皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
今日は着任・離任のお作法について話をします。
3月は新しい先生が来る、また自分が新しい学校に行く「着任」。
そして、その前には「離任」…自分が学校を去る。また他の先生が学校を去る。
という、別れ・出会い両方の時期です。
この着任や離任の際、任意ですけれども、贈り物を贈ったりいただいたりすることがあります。
誰に、いくら、どんなものを買えばいいのか、迷ってしまいます。なぜなら1人の先生で着任や離任はそう頻繁にあることではないからです。
この動画では年度末・年度初めの挨拶や贈り物の探し方がわかります。また渡し方のお作法もお話ししようと思います。ほんの一例ですので、参考までになさってください。
他の動画では、「生徒・同僚・上司・保護者に好かれる教員とは?」また「教員のための保護者対応の3つのポイント【保護者と良い関係を保つには?】」に特化した動画も上げています。1つの参考になさってください。
着任時・離任時にお礼の品を贈る相手とは?
新たに着任する学校で挨拶の品を贈る相手とは?
先生方全員に贈り物をしていました。私の場合です。
できる限り講師の先生やボランティアさんなどにもあげられたらいいと思います。また事務の方、それから用務員さんにもきちんと準備をしましょう。
着任・離任の際は保護者や地域の方・業者さんには必要ありません。もちろん贈る人もいるかもしれませんけれども、「誰にあげていて、誰にはない」というふうに相手に気を遣わせてしまっては申し訳ないです。なかなか保護者の方や地域の方・業者者さんにあげるということはないので、周りの先生方にしましょう。
離任する学校でのお礼の品を贈る相手とは?
関わりの深い方、特に感謝を申し上げたい方、お礼をしたい方にはお渡ししても良いと思います。保護者の方や地域の方・業者さんの中でもしそういう方がいらっしゃれば、特別にあげてもいいかなと思いますが、あまりしませんのでその点を頭に入れておいてください。
着任・離任する学校へのお礼の品に何が相応しいか?
新たに着任する学校の方に贈る物
個包装の大きい箱のスイーツがいいと思います。
もし30人ぐらいの先生方がいる学校に行くならば30+ちょっと多めに、先ほど言ったように事務さんや用務員さんといったところにもあげる可能性があるので50個ぐらい入っているものを準備するといいと思います。
例としては洋菓子のマドレーヌやフルーツケーキ。それからおまんじゅうやおかきなど。そういったものがいいと思います。
たとえばこのようなギフトがおすすめです
■日本橋 千疋屋総本店 フルーツケーキ 15個入
■ヨックモック YOKUMOKU シガール (48本入り)
■アンリ・シャルパンティエ プティ・ガトー・アソルティ36コ入り
■「名古屋名物」両口屋是清 千なり 15入
■<王様堂本店> 浅草七餅8袋入
後ほど出てきますが、離任の際には賞味期限を気を付けた方がいいですが、着任の場合はさほど気をつける必要はないです。初めて訪問した日や着任する4月1日に皆さんにお配りしますので、さほど日付は気をつけなくてもいいです。
離任する学校の方に贈る物
渡すものは消えもの…食べ物など。それからギフト…タオルや文具などがいいと思います。イメージとしては結婚式で渡すプチギフト500円から1,000円くらいのものというイメージでいいと思います。
離任の際にはメッセージが重要です。メッセージカードを添付してお渡しするという形でもいいですが、おすすめは紙パッケージの個包装のもの紙に直接書くということです。最近ですととてもおしゃれな包装がたくさんありますね。その中で紙でできているものを買って、そこに直接書き込んでしまえば渡すときにとても楽です。
離任の際は、物だけではなくメッセージも重要ですので、お一人お一人に感謝の言葉をメッセージに込めてお渡しするといいと思います。
贈るものは着任の場合は個包装の小さなお菓子。
離任の場合はお一人お一人に贈るもの、そしてメッセージ。
これを覚えておいてください。
着任・離任する学校への品物を渡すタイミングはいつ?
新たに着任する学校の方へ贈るタイミング
初めて訪れた日や4月1日に渡すのがいいと思います。
4月1日に自治体の辞令交付式などがある場合はその次に初めて学校に伺った際でいいと思います。
離任する学校の方へ贈るタイミング
離任の時が難しいです。離任の際は最終出勤日が原則だと思いますけれども、春休みに休暇を取る先生もいらっしゃいますので、動静表で確認をして「それぞれの先生と最後にいつお会いできるのか」ということをきちんと把握しておきましょう。また春休みに入ってしまうと講師の先生には渡しにくいです。気をつけましょう。
渡すチャンスとしては、最終出勤日が難しければ終業式が終わった際にお配りするというのもひとつの手です。また学校によっては歓送迎会や離任式など先生方が集まるチャンスがあれば、それもいいと思います。
そしてその際気をつけなければいけないのが「賞味期限」です。
その先生に直接もちろん渡しできれば良いのですが、どうしても会えない場合はその先生の机の上とかロッカーとかに入れておく場合があります。次にその先生がいらっしゃるのがもしかしたら4月1日以降だということです。講師の先生などは授業が固まってからいらっしゃることもありますので、4月中旬以降。遅ければ5月ということもあります。
ですので、離任の場合のお菓子は日持ちをするものを選ぶことをおすすめします。
いろいろなことを考えて贈りものを選ぶというのはとても大事です。
それからもしタイミングがあれば「地方から東京」また逆に「東京から地方」に赴任する場合に、そのご当地のものがあってもいいかもしれません。ご当地のものだとそこには必ずストーリーがつきますし、最初のインパクト自己紹介としてはバッチリです。
贈るものを贈るタイミングぜひ考えてみてください。
まとめ:異動する教員のための着任・離任時のマナー【いつ・誰に・何をお礼の品で贈るのがスマート?】
今日は着任・離任のお作法について話をしました。
正解はありません。時に凝ったものをいただいて恐縮してしまったり、自分が失礼をしていることもあるかもしれません。自分の気持ちと先ほどのポイント3つを抑えて選ぶことをおすすめします。
記事の内容は動画と同じです。
動画「異動する教員のための着任・離任時のマナー【いつ・誰に・何をお礼の品で贈るのがスマート?】」も是非ご覧ください
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