教員が春休みにすべきこと【4月1日に東京新聞を買うのはなぜか?】

教員が春休みにすべきこと【4月1日に東京新聞を買うのはなぜか?】 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

春休み3月末から4月上旬は進級・進学、とても学校にとっては大事な節目となります。また、春休みは出会いと別れの季節でもあります。

この動画では春休み校務に追われるだけではなく、心機一転節目をつけたい、そういった方に有意義に過ごせるヒントをお話しします。
春休みに何をするか、何を始めるか、とても大事なことです

 

この動画のほかには、「教員のための夏休みの準備(学校の先生は何をしてるのか?)」「調査書と第九と紅白と…教員が冬休みにすべきこと」という動画もあります。ヒントになるかと思いますので合わせてご覧下さい。

 

また「月刊すべきこと」として【音楽教員のための月刊すべきこと】という再生リストがあります。4月から撮りためている「音楽教員が毎月すべきこと」を集めていますので、ぜひ活用してください。

 

 

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教員が春休みにすべき【学校のこと】

まず担任の場合、三者面談を春休みにすることがあります。進級のことや進学のことで三者面談をすることもありますので、きちんと日程を取っておきましょう。

 

春休みは教室・音楽室・身の回りの整理整頓のチャンス

それから生徒がいない間、音楽室や教室の大掃除のチャンスです。

夏休み・冬休みは部活の生徒が出入りすることが多いですけれども、それに比べると春休みは若干少ないと思いますので、自分が使っているところを大掃除するチャンスです。普段の掃除では行き届かないことや機材の入れ替えやメンテナンス、楽器の整頓などもこの春休みがチャンスです。

 

【3つを厳選】音楽室に常備したい便利グッズの紹介」の動画では、音楽室にあると助かる物、学校の予算を有効に使うなら、これを買ってほしい・揃えてほしいというもの、予算の計画を立てるときに頭にあると良いよというものを紹介しています。

 

それからそれに伴って、粗大ごみや溶解文書のまとめ。これも大事です。

音楽室は特に粗大ごみが出やすいです。ですので、きちんと管理職にも相談をして「どのぐらいのタイミングで、どれくらいの物を処分したい」ということを予め言っておきましょう。
業者によっては量によって料金が違ったりしますので、急にたくさん出すとビックリされたり「予定外だ」と言われて回収できなかったりすることもあります。あらかじめ連絡を取り合うことをお勧めします。

また溶解文書。学校は個人情報がたくさんありますので、そのまま捨ててはいけないものがたくさんあります。
もちろんシュレッダーがあるかとは思いますけれども、それだけでは処分できないもの大量なものは溶解文書として出すことができます。
それもだいたい年度に1回だけのチャンスですので、成績や生徒の情報などが載っているものは、きちんと精査してこのタイミングで捨てるということが大事です。

その際にはバックアップを取るとか、それにセキュリティをかけるとか、色々考える事はあります。気をつけましょう

 

教員・教育実習生のためのSNSの使い方【子ども・同僚が見てるかも…】」の動画では、教員・教員を目指す方は、どのような点に注意してSNSを利用すれば良いのかについて、私が実際にどのようにソーシャルメディアを活用していたかという点も踏まえてお話しています。

 

それから春休み中も原稿に追われることがあります。依頼された原稿、特に年度をしめるような内容であれば早めに取り組みましょう。

 

春休みは新年度の準備も本格化します

そして次の学年、次に自分が入る学年の顔や名前を覚えることも今のうちにしておきましょう。

 

中学校では週に1・2度しかない音楽の授業の中で生徒全員の名前・顔を一致させるのはとても難しいです。このなかなかできない覚えにくい生徒の名前をどのようにおぼえたらいいのか、「教員のための生徒の名前の覚え方」の動画で私の経験から3つのコツを紹介しました。

 

