【教育実習生必見】指導教員が教える音楽の教材研究のやり方のコツ

【教育実習生必見】指導教員が教える音楽の教材研究のやり方のコツ 一歩先ゆく音楽教育(教育実習編)
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中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

【中学校音楽の教育実習生・実習生を受け入れる指導教員の先生へ】
指導教員経験を踏まえて、実習前から実習後までの中学校音楽の教育実習のポイントを網羅的に紹介。

【科目問わず全ての教育実習生へ】
STEP2「教育実習中の心得」・STEP6「教育実習が終わったら」では、指導教員へのお礼状や実習校でのマナーなど実践的知識を紹介。

中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

 

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指定教材について

教材はその授業の道具でしかありません。

例えば《運命》を例にとると、

 

《運命》教える
のではなく、
《運命》教える
という考え方です。

 

《運命》で教えられることはたくさんあります。その中で何を教えるのかを、しっかり軸を作っておきましょう。

 

私は「運命」という教材を使って企業のCSR活動を教えていました。具体的な授業内容は「音楽のオンライン授業実践編《教材:交響曲第5番ハ短調(運命)》」の動画でもお話しています。

 

これまで担当した実習生に《勧進帳》を教材に授業を作るようお願いしたことがあります。3名にお願いしましたが、3人3様でまったく違う授業ができあがりました。

 

 

教材は同じでも教えたいことが違うので、その教材の使い方がまったく違ってくるのです。
「皆さんも教材を何にするのか」ではなく、何を教えたいからこの教材を使うという風に考えてみてください。

 

 

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自由教材について

教材ありきにならない。教材は道具です。何を伝えたいか、何を教えたいか、これを大事にしてください。

 

教科書以外の教材(副教材)の選び方・買う時に気をつけるべきことについては「音楽の副教材の選び方」の動画で紹介しています。

 

教材を選ぶにあたっては、自分の好きな曲・作曲家・時代・ジャンルから選ぶのが一番いいです。語れるものがいいです。

ただ、学習指導要領のどの部分であるかをきちんと踏まえて作りましょう。
好きな物はどうしても自分の嗜好やいいたいことを言って終わってしまいます。そうではなく、好きな曲を通して「これ」を伝えたいんだ、この「これ」が学習指導要領のどこにあたるかを確認するのが大事です。

 

新しい学習指導要領は小学校では2020年度から、中学校では2021年度から完全実施されています。現場レベルでどのようにしたらいいかということを「音楽教員のための新しい学習指導要領(3つの改訂ポイント解説)」の動画で解説しました。

 

 

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まとめ:【教育実習生必見】指導教員が教える音楽の教材研究のやり方のコツ

教材研究は100やっても、授業で活かせるのは2か3です。
それくらいたくさんの教材研究をして何が授業に良さそうか、何が中学生に向きそうか、中学1年生/3年生に向きそうかということを考えるのが大事です。

 

1時間の音楽の授業のためにどんな準備をすればいいのか?、どのくらい準備をすればいいのか?については「教員のための授業準備術【準備時間はどれくらい?・時間のねん出方法・効率的なやり方】」の動画で解説しています。

 

教材研究を100やって3しか使わなくても、97は無駄ではありません。97があるから、その3が選出できたと思って教材研究を広く浅く、そして時に深く進めてみてください。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【教育実習生必見】指導教員が教える音楽の教材研究のやり方のコツ」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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