音楽教員歴10年の原口直です。
音楽の教員は場合によってはその学校の全ての生徒を見ます。生徒を見る時に注目してしまうのが持ち物です。その生徒のキャラクター・生活が垣間見えるのが持ち物。
どのようなところに注目して見ているのか、話します。
文房具は生徒を表す鏡
特にテストの時は新品の鉛筆を1ダース削って置いておく、消しゴムを落とさないようになのか3個も4個も机の上に置いている生徒もいます。
ペンひとつとっても、蛍光ペンで一体何色持っているのかという子もいますし、キラキラのペンを持っている子、太い・細い、たくさん持っている子もいます。ペン用に筆箱を2つ持っている子なんてのもいます。
こういった筆箱にはその子のキャラクターがとても反映されます。
例えば筆箱の柄…スポーツブランドやキャラクターものだったり、かわいい物・機能的な物もあります。最近では机に立てておくような筆箱を使う子が増えたように思います。また、その容量も色々です。それから、筆箱につけるキーホルダーや缶バッジ、ピンバッジも注目してしまう物です。
その子が一番大切に思っている物、いつでも視界に入って欲しいものが筆箱に集約されているはずです。
筆箱が少数精鋭でシンプルという子もいます。善し悪しはわかりませんが、その子が最も象徴される物…それが筆箱です。
それから、ノートや下じき、コンパス、定規などの小物類もその子のキャラクターが現れます。
文房具は生徒を表す鏡なのです。
ハンカチ・ティッシュを持っているか?だけじゃない!
まず、持っているかどうか。これが1つ目のポイントです。タオルやハンカチをきちんと持っているか、またそれが畳まれていたり、アイロンがかかっていたりするかで、その子の性格や生活が垣間見えます。
それから、ポケットティッシュを持っていたとしても、カバンの奥底でぐちゃッとなっている子もいれば、さっと取り出せる子もいます。ハンカチ・ポケットティッシュはその子の性格・生活が垣間見える物です。
本(読書習慣・本のジャンル)から保護者のことも分かるかも
これもまず「持っているかどうか」、これがポイントです。
本と言っても参考書は含みません。その子が持っている本のジャンルをチェックしたり、それを音楽室に持ってくる場合はわざわざ移動教室で持ってくるくらいですから、とても好きだったり、少しの間でも読みたいという子が多いです。
その子の読書習慣…年に何冊読むかや、その子が本が好きだとたいてい家庭に本がたくさんあること、また親御さんが本が好きということが多いです。その子を知るためには、持っている本を知る。これが大事だと思います。
まとめ:【すぐに分かる】生徒の家庭生活・性格が分かる3つの持ち物とは?
中学校や高校では制服が多いので、服装で個性を出すことはなかなかできませんが、逆に生徒が自由に持てる物には個性が色濃く出ます。
今日話した文房具・ハンカチ・ティッシュ・本。ここに注目して生徒を観察してみてください。きっと生徒がわかり、話がはずみます。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【すぐに分かる】生徒の家庭生活・性格が分かる3つの持ち物とは? 」も是非ご覧ください。
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