教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】

教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】 生徒対応とコミュニケーション
生徒対応とコミュニケーション
本サイトはアフィリエイトプログラム等による収益を得ています
PR

こんにちは。音楽教員歴10年の原口直です。
今回は音楽教員のキャラづくりについてお話をします。

音楽の先生はもともとキャラクターが強い方が多いと思います。他の教科でも先生という職業はなぜかキャラクターの強い方が多いように感じます。
その中でも、音楽という教科の先生として、どのようなポイントでキャラクターを作っていくか、もしくは持っているキャラクターをどう活かすかについて具体的にお話しします。

 

 

PR

音楽教員のキャラづくりのヒント1:好きな音楽を発信する

音楽教員のキャラクターづくりの1つ目は「好きな音楽を発信する」ことです。

音楽の先生は好きな作曲家や演奏家、バンド、歌手などに対して強いこだわりを持っている方が多いと思います。自分の好きなアーティストについて、どんなところが好きでどんな魅力があるのか、小学生や中学生、高校生にもわかりやすくアピールできると良いでしょう。

また、自分がまったく聴かない音楽についてもあえて公言しておくと良い効果があります。たとえば「ボカロやK-POPは全然聴かない」と言っておくことで、ボカロやK-POPが好きな生徒がいろいろと教えにきてくれます。これにより、生徒とのコミュニケーションが自然と生まれます。

 

初回授業でのガイダンスは、教員・子どもの信頼関係構築・ここから始まる生活指導につながるとても大事な話です。「1年間の授業を楽に進めるための初回授業(ガイダンス・アンケート)の3つのポイント」の動画では、ガイダンスで伝えて欲しいことをお話しました。

 

 

PR

音楽教員のキャラづくりのヒント2:好きなキャラクターを作っておく

キャラクターづくりの2つ目は「好きなキャラクターを作っておく」ことです。

ディズニー、ジブリ、サンリオなど、好きなキャラクターの種類はさまざまです。自分の好きなキャラクターを公言したり、そのキャラクターのグッズをたくさん持っておくことで、生徒に「この先生はこれが好きなんだな」という印象を与えられます。

また、そのキャラクターが好きな生徒がいると話が弾むきっかけにもなります。つくりものでも構わないので、好きなキャラクターを用意しておくと良いでしょう。さらに、ワークシートの評価スタンプにそのキャラクターを使用することで、より強い印象を与えることができます。

 

音楽のワークシートは丁寧に作れば良いというわけではありません。作り方のポイントは3つ。詳細は「音楽授業におけるワークシートの作り方」でお話しています。

 

 

PR

音楽教員のキャラづくりのヒント3:好きな色を固定する

キャラクターづくりの3つ目は「色」です。

好きな色、よく使う色、持ち物の色を固定しておくことで、生徒に強い印象を与えられます。学校によっては学年カラーやクラスカラーが設定されている場合もあります。そのような色を意識的に使うのも良いでしょう。

私の場合は、持ち物の色をすべて同じ色に統一して「これは原口先生の物だ」と一目で分かるようにしていました。これは体育の先生から教えていただいた方法で、「この先生の持ち物はいつもこの色だ」と固定しておくことで、生徒にも他の先生方にも強く印象づけられるという効果があります。

 

音楽室にあると便利なグッズを「音楽室に揃えておきたい!授業で活躍する便利グッズ3選【音楽教員・教育実習生必見】」の動画で3つ紹介しました。GIGAスクール構想も踏まえて紹介しています。

 

 

PR

音楽教員のキャラづくりのヒント4:好きなスポーツを公言する

キャラクターづくりの4つ目は「スポーツ」です。

自分が好きなスポーツ(観戦するものでも実際に行うものでも)を公言しておくことで、生徒との会話が広がります。

私の場合はプロ野球のオリックス・バファローズが大好きで、パソコンのデスクトップをいつもそのチームのものにしていました。プロジェクターで画面を映す際には必ずバファローズの選手の壁紙が映るため、「この先生は野球が好き、オリックス・バファローズが好き」という印象が全員に伝わっていました。

