今回は、音楽室で授業に役立つ小物についてお話しします。
教員が校内や教室で使う小物はさまざまあります。付箋や評価スタンプ、マグネット、ボールペンなど、紹介する本やYouTube動画も多く存在しています。では、音楽室にはどんなものが必要なのでしょうか?私の10年の音楽科教員としての経験からご紹介します。
この動画では、音楽室にあると助かる物、またはこれから学校の予算を有効に使うなら揃えてほしい物、予算計画を立てる際に参考にしてほしい物についてお話ししています。
他の動画では、コスメが一切入っていない通勤用カバンの中身紹介や、服靴メイクといった普段の私服のおしゃれとは違う観点からお金をかけるべき物とその理由についてもアップしていますので、そちらもぜひご覧ください。
コスメが一切入っていない通勤に使っていたカバンの中身の紹介。
普段の私服のオシャレとは違う観点でお金をかけて選んでほしい物と理由について解説している動画です。
こちらも併せてご覧下さい
ミニメトロノーム
授業で使える小物の一つ目は、ミニメトロノームです。音楽室には通常メトロノームが備え付けられていますが、自分専用のメトロノームを持つことをおすすめします。私は授業中、合唱や歌唱指導時にピアノの上に置いて使っていました。
合唱曲や歌唱曲は繰り返し扱う教材が多いため、速度を思い込んでしまうことがあります。毎回テンポを確認することで、練習時より授業中にテンポが速くなりがちな傾向を防げます。そういった理由から、私は必ずミニメトロノームを使用していました。
私が使っていたのは、ウィットナー社製の木製「タクテルスーパーミニ」で、手のひらサイズ(約12センチ)です。フォルムと音の良さが気に入りました。木製のため音が耳に優しく、ピアノや歌唱の音にも馴染みやすかったです。
他にも、小さなメトロノームは多種多様にあります。振り子式のプラスチック製、デジタル式、大きさも20センチ程度の標準的なものから40センチ程度の大型までさまざまです。最近では、イヤホン型のデジタルメトロノームも登場しています。
こうした中でも、学校の備品や生徒の私物と区別する意味でも、自分専用のミニメトロノームを持つのは有効だと感じています。
注意点は絶対に「名前を書いておく!」
さもなくば、学校の備品と混ざってしまいます。
レーザーポインター
授業で使える小物の二つ目は、レーザーポインターです。
音楽室は普通教室に比べて大きなスクリーンが設置されていることが多く、映像や楽譜、歌詞などを表示する機会が頻繁にあります。そのため、レーザーポインターは必需品でした。私は授業だけでなく、研究会や学会の発表時にも毎回使用していました。
私は一番安価なものを使っていましたが、授業でPowerPointを頻繁に使う場合は、多機能なレーザーポインターを選んでも良いでしょう。製品によっては、パソコンに戻らずに次のスライドに進める機能や、タイマー機能、充電式のものなどもあります。授業での使用頻度に応じて適したものを選んでください。
Bluetoothスピーカー
授業で使える小物の三つ目は、Bluetoothスピーカーです。授業中にパソコンやプレーヤーから直接音を出す場面がありますが、パソコン内蔵スピーカーでは音楽室全体に音を響かせるのは難しいです。また、教材探しの際にイヤホンでは音楽室でのイメージが湧きにくいこともあります。
そのため、私はBluetoothスピーカーを2種類使っていました。
一つ目は、パソコンの音を大音量かつ高音質で拡張できるものです。授業でパソコンの音を大きくしたい時や、教材研究時に利用していました。パソコンやイヤホンで直接聴くよりもイメージが掴みやすくなります。
二つ目は、手のひらサイズのBluetoothスピーカーを数台用意し、授業のグループ活動で使用していました。このサイズでは大音量は必要なく、軽さが重視されます。これからの小中学生は一人一台の端末を持つ時代になりますので、音楽室に小型スピーカーを複数用意すると便利です。グループ活動や個人発表時に活用できます。
私は学校でソニー製のスピーカーを使っていました。選ぶ際には音質や音量、軽さはもちろん、充電時間や稼働時間も確認し、授業に支障が出ないように準備することをおすすめします。
まとめ
今回は、授業で使える小物についてお話ししました。
GIGAスクール構想の進展により、これから必要となる備品や小物も変化していくでしょう。自分がどのような授業を行うかをイメージしながら、どんな小物をどれくらい、どのタイミングで準備するのが良いのかを考えて揃えてみてください。
この記事は、動画「音楽室に揃えておきたい!授業で活躍する便利グッズ3選【音楽教員・教育実習生必見】」をもとに作成しました。
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