教材(指定)について
教材はその授業の道具でしかありません。
例えば《運命》を例にとると、
のではなく、
《運命》で教える
という考え方です。
《運命》で教えられることはたくさんあります。その中で何を教えるのかを、しっかり軸を作っておきましょう。
>>この授業(オンライン授業実践例)が私の「運命」の授業例となります。
これまで担当した実習生に《勧進帳》を教材に授業を作るようお願いしたことがあります。3名にお願いしましたが、3人3様でまったく違う授業ができあがりました。
【教育実習シリーズ番外編】教育実習アフターインタビュー(その1)
【教育実習シリーズ番外編】教育実習アフターインタビュー(その2)
【教育実習シリーズ番外編】教育実習アフターインタビュー(その3)
教材は同じでも教えたいことが違うので、その教材の使い方がまったく違ってくるのです。「皆さんも教材を何にするのか」ではなく、何を教えたいからこの教材を使うという風に考えてみてください。
教材(自由)について
教材ありきにならない。教材は道具です。何を伝えたいか、何を教えたいか、これを大事にしてください。
教材を選ぶにあたっては自分の好きな曲、作曲家、時代、ジャンルから選ぶのが一番いいです。語れるものがいいです。
ただ、学習指導要領のどの部分であるかをきちんと踏まえて作りましょう。好きな物はどうしても自分の嗜好やいいたいことを言って終わってしまいます。そうではなく、好きな曲を通して「これ」を伝えたいんだ、この「これ」が学習指導要領のどこにあたるかを確認するのが大事です。
まとめ:【教育実習生必見】指導教諭が教える音楽教科における教材研究の方法
教材研究は100やっても、授業で活かせるのは2か3です。
それくらい、たくさんの教材研究をして何が授業に良さそうか、何が中学生に向きそうか、中学1年生/3年生に向きそうかということを考えるのが大事です。
教材研究を100やって3しか使わなくても、97は無駄ではありません。97があるから、その3が選出できたと思って教材研究を広く浅く、そして時に深く進めてみてください。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【教育実習生必見】指導教諭が教える音楽教科における教材研究の方法」も是非ご覧ください。
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