これにより、野球好きの男子や女子が気軽に話しかけてくれるようになり、音楽の話題以外でも盛り上がる場面が多くなりました。シーズンオフでも話題に事欠かないため、何か一つスポーツに関する好きを作っておくことは、生徒とのつながりを築く上で非常に有効です。

 

スポーツに限らず音楽(教科)に関係の無い趣味を持つことは、実は教材開発につながることもあります。詳細は「音楽教員にとっての趣味(趣味が音楽教育の教材につながるかも)」をご覧ください。

 

 

音楽教員のキャラづくりのヒント5:YouTubeを活用する

キャラクターづくりの5つ目は「YouTube」です。

YouTube活用
YouTubeを活用すると学校が楽しくなります。活用方法は色々あります。たとえば、子どもにとっては、調べ学習・成果発表・予習復習など教員にとっては、教材研究・授業での教材・学級経営・成果発表・会議や研修など保護者にとっては、保護者会・学校の...

今はYouTubeを教材として授業で活用することも可能です。YouTubeで面白いチャンネルやお気に入りのYouTuberを見つけておくことで、生徒との共通の話題を作れます。

YouTubeは学校の様々な場面で活用することができます。私のYouTubeチャンネル・ウェブサイトでも「【授業で使うYouTube】合唱指導にYouTubeを活用しよう!【学校種・学年・先生の専攻は不問の合唱コンクール対策】」などを紹介しています。

私の場合は東海オンエアが大好きだったので、Tシャツを購入して林間学校や運動会で着用していました。すると必ず生徒が声をかけてきてくれました。また、「わざわざ岡崎市に行ってきたよ」と話すと、非常に盛り上がります。さらに、生徒から「こんな面白いYouTuberがいます」「こんなチャンネルがあります」とおすすめを教えてもらえることも多々あります。

このようにYouTubeの話題が広がると、音楽に関するおすすめも「YouTubeにアップされています」と教えてくれることが多く、非常に便利でした。「先生もYouTubeを見るんだ、好きなんだ」とアピールしておくのも効果的なキャラクターづくりの一環と言えるでしょう。

学校でオンライン授業などをする際の著作権の扱い・著作権料の支払いについて「【学校で使うYouTube】授業目的公衆送信補償金制度の紹介とYouTubeを授業で活用するコツ」で紹介しています。YouTubeを学校で活用する前にご覧ください。

 

 

 

まとめ

今回は音楽教員のためのキャラクターづくりについてお話ししました。

授業数が少ない分、短い時間で生徒と距離を縮めたり、覚えてもらったり、強い印象を与えることが非常に重要です。そのためには、少し作ってでもキャラクターをアピールしていくことが大切だと考えています。

 

教員は学校内外の様々な人と関わっていきます。生徒・保護者・同僚・管理職などなど様々な人に好かれるにはどうすればいいか?、について考えるヒントを「生徒・同僚・上司・保護者に好かれる教員とは?」でお話しました。

 

この記事の内容は、動画「音楽教員のキャラクターづくり5つの秘訣|生徒との距離をグッと縮める方法」をもとに作成しました。

「ネットや書籍、専門家に相談しても、今ひとつしっくりこない…」
そんな経験はありませんか?公立・国立の学校現場での実務経験をもとに、理論だけではなく、学校現場で実際に活用できる具体的な方策をご提案いたします。
現場の先生方の視点に立ち、一緒に「実行可能な解決策」を考えてまいります。

研修のご依頼・ご相談は
こちらの問い合わせページから受け付けています。
その他のご相談・ご質問
こちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー/元・東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で、教育実習生の指導、進路指導、「生活と社会に関わる音楽」分野の授業実践に取り組む。
会社員時代の経験を活かし、知的財産権教育に関する研究・発表も多数行う。

2020年春より、教室の外へとフィールドを広げ、YouTube・ウェブサイト・講演活動を通して、教員や教育実習生に向けた著作権教育コンテンツを発信中。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

原口直をフォローする
PR

コメント