いよいよ動き出す教育実習。
実習生のみなさんは、先輩からは「あの学校の生徒は〇〇だ」という噂を聞いたり、「早起きは大変」と脅されたり、「楽しいよ」と諭されたり…不安と楽しみが交錯していることでしょう。皆さん自身が小学校・中学校・高校と何百日も学校に登校し、何万時間も授業を受け、時に「あの先生はわかりにくい」なんて批評していたのが、いざ授業をする側になると急に不安になります。
私は、指導教諭として6年間で約50人の教育実習生を指導してきました。これまでの経験を活かして、これから教育実習を迎える学生の皆さん、そして教育実習生を迎え入れる先生方にとっての有益な情報を発信します。
実習生の性格や専攻によるタイプの違いこそあれど、教育実習においてつまずく箇所や問題解決の過程にはパターンがあります。指導経験と過去の実習日誌のデータをもとにしてから、これらを読み解き解説します。
教育実習に特化した情報は、当ブログの「音楽教育チャンネル(教育実習編)」カテゴリやYouTubeチャンネル「一歩先ゆく音楽教育」の再生リスト【教育実習編】の中で紹介していきます。

たとえば、次に紹介する3本は実際に学校で生徒の前に立つまでに見て欲しい動画です。
学習指導案や授業準備も大事ですが、日々楽しく過ごせるように人と人とのコミュニケーションが一番大事です。実習期間を気持ちよく過ごすためのポイントをお話しました。(→動画はこちら)
■音楽教員のための生徒の覚え方3つのコツ
週に1,2度しかない音楽の授業の中で生徒全員の名前や顔を一致させるにはコツがあります。私の経験から3つのコツをお話しています。「●●は覚えない」が覚える近道です。(→動画はこちら)
■教員のための授業で気をつけたいワード…人権・宗教・政治に関することを発言する際には細心の注意を払いましょう!
授業の中で生徒に声をかける時に、知識や配慮なく言ってはならない言葉があります。私自身も反省することがありましたので、その経験も踏まえてお話しています。(→動画はこちら)
音楽という科目は授業時数が少なく、今日の失敗を明日取り返せる英語や数学のような授業時数の多い教科とは異なります。1回1回がとても大切なのです。生徒の前に立つ時、教育実習生のみなさんがベストな状態で自信を持って居られるようにヒントをお伝えします。