保護者対応から授業まで!音楽の先生が知っておくべき服装・靴・メイクの選び方

教員におすすめの服装・靴・メイクの選び方 行事と服装
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音楽教員歴10年の原口直です。

今回は、音楽科教員の服装、靴、メイクについて、中学校の場合を例にお話しします。
一般的な服装や靴、メイクとは少し異なる、音楽の先生が気を付けるべきポイントを私の経験からご紹介します。

 

 

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服装のポイント:「謝りに行ける服」を意識する

まず一つ目は、服装で気をつけることです。ポイントは「謝りに行ける服」です。

常にジャケットなどを学校に準備しておき、保護者の方、近隣の方、もしくは警察の方など、いつでも謝罪が必要になった際にふさわしい服装で対応できるよう心がけることが重要です。

これは、私が初任の時にベテランの先生に教わったことです。保護者の方や近所の方が見て、ふさわしい服装であるかを常に意識することが大切です。もちろんスーツでなければならないということではありませんが、自分が客観的に、一般的にどう見られるかを常に頭に置いて服装を考えてみてください。

 

保護者との関わり方について学ぶのは現場に行ってからということが多いです。つまり即実践ということになります。私の経験を踏まえた保護者対応のポイントを「教員のための保護者対応の3つのポイント【保護者と良い関係を保つには?】」で解説しています。

 

たとえばこのような服(女性向け)がおすすめです。

 

 

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靴のポイント:安全性を最優先し、投資も検討する

音楽の教員が気を付けることの二つ目は靴についてです。

私が考えていたのは「靴にはお金をかける」ということです。

第一に、走れる靴でなければなりません。生徒の安全を守るため、例えば地震が来た時や生徒の急病に駆けつける時など、必ず走れる靴である必要があります。

その上で私が靴について考えていたことがあります。それは、お金をかけることです。

なぜかというと、例えば行き帰りに1時間かかったとします。そしてその1時間に履く靴が1万円だったとします。音楽の教員が学校の中にいる時間は8時間のはずです。つまり、1万円の靴を1時間のために使っているならば、その8倍かけてもいいと私は思っていました。

ですので、自分の履き心地が良い靴、自分が履いていて気分が上がる靴が大事だと思います。大前提として安全面が一番ですので、それを踏まえた上で靴を選んでみてください。

 

学校では「常識の範囲で」とか「普通」の服装・格好が求められます。しかし、どのように靴・服・鞄を選べばいいのか難しいと思います。「【教育実習生必見】持ち物完全ガイド|靴・服・カバンの選び方をわかりやすく解説」の動画で、そのお悩みを解消します。

 

 

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メイクのポイント:生徒への伝わりやすさと日焼け対策

音楽の教員が気を付けることの三つ目はメイクについてです。メイクの動画やノウハウは雑誌やYouTubeにたくさんありますが、音楽の教員が何を目的にメイクをするのかというところに注意してみてください。私が大切にすべきなのは、以下の3点だと思います。

  1. 元気良く見せること
  2. 目と口をはっきり見せること
  3. 日焼け止め対策

 

元気よく見せる

一つ目の「元気に見せる」についてです。

例えば、目の下にクマがあったらあまり元気が良いようには見えません。かく言う私も目の下に蓄積されたクマがくっきりあります。だからこのメガネをつけているんです。それぐらいクマにはコンプレックスがあります。

元気に見せるためには、クマを消すためにコンシーラーをきちんと塗るといった工夫が必要かもしれません。

 

目と口をはっきり見せる

二つ目には「目と口をはっきり見せる」です。

音楽の教員が例えば歌を教える場合には、顔の表情や口の動きはとても重要な情報源です。
口がどのように開いているか、目がどのように動いているか、それがわかりやすいメイクが必要です。つまり、口紅であればリップクリームを塗るとか、少し明るめの口紅をつけるとか、目であればビューラーでまつげを上げるとか、アイラインを引くとか、そういったものは必要かもしれません。

指導の時に目と口に生徒が注目をしてほしい、その変化に生徒が気づいてほしいという目的でやっているんだということを忘れないでください。

 

日焼け止め

そして三つ目は「日焼け対策」です。

教員はパッと外に出ることが意外とあります。
確かに授業の時には音楽室の中にいる、校舎の中にいることが多いですが、例えば朝や昼、帰りなど外に出ることもあります。あいさつ運動だったり、お昼に遊んでいる時に外に出ていたり、それから放課後の部活の指導だったり、意外と外に出ることが多いですので、日焼け止め対策はしっかりやっておいた方がいいと思います。

 

 

 

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まとめ:教員におすすめの服装・靴・メイクの選び方

いずれにしても、何を目的にしているかということに注目してみてください。
今回は音楽教員の服、靴、メイクに対する私の考え方を話しました。

これらも皆さん好きなようにしてくれていいんです。私も時間や経験を重ねてこのような考え方に至りましたので、ぜひ皆さん自身ならどうするかということを考えてみてください。もちろん必然性だけでなく、おしゃれを楽しんだり、自分の気分が上がるようなことをする、そういったことも大切だと思います。

 

服装・メイクなどはTPOを考えましょう。入学式の服装については「音楽教員のための入学式準備(服装・ピアノ・曲の準備、大丈夫?)」、卒業式の服装については「音楽教員のための卒業式準備の5つのポイント【着物でピアノ・草履で階段】」の動画も参考にどうぞ。

 

この記事は、動画「音楽の先生におすすめの服装・靴・メイクの選び方–保護者対応から授業まで役立つ実践法」をもとに作成しました。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー/元・東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で、教育実習生の指導、進路指導、「生活と社会に関わる音楽」分野の授業実践に取り組む。
会社員時代の経験を活かし、知的財産権教育に関する研究・発表も多数行う。

2020年春より、教室の外へとフィールドを広げ、YouTube・ウェブサイト・講演活動を通して、教員や教育実習生に向けた著作権教育コンテンツを発信中。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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