そして次に手帳です。学校で使う手帳、それからプライベートの手帳。今はオンラインもあります。そういったものを準備するのもこの時期です。

そして会議がたくさんあります。新学年の会議では、クラス分けも考えていきますね。それから分掌も決まってきます。校務分掌が何の担当になるのか。またクラス分けが終わったら、すぐにその名簿が欲しいですね。
自分の学年だけではなく、音楽科の場合はすべての学年を持つことが多いですので、他学年のクラス分けが終わったら名簿をすぐに手に入れられるようにしましょう。

 

音楽科の教員がもっとも力を試されるとき、逆に言うともっともパワーを発揮できるのが文化祭・合唱祭・合唱コンクールの運営です。運営の主であることが多い音楽科教員がどのようなことに注意すれば良いか「教員のための学校行事運営の3つのコツ(合唱コンクール・合唱祭・文化祭)」でお話しています。

 

最後は転出入です。やはり学年の切れ目で転出・転入する子どもがいますので、その情報をきちんと把握しましょう。自分のクラス・学年だけではなく3学年すべて音楽科は把握しておく必要がありますので、成績などぬかりのないようにしておきましょう

以上が学校としてやる春休みにすべきことです。

 

 

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教員が春休みにすべき【プライベートのこと】

春休み3月には、プロ野球が開幕します。開幕戦はどのチームも非常に気合が入ります。それは選手はもちろん、応援もです。プロ野球の開幕日をチェックすること、プロ野球にとっての正月です。

帰省や旅行も夏・冬休みよりは少ないですが、することもあります。

それから私はバードウォッチングが好きなので、春休みはバードウォッチングにはもってこいです。鳥が繁殖のために鳴く「さえずり」が聞けるのは、この春休みがチャンスです。

 

ワークライフバランスを保つためには趣味を持つことはとても大事なことです。また、自分の趣味を広げると教材に結び付くこともあります。そんな話を「【祝!2020プロ野球開幕】音楽教員にとっての趣味(趣味が音楽教育の教材につながるかも)」で紹介しました。

 

それから東京都にいた時には、4月1日に東京新聞を買うというのをマストにしていました。4月1日の東京新聞には教職員の異動が発表されるからです。どの学校から誰が出て行ったとか、自分の区からあの先生がいなくなってしまうとか。そういうことが把握できるのが東京新聞4月1日号です。

以上がプライベードですべきことです。

 

 

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教員が春休みにすべき【学びのこと】

まず夏・冬休み同様、学ぶチャンスがこの期間です。

私の場合は毎日映画を1本観ること。
そして習い事をする。ストアカというプラットフォームを使って習い事をするようにしていました。一例を言うと、スターバックスが開催しているコーヒーセミナー。それからストアカの中では、メイクレッスンやネイルのレッスン。これからタイ古式マッサージを習いに行ったり、和菓子を作る方法を習いに行ったり、DJを習ったり、ゴルフを習ったり。いろいろ自分の興味のおもむくまま、行っていました。

自分が知らない世界に行くのはとても面白いものですし、直接自分の授業などに関連しなくても「何かを学ぶ」ということはとても面白いです。
何よりその先生の教え方が上手いかどうかというのは、自分の教え方にも非常に勉強になります。「誰かから、何かを習う」ということ…普段、逆の立場ですので、ぜひそういったことを経験するといいと思います

 

大人になったから、教員になったからと言って学びを止めてはいけないと思います。先生の習い事をどんな風に考えればいいのか、諦めずに学び続けたいと思った私の実体験を「教員に習い事をおすすめしたい理由と選び方とは?【社会人の自己研鑽】」で紹介しています。

 

それから春休み中は子どもを狙って新しい映画がどんどん公開されたり、歌舞伎などの公演も行われています。普段できない舞台鑑賞などをぜひこの時期にしてみてください。

 

 

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まとめ:教員が春休みにすべきこと【4月1日に東京新聞を買うのはなぜか?】

短い春休み、充実させられるかどうかは計画次第です。
そうでないと校務に追われてあっという間に過ぎてしまいますので、自分で学ぶことをきちんと決めて春休みに節目をつくって新年度を迎えましょう。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「教員が春休みにすべきこと【4月1日に東京新聞を買うのはなぜか?】」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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