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【学校を支える人】教員のための学校図書館・司書教諭活用のススメ

【学校を支える人】教員のための学校図書館・司書教諭活用のススメ一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
この記事は約6分で読めます。

音楽教員歴10年の原口直です。

今日は学校での図書室の使い方、そのメリットについて話をします。学校に必ずある図書室ただの本の保管室ではありません。授業で活用すると、とても便利な場所です。

私は音楽の授業の時よく図書室を利用していました。
授業を行う場所としての役割と資料の集まる場所という位置づけ、それからなんといっても司書の存在はとても大きいものです。授業以外でも自分の娯楽のための読書の本を探しに行ったり、司書の先生と世間話をするなんていう位置付けでもありました。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶これから図書室を使ってみたいという先生
▶どういう風に図書室を使ったらいいのかわからない先生
▶図書室でどういうことができるのかわからない先生
▶図書室を使ったらこんなにいいことがあるんだよということを知りたいという先生

 

是非ご覧ください!

 

 

学校の図書室=教材探しの場所・知識の集積地

図書室はその通り本が集まる資料室でもありますけれども、知識の集まる場所でもあります

私の実践方法を話します。

文楽の授業するときに、文楽を鑑賞した後に文楽について深く学ぶという時に図書室を利用しました。音楽室では文楽の DVDやYouTubeなどの教材を見せるということにとどまり、その後は図書室に移動しました。あらかじめ司書の先生とどのようなテーマで調べ学習をさせたいという相談をしておくと、司書の先生はたくさんの資料を用意してくださいます。

文楽の授業をしたいと言ったら40冊以上も本を集めてくださったんです。もともと学校にある本だけではなくて、地域の図書館にある本、それから大学や他の附属学校にある本などさまざまなネットワークを使って40冊も集めてくださったんです。

それ以外にも新聞の記事だったり雑誌、それからいろいろな協会が発行している冊子というものも集めてくださいました。それから調べるツールとして本や雑誌、それから調べるツールとして本や雑誌冊子だけではなくてタブレットを準備してくれて、インターネットで調べられる環境も準備して頂きました。

 

【音楽の新学習指導要領】アクティブラーニングとは?音楽の授業実践例の紹介」の動画でも文楽の授業について触れていますのであわせてご覧ください。

 

1年目に行うときには入念な打ち合わせ…こちらの目的を伝えたり指導法や内容、時間などを伝えたりしましたけれども、2年目からは去年と同じ内容で最新の情報も集めておいてくださいとお願いするだけで、新聞記事が更新されたり一年間の中で新しく出た書籍や雑誌を取り寄せてくださいました。

自分で集めようと思ったら大変です。教材探しを図書室にも協力いただければ音楽の教員は、鑑賞教材にこだわる時間ができます。こういった教材探しの協力をいただく。これも図書室を使うメリットの一つです

 

 

具体的な活用の仕方について、司書の先生との対談がウェブに公開されていますので、詳しく知りたい方は是非ご覧ください!

 

 

図書室を活用すれば教科横断が可能になる

教科横断という言葉を聞いたことがあるでしょうか。教科の分野や領域にかかわらずに、様々な教科を組み合わせたりして総合的に学ぶという方法です。この教科横断が図書室でなら簡単にできます。

図書室を利用して音楽科で著作権・知的財産権の授業をしたことがあります。

 

新学習指導要領で強化される知的財産権に関する授業内容はこちらの動画で公開!ワークシートも公開しているので是非ご覧ください。

 

その際に国語では引用のことを用いて言うとか、社会科では権利や法律をこのように指導しているといったふうな情報をいただけます。そうすると「国語でこう習ったよね」とか「社会で習ったと思うけれども」といった枕詞をつけることができて、生徒の頭の中で国語で習ったあれ、社会で習ったあれ。それを生かして音楽の授業ができるんだというふうに教科横断の考え方が培われます

この国語や社会での指導方法や授業の内容についても学校の司書の先生からヒントをいただけます。図書室を使うことで教科横断ができてしまうというのはとても良いメリットだと思います。

 

 

図書室に行けば生徒を知ることができる

その時に流行っているもの。生徒がどんな本を好んで読むのか、またリクエストどんな本が多いのかといった流行を聞くことができます

それから今何を習っているのかという情報が集まるのも図書室です。なぜなら他の教科で調べ学習とかレポート作成・資料作成を行っている場合、生徒は図書室に資料を探しに行きます。そうすると、今どの学年がどの教科で何をやっているという情報が集まりやすいのです。

例えばこれは私が音楽でジェンダーについて取り扱った時ですが、保健体育の保健分野ではこのように取り扱っているよということ。それから、それについての新聞を書いている子がいたよという情報は図書室から得ました。図書室は今生徒が学んでいることを学びたいと思っていることそれが分かる場所なのです。

 

学校現場では多様性のある子どもたち・生活への対応が求められています。「【配慮事項】学校での子どもの多様性(外国籍・聴覚過敏・LGBTなど)」では現場で注意すべき事項をまとめて解説しました。

 

もちろん他の教科の先生・他の学年の先生に学習の進度や内容を聞くこともできますけれども、一番手っ取り早いのは司書の先生に行くのが一番です。

 

 

まとめ:【学校を支える人】教員のための学校図書館・司書教諭活用のススメ

まずは世間話からでいいんです。図書の先生のところへ行ってこういうことに興味があるとか、こういった内容の授業をしたい。それ以前に私は本が好き、こういう本を読みたい、こういうリクエストをしたいという世間話から授業の話に発展することがあります

また、こちらが何に興味を持っているかというのを司書の先生に知っておいていただけるのもいいと思います。

私が図書室で行っていた文楽や著作権に関する授業について、司書の先生も1年間ずーっとアンテナを張り続けてくださいますので、資料や書籍がどんどん集まってきます。そういった世間話、それから自分が何が興味があるのかというのを話にいくところから始めてみましょう。

 

GIGAスクール時代らしい質問が私のサイトに寄せられたので、「【質問への回答】GIGA端末で学校図書館の資料を撮影して活用して良いか?」で回答しています。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【学校を支える人】教員のための学校図書室・司書教諭活用のススメ」も是非ご覧ください。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の法律と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

▶お仕事・相談・質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

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