Googleの教育者向け生成AIコース【無料・約2時間】修了した音楽教員の体験レポート

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最近の著作権研修の申し込みで、最も多いリクエストが「生成AIの話もしてほしい」というものになってきました。子ども向けの学校研修でも、「生成AIのイラストには誰に著作権があるのですか」という質問が飛び出すほど、生成AIは学校現場でも切り離せない話題になっています。

この記事では、私が実際に修了したGoogle for Educationの「教育者向けの生成AI」コースについて、内容・受講方法・どんな先生にお勧めかをまとめます。無料で受講でき、修了証明書も取得できるコースです。

「教育者向けの生成AI」コースとは、Google for EducationがGoogleのプラットフォームで提供している無料のオンライン研修です。自分のGoogleアカウントでログインすれば、いつからでも、途中から再開しても受講できます。修了後には理解度チェック(最終テスト)があり、合格すると修了証明書と資格情報が取得できます。音楽科を専門とする私が受講したところ、約2時間で修了しました。

 

▼具体的な生成AIの学校での活用法についての参考記事はこちら

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学校現場での生成AI活用をまとめたカテゴリ。授業準備、教材づくり、校務での使い方から、コピペして使えるプロンプトやリスク対策まで分かりやすく整理。安全に無理なく活用したい先生向けです。

 

 

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このコースで学べること

▶ 動画では0:00〜で、コースの概要と「なぜこのコースが必要か」を詳しく話しています

コースは大きく4つのセクションで構成されています。

はじめに(生成AIの基礎)では、生成AIとは何か、テキストや画像などのコンテンツを生成するAIの仕組みを概観します。専門的な知識がなくても理解できる内容です。

効果的なプロンプトを作る戦略では、生成AIへの指示文(プロンプト)の書き方を学びます。「イテレーション」など専門用語も登場しますが、その都度GeminiにサイドでオープンしてみましょうというスタイルでGeminiを使いながら理解を深める形式になっています。

▶ 動画では9:47〜でコース内容の詳細を説明しています

AIの活用では、業務にかかる時間を節約する方法を扱います。文部科学省が出している生成AIの利活用ガイドラインの中でも「校務にまずは使ってみましょう」という方向性が示されており、このセクションはその実践につながる内容です。

責任ある使用の方法では、AIの役割や、生成AIを利用するとはどういうことかを学びます。AIを活用するときの「ブレーキ」となる部分で、ハルシネーション(AIが事実ではない情報を自信を持って生成してしまう現象)や、使用における注意点が明文化されます。

次のステップを計画する(最終セクション)では、学習内容の復習と授業への実践的な応用を扱い、最後に理解度チェックを受けます。合格すると修了証明書がオンラインで即時取得できます。

 

 

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2024年公開のコースを2026年に受ける価値はあるか

▶ 動画では6:57~ で「今受ける意味があるか」について話しています

コースが公開されたのは2024年です。生成AIの進化スピードを考えると、「今受けて意味があるのか」と思われる方もいるでしょう。私も実際にGeminiにその問いをぶつけてみました。

Geminiが示した理由は3つです。

  • プロンプトの思考力は風化しない:GeminiであろうとChatGPTであろうとClaudeであろうと、ツールが変わっても通用するスキルが身につく。
  • 責任ある使用の基準は変わらない:他のツールになっても、新しくなっても、この考え方は変わらない。
  • 校務の時短に直結する:実務的な内容をベースにしており、即座に活用できる。

重要なのは、コースの内容自体は2024年時点のものであっても、「土台の部分」を言語化して理解できることの価値は今も変わらないという点です。実際に私が受講してみると、「これは知っている」という内容も出てくる一方で、「こういう概念がベースにあるのか」と整理できた部分が少なくありませんでした。

 

 

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特にお勧めしたい先生のタイプ

▶ 動画では4:06〜で対象者を詳しく説明しています

生成AIをあまり使ったことがない先生には、基礎として最適です。「便利そうだけど怖い」「本格的に使ってみたいけれど入り口が分からない」という方の出発点になります。

「使ってはいるけど、なんとなく不安」という先生にもお勧めします。ハルシネーションのことは知っている、でもどこまで信頼してよいか分からない—そうした不安に根拠を持って向き合えるようになります。

子どもたちへの指導に根拠がほしい先生にとっても有効です。たとえばGoogle検索の最上部に生成AIの要約が表示されるようになった今、それをそのまま「正解」として調べ学習に使っている子どもたちに、どう声かけをするか。このコースを修了すれば、「こう使う」「ここに注意」を根拠を持って伝えられるようになります。

 

 

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効率的な受講方法

▶ 動画では13:49〜で、受講中の工夫を具体的に紹介しています

私が実際に取った受講方法は、Geminiを横に開いておくことです。

レッスン中に専門用語が出てきたら、Geminiに「これはどういう意味ですか」とすぐ聞くようにしていました。Geminiは自分が過去に使ってきた文脈を踏まえて説明してくれるため、「音楽科の教員として使うとしたらこういうことができます」という形で返ってくることが多く、自分事として理解しやすい状態でコースを進められました。

また、レッスン内には「プロンプトをGeminiに入力してみましょう」という実践課題が多く含まれています。Geminiのタブとレッスンのタブを2つ並べて進めると、スムーズに受講できます。これはカンニングではなく、コース自体が「Geminiと並走して進める」設計になっているからです。

ポイントは、自分の専門分野と照らし合わせながら進めることです。コース内には英語の授業例など自分の教科以外の課題も出てきますが、そのつど「音楽科だったらどう使えるか」をGeminiに確認しながら進めると、格段に実感がつかみやすくなります。

 

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よくある質問

Q:受講料はかかりますか?

A:コースは無料です。自分のGoogleアカウントでログインすれば、いつでも受講を開始できます。途中で止まっても、後日また再開することができます。

Q:どのくらいの時間がかかりますか?

A:生成AIを日常的に使っている方で約2時間が目安です。初めて生成AIに触れる方や、コース内の実践課題に時間をかける場合はもう少しかかるかもしれません。

Q:最終テストに合格しないと証明書はもらえませんか?

A:最終の理解度チェックに合格すると、修了証明書と資格情報がオンラインで即時取得できます。テストは必須参加ではありませんが、合格が証明書取得の条件となっています。

Q:生成AIをほとんど使ったことがない先生でも大丈夫ですか?

A:大丈夫です。コースはGeminiやChatGPTなどの生成AIツールを「対話形式で使うもの」として説明するところから始まります。専門的なプログラミング知識なども不要です。


本記事を執筆した2026年時点では、Google for Educationの「教育者向けの生成AI」コースへの直リンクは検索「Google for Education 教育者向け 生成AI」などで確認できます。コースURL・プラットフォームの仕様は変更される可能性がありますので、受講前に最新情報をご確認ください。

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この記事は、動画「Googleの教育者向け生成AIコース【体験レポート】2時間・無料・修了証あり」をもとに作成しました。

この記事を書いた人
原口直

東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー/元・東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で、教育実習生の指導、進路指導、「生活と社会に関わる音楽」分野の授業実践に取り組む。
会社員時代の経験を活かし、知的財産権教育に関する研究・発表も多数行う。

2020年春より、教室の外へとフィールドを広げ、YouTube・ウェブサイト・講演活動を通して、教員や教育実習生に向けた著作権教育コンテンツを発信中。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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