焼きを売る出店をブラつく、町内をお神輿がまわる」でした。
しかし、大学で和太鼓や踊り・芸能に出会ったことがキッカケとして、東北の祭りをめぐったり、1つの集落に深く関わったりしたことでお祭りの指す意味が変わりました。
観光や企業が深く関わるお祭り。
外に開くお祭り。
内に閉じるお祭り。
人の関わり方、学校の関わり方、空洞化するお祭りと「地元」という言葉が意味するもの、親子関係が師匠弟子であること、CSR、ジェンダー…様々なことを感じました。
お祭りの中にいたり、いくつかを見ていたりすれば、このアンケート結果は納得できます。
回答を抜粋して紹介します。
Q祭りをオンラインで代替できると思いますか?
祭りはオンラインで代替できません!
2020年は様々な工夫と努力により、代替イベントも開かれました。
確かに現地で見るお祭りでは味わえないこともありましたが、やっぱり生!ライブ!!暑さや湿気、方言、香り、食べ物…すべてひっくるめてお祭りです。
それから、文化について。
Qコロナ禍で失われる可能性が高いと思う日本文化を教えて下さい。
Q「祭りはなくなってはいけないものだと思う」理由として、当てはまるものを全てお選びください。
「伝統だから残さなければならない」は、文楽の授業をした時に「文楽は残すべきか?」という問いに子どもたちが頭を悩ませた項目です。
文化…栄枯盛衰の枯・衰も文化であることに間違いないのです。変わらないことも文化、変わり続けることも文化。
コメント