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音楽の副教材の選び方

音楽の副教材の選び方一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
この記事は約6分で読めます。

音楽教員歴10年の原口直です。

今日は副教材の選び方について話をします。

 

 

音楽教科における副教材とは

今日お話しする副教材とは、教科書以外に用いる教材のことです。
教科書は無償で配布されますが、副教材を買ってもらう必要があります。そのために必要な選定方法や気をつけることをお話しします。

まず副教材を選定する上で大事な事は予算です
市区町村によって持っている予算や副教材に使っていい予算が違いますので注意が必要です。自分が使いたいと思っても予算の範囲を超えてしまうと使うことができませんので注意が必要です。

 

音楽教員のための物品購入」でもお話してますが、お金の出る元=財布がどこにあるか?を常に考えることが大切です。

 

それから例年の傾向を知っておくことも大事です
新任の場合は去年どのように使ったかを見ておくといいと思います。また、去年使った物を今年も使うとか3年間にわたって同じ教材を使うと言うこともあります。

 

今日は副教材の4つのタイプについて話をします。
1つ目はワーク系、2つ目は資料系、3つ目は合唱曲集、4つ目はファイルなどです。

まず、ワーク系・資料系・合唱曲集全てに言えることですが、著作権上では学校でのコピーは良いとされていますが作った人に被害を及ぼすようなコピーはいけません。見本をいただくと思いますが、それをコピーして使うと言うときには充分注意しましょう。

 

学校における著作権の取り扱いについては「学校における著作権入門(教員のためのシーン別著作権)」という動画の中でお話しています。

 

 

ワーク系副教材・資料型副教材の選び方

まずはワーク系と資料型の副教材について話をします。

まず教科書で事足りるならそれが1番です。教科書に何が書いてあって、何が不足しているかを確認しましょう。
副教材の中で3分の2程度を使うかが選定のポイントだと思います。数学・英語のようにワークを買って全て使うわけではないと思いますので、そのワークの無駄になるページがないように選ぶ必要があります。

それから、調べ学習に使えるか、1人1冊必要か…例えば図書室に資料があってそれを代用できる場合もあります。そういったことも選定のポイントにおきましょう。

 

図書室は資料の集まる場所という点で有益ですが、さらに司書の先生の存在も大きいです。教員のための図書室の使い方のコツを「【メリットだらけ】教員のための学校図書室活用のススメ」でお話しています。

 

 

楽譜系副教材(合唱曲集)の選び方

次に3つ目の楽譜系の教材についてです。

近年様々な種類の合唱曲集が出てきています。各社いろいろな工夫を凝らして合唱曲集を作ってくれています。注目すべきポイントがいくつかあります。

まずは掲載曲数=何曲載っているかと言うことです。
実際私はこの掲載曲数を最も重視していました。なぜなら、合唱コンクールの選曲に使うからです
。他には合唱曲集によって傾向があります。

 

合唱指導に関する動画・記事はいくつか掲載しています。「10分で理解する合唱指導の3つのポイント」では、学校種・学年・先生の専攻は不問の合唱コンクール対策を紹介しています。また「合唱指導にYouTubeを活用しよう!」では、YouTubeを活用することで他と少し差をつけられる合唱指導を紹介しています。

 

NHKコンクールの課題曲が載っている場合もあります。最新のものが載っていたり過去のものが載っていたり、たくさん載っていたり1曲しか載っていなかったり、NHKコンクールの課題曲を授業や合唱コンクールで使う場合はこれを有効だと思います。

それから最近増えているのが、J-POPのアレンジです。
何曲ぐらい載っていて、その選曲が適当であるか、生徒の授業に答えているか、自分の好みであるか、そういったものを見てみるといいと思います。

忘れてはいけないのは、昔からある歌い継がれる合唱曲です。
《大地讃頌》《時の旅人》など昔から歌い次がれている曲が載っているか、自分が必要であれば確認が必要です。他にも最近はア・カペラ曲やゴスペル曲を掲載している曲集もありますので、それぞれの合唱曲集の特色を自分の目で耳で確かめて選定してください。

それから最近では〇〇先生が選んだとか、〇〇先生が協力したとかそういうことを売りにしている合唱曲集もあります。

 

 

 

ファイル系副教材の選び方

副教材4つ目はファイルです。

音楽のファイルを使う場合はその大きさや素材が重要です。

まず大きさについて。
楽譜やワークシートをどの大きさにしたいかによって、ファイルの大きさが変わってきます。はじめに選んだファイルの大きさが、1年間の楽譜やワークシートの大きさに直結しますので気をつけましょう。

 

授業の記録はもちろんですが、知覚や感受・批評などといった個々の表現を受け止めるのもワークシートの役割です。また、大事な評価についてもワークシートがとても重要です。「音楽授業におけるワークシートの作り方」で、ワークシートを作るコツを紹介しました。

 

種類もいろいろあります。
パンチ穴タイプや、クリアホルダータイプもあります。少し値段は張りますが、ファイルに紙を入れたまま書き込めると言う斬新なクリアフォルダーもあります。

それから、机がない場合はファイルを下敷きがわりにできる素材を選ぶと言うのも重要です。

後は色です。学年カラーやクラスカラーがあればそれに統一すると良いですが、他の教科と被る場合があるのであえて全て外すと言う手もあります。実情に合ったファイル選びをしてみてください。

 

 

まとめ:音楽の副教材の選び方

今日は副教材について話をしました。

市区町村によっては、選んだ副教材を申請する場合があります。なぜそれを選んだのか、絶対に必要なのか、授業でどのように使うのか、きちんとビジョンを持って選びましょう。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽の副教材の選び方」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

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