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記事紹介:文科省が学校の働き方改革で事例集公開

ニュース解説
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220ページの大ボリューム資料ですが、これは見る価値ありです。
興味ある項目や関連の項目だけを抜粋すれば、読むのに時間はかかりません。

 

 

読みやすい工夫がされています。

 

まず、取組一覧に「担当1人あたりの目安削減時間」が明記されています。
取組内容をクリックするとページに移動できるというのも(文科省の資料としては)画期的で、何十・何百ページをスクロールしたり、ページ指定すると微妙にずれていたりというストレスがありません。
(学習指導要領もそうしてほしい!)

中身も見やすい。よくある「字だらけ、論文口調の報告書」でなく読みやすいです。

 

 

 

例えば「授業で使用するプリント印刷」

音楽科では楽譜。
合唱コンクールでは数百、数千枚で、紙を発注することから始まり、両面印刷にしたり、製本したり…それを1人でおこないます。修行です。しかも、他の先生の邪魔にならないよう、設定してほったらかしにできないのです。
毎年印刷室にイスを持ち込み、譜読みして歌いながら、印刷が終わるのを何時間も待っていました。

 

 

 

削減時間で最も大きなボリューム感があったのは、「部活動」です。
「#教師のバトン」「教員はブラック」で筆頭にあがる項目ですね。

 

何をどう使ったか(例えばGoogleフォームでこうやって作る、配信はYouTubeやZoomをこうやって使う等)に紐付けられると、さらに良いですね。
調べればヒントや方法が出てきます。「調べる」という一手を渋らずにできることから実行してほしいものです。

 

教員は「時間を削減した分、何に使うか。」
学校では子どもに関わる時間であり、プライベートでは家庭に向かう時間や自己研鑽です。教員自身、そして教員の周りの人が幸せになる環境を、教員自身が作ってほしいです。

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公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の理論と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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