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教員のための授業準備術【準備時間はどれくらい?・時間のねん出方法・効率的なやり方】

教員のための授業準備術【準備時間はどれくらい?・時間のねん出方法・効率的なやり方】一歩先ゆく音楽教育(授業編)
一歩先ゆく音楽教育(授業編)
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中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

【中学校音楽の教育実習生・実習生を受け入れる指導教員の先生へ】
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【科目問わず全ての教育実習生へ】
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中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

中学校であれば音楽の授業は1年生45時間、2・3年生は35時間。これが年間の音楽の時数です。全部で年間115時間です。その数の授業時間数。1番時間をかけたいのが「授業の準備」です。1時間の授業でそれぞれどんな準備をすればいいのか。どのくらい準備をすればいいのかというお話をします。

この動画を見ると準備に必要なことがわかりますので、効率よく準備をすることができます。また、働き方を整理できるということ。それから、今ある授業を見直すという準備の仕方もお話ししたいと思います

 

この動画の他には、

【教育実習生必見】指導教諭が教える音楽教科における教材研究の方法
教育実習生向けの指定教材・自由教材の教材研究の方法を解説した動画ですが、現職教員の方にも参考になると思います。

 

それから、実際に教材を使って授業をしている

 

これらの動画もぜひご参照ください。

 

 

授業準備のための時間を優先して確保する

確保するということです。

授業準備はどうしても後回しになりがちで、他の校務を終えた後とか余った時間に「あ、授業の準備をしよう」という風になってしまいがちではないでしょうか。しかし、授業準備は全ての校務の中で最も時間をかけるべきものです。本来、最も優先されるべきことですし、時間をたくさん使いたいというものなのです

過去に上げた動画で「効率的に仕事するための教員の時間の使い方」という動画がありますが、その中で「やるべきことリスト。それを作って、その中で頭を使うことは午前中にするべし」というのがありました。

 

授業準備の段階ではアイディア出しをしたり、また過去のデータから新しい授業を考察したりということもあると思います。クリエイティビティーな頭を使うことはできるだけ午前中にした方が良いと思いますので、授業準備のうちアイディアを出すというのは午前中の方がいいと思います。

アイディア出し…例えばネタを探したりとか教材探しをしたり、またじっくり考える。こういったことも大事だと思います。そういうことをしている時には、横やりが入っても後回しにしましょう。他のことを振られたり、思いついたりしたとしても「今は授業準備の時間だ」と自分に言い聞かせて、優先順位を1番に考えましょう。

 

 

全ての授業に同じ時間の準備が必要というわけではない

1年生で45コマ、2・3年生で35コマずつある授業ですけれども、すべての授業にすべて同じ授業準備の時間が必要かというと、そうではありません。やはり濃淡があります。

どういったところに差がつくか。

 

あまり時間をかけずに授業準備できるもの

まず「時間をあまりかけずに済むもの」というと、自分の得意な領域・専攻の領域。それから、毎年恒例のもの…合唱コンクール前の合唱などはそうですね。それから去年「うまくいったな」と思ったもの…授業の運びがうまくいったなとか。

ワークシートがうまくできたなというものは、さほど手を加えずに今年も同じように授業ができますので、授業準備にはさほど時間はかかりません。

 

音楽の授業で活用するワークシートを作るときの3つのポイントについて「音楽のワークシートの作り方」で紹介しています。

 

じっくり時間をかけて授業準備すべきもの

「時間をかける必要があるもの」は、逆に自分の不得意な領域…私の場合は創作が不得意でしたので、そこには時間をかけました。それから新しい項目、新しい学習指導要領に載った項目や新しい教材を使おうと考えたような内容。

それから、去年うまくいかなかった反省点の多い授業というのもあると思います。授業をやってみて自分が「うまくいかないな」と思ったのもあるでしょうし、生徒のワークシートや評価を見ながら「あれ?上手くいかなかったな」とか「伝わっていなかったんだな」ということがあると思います。それには時間をかけて授業準備をしましょう。

 

研究授業・公開研究の準備

また、1年の中で最も授業準備に時間をかけるのは、研究授業・公開研究などです。

私の場合は公開授業が6月にありましたので、準備はその前の年度の2月から進めていました。今年はこれをやろうと決めてこういったスケジュールで、誰に何を聞きに行くのか、いつ会いに行くのか、まずそもそもどういった人にアプローチすればいいのか、誰に助けを求めればいいのか、そして、どんな人に見てもらいたいのか。そんなことを色々考えるのが研究授業でしたので、1番時間をかけました。

 

初めの1年目の研究授業参観者は一人でしたが、戦略的に集客やフォローをしていく中で6年目の公開授業には50人以上の方に来ていただけました。「人が集まる研究授業の企画・運営・アフターフォローの方法」の動画で、集客を増やすためのプロセスをお話しています。

 

こういったひとつの授業の授業準備は濃淡があっていいと思います。経験を重ねていくと、授業準備に時間をかけなくていいものがどんどん増えてきて、逆に時間をかけたいものや新しいものにたっぷり時間を取ることができます。

ぜひ自分の知識や技能。そして外部からくる新しい試み、こういったバランス、濃淡を見直してみてください。

 

 

PDCAサイクルを回して来年度の授業準備を先取りする

1つの授業をすると、同じ内容の授業をするのは1年後ということになります。1年後になってしまうと、今日その時に授業した反省や「こうすれば良かった」という改善を忘れてしまいがちです。そして、忘れてしまって、またそのまま同じ授業をして同じ反省をしていては、成長はありません。

そこで取り入れてほしいのは、授業が終わったらすぐに来年度の指導案やワークシートをざっとでいいので、作ってしまうということです。そこまでは難しければメモ書きでも構いません。
必ず見返すようにしたいので手書きのアナログのメモではなくて、来年度のフォルダーを作ってしまって、そこにパッとワードなどでメモを作っていてておくといいと思います。

よく言うPDCAサイクルのCの部分が、どうしてもおろそかになってしまいがちです。授業をして終わりではなく、必ずC=チェックを入れて必ず来年度に生かす、1年後に生かすということをして欲しいと思います。

またCからA=アクションに移すためには、生徒のワークシートを評価した際に生徒を評価するだけではなく、生徒の評価から自分の授業も評価するということです。
「うまく伝わっていなかったなぁ」というところや「もっとこのように言えばよかったな」というところは生徒が教えてくれます。必ず生徒のワークシートや反応も次年度の授業に生かしていきましょう。

 

 

 

まとめ:教員のための授業準備術【準備時間はどれくらい?・時間のねん出方法・効率的なやり方】

教材研究についての書籍や論文は、たくさんありますので色々なものをあたってみてください。その中ですべてやろうとせずに自分の知識や技能にあった、教材研究の濃淡の付け方を是非試してみてください。

授業準備に1番時間をかける。自分の納得する授業準備をして授業に臨みましょう。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「教員のための授業準備術【準備時間はどれくらい?・時間のねん出方法・効率的なやり方】」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

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