音楽教員・教育実習生必見!音楽室に常備したい3つの便利グッズ

【3つを厳選】音楽室に常備したい便利グッズの紹介 一歩先ゆく音楽教育(役立つ豆知識)
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教員が校内や教室で持つ小物はいろいろあります。付箋や評価スタンプ、マグネットやボールペンなどなど。そういったものを紹介する本やYouTube動画もたくさんあります。
では、音楽室にはどんな小物が必要でしょうか。

今回は音楽教員や教育実習生の皆さんに、音楽室で授業をよりスムーズに進めるための3つの便利グッズを私の音楽科教員経験をもとに厳選してご紹介します。

この3つは、音楽室にあると助かる物、また、学校の予算を有効に使うなら是非買ってほしい・揃えてほしいというもの、予算を立てるときに頭に置いておくと良いよというものです。

 

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メトロノーム

音楽教員の方に最初におすすめするのがミニメトロノームです。
音楽室の中にはメトロノームが準備されていると思います。しかし、自分専用のメトロノームを持っておくことをお勧めします。

授業の中で合唱や歌唱の指導する時には、ピアノの上に置いておきました。

合唱曲や歌唱曲、特に繰り返し扱っている教材は自分が速度を思い込んでいることがあって、毎回確認をした方がいいということ。また、たくさん練習をしているのですが、練習の時よりも授業ではテンポが速くなりがちだということ。
これらの理由から毎回必ずミニメトロノームを使っていました。

 

私が使っていたミニメトロノームは手のひらサイズ(大きさが12cmぐらい)のものです。ウィットナー社が制作した木製のタクテルスーパーミニというものです。

私はこのフォルムが気に入ったのと、音がとてもいいので選びました。木製なので音に嫌味がなく、ずっと聴いていられるからです。またピアノの音や歌唱の音になじむ点も良かったです。

 

その他にも小さなメトロノームはたくさん売られています。例えば、振り子式でもプラスチックの物もありますし、デジタルの物もあります。大きさも様々です。標準的なものは高さ20cmぐらいですが、大きな高さ40cmぐらいのものもありますね。

それから最近ではデジタル式でイヤホン型なんていうのもあって、耳に挟むメトロノームもあるようです。

 

学校の備品や生徒の私物と差別化するという意味でも、自分のメトロノームを持っておくのは有効だと私は思いました。

 

注意点は絶対に「名前を書いておく!」
さもなくば、学校の備品と混ざってしまいます。

 

 

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レーザーポインター

次に紹介するのは、音楽教員や教育実習生が音楽室での授業をしやすくするために最適なグッズです。

普通教室と比べると、音楽室には大きなスクリーンが用意されていることが多いと思います。
また音楽室に限らず、スクリーンや端末を使って授業をする学校では、レーザーポインターを自前で持っていると良いです。

学校で借りることもできると思いますが、パワーポイントのアニメーションやページめくりのタイミングを事前に練習しておきたいです。

 

私は毎回使っていました。授業ではもちろんですが、研究会や学会の発表でも使えます。
レーザーポインターの機能は色々ありますが、必須は、

・パワーポイントめくり
・充電式

USBかBluetoothかはお好みです。しかし、学校はセキュリティが高かったり、児童生徒と同時に使う場合の接続の安定性を考慮に入れる必要があります。ですので私はUSB派です。

 

音楽の授業資料をパワポで作成するときには3つのポイントを押さえて欲しいという話を「授業におけるパワーポイントの使い方」で紹介しています。

 

 

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Bluetoothスピーカー

最後に紹介するのは、音楽教員や教育実習生が音楽室での「音」をさらに充実させるために必須の便利グッズです。

授業ではパソコンやプレイヤーから直接音を出す機会がありました。
パソコンの内蔵スピーカーでは、音楽室中に響き渡らせることはできません。教材探しをパソコンでしている時にイヤホンを使っていると音楽室で鳴らすイメージがつきにくいということもあります。ですので私はBluetoothスピーカーを2種類使っていました

 

1つ目はパソコンの音を大音量に拡張できる音質のいいものです。

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それは授業でパソコンの音を大きくしたい時などに使っていたり、教材研究で自分が聴くときに使っていたりしました。パソコンで直に聴いたり、イヤホンで聴くよりもイメージが持ちやすいので使用していました。

 

2つ目は手のひらサイズのBluetoothスピーカーを何台か用意していました。

これらは授業の時、グループごとの活動に使用していました。
このような手のひらサイズの場合は、そこまで音量にこだわる必要はありません。軽いことが優先です。

これからの小・中学生は1人1台の端末を持ちますので、音楽室に小型スピーカーがいくつかあると便利だと思います。いくつか準備をしておくと、グループ活動で使えたり個人が発表する時に繋いだりというふうに便利な使い方ができそうです

私は学校ではソニーの製品を使っていました。選ぶ際には音質・音量や軽さももちろんですけれども、充電の時間また稼働時間などもしっかりチェックをして、授業に支障のないようにスピーカーをそろえてはいかがでしょうか。

 

 

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まとめ:【3つを厳選】音楽室に常備したい便利グッズの紹介

GIGAスクールによってこれから必要となってくる備品、また小物も変わってきそうです。

 

音楽教員が長い時間を過ごす音楽室。快適に過ごすためにどのような工夫をすれば良いかを「音楽教員のための音楽室の作り方【快適な音楽室作りのヒントを紹介】」でお話しました。

 

音楽教員や教育実習生の皆さん、自分が授業をするイメージを持ってどのような小物をいくつぐらい、どんなタイミングで準備をしたらいいのか考えて、ぜひ揃えてみてください。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽教員・教育実習生必見!音楽室で役立つ便利グッズ3選」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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