このワイトでは、音楽教員のための指導や生活に役立つ情報を発信しています。今回は、教員のスケジュール管理についてお話しします。
特に「手帳」と「週案」の使い方について具体的に紹介していきます。
デジタル手帳の活用:家族との情報共有に便利
最初に、プライベートの予定を管理する「手帳」についてです。以前はアナログな紙の手帳を使っていましたが、ここ2〜3年はすっかりデジタルに切り替えました。デジタル手帳の良いところは、家族と情報を共有できる点です。
私は「Googleカレンダー」を使用して家族と予定を共有しています。特に土日や祝祭日、長期休みの情報は家族と共有しておく必要があるため、デジタルの方が便利だと感じています。
週案とは?学校でのスケジュール管理の基本
次に学校の予定を管理する「週案」についてです。これは都道府県や学校によって異なるかもしれませんが、私の経験を元にお話しします。
公立学校に勤務していた際には、学校から配布される「週案」と呼ばれる週ごとのスケジュール帳があり、週に1回校長先生に提出してチェックを受けていました。この週案には、以下の5つの要素を明確に書き分ける必要があると考えています。
授業の記録と反省
- 何曜日の何時間目、どの学年・クラス、単元、進度を記録
- 授業の感想や気になる生徒のこと、自分の指導の反省も記入
- クラスごとに進度が異なる場合は、その差を明確に記載
- 次の授業で何をするかが分かるように詳細に記録
- 授業の変更や欠課時にも対応しやすくなる
生徒情報については、イニシャルなど学校のルールに従い記載し、表現にも注意が必要です(例:「やばい」「まずい」などの言葉は避ける)。
クラス運営に関する記録
- 欠席者への対応(保護者への連絡の有無、保健室への報告など)
- 生徒の様子、クラスの進捗状況
- 配布・回収物の管理(誰が未提出かなど)
授業とは混ざらないように、色分けやマークで区別し、視認性を高めることが大切です。
部活動や委員会の予定
- ブラスバンド部や合唱部など、音楽系部活動に関わる予定を記録
- コンクール申し込み、楽譜発注、楽器修理、備品購入などのタスク
- 委員会活動では、行事の準備や締切を週案に明記
うっかり漏れを防ぐためにも、色分けして視覚的に分かりやすくしておくことをおすすめします。
校務分掌のタスク管理
- 会議の日時、書類の提出日・提案日などを記録
- 特に文化祭などの学芸的行事に関わることが多く、外部との連絡も必要
- 保護者・OBOG・来賓・企業との連絡
- 機材の貸し出しや写真・録音業者とのやりとりなど
大きな行事における情報の漏れを防ぐためにも、週案に詳細に記録しておくことが大切です。
週案に書くこと5 プライベート
- 平日夜の予定(食事会や病院など)は週案に記入
- 土日・長期休み中の旅行なども記載しておくと便利
学校にいる間はスマホや私用の手帳を見る機会が少ないため、週案にメモしておくと忘れ防止になります。部活や会議の予定とも調整しやすくなります。
まとめ:教員のための効率的なスケジュール管理術
今回は、教員のスケジュール管理として「手帳」と「週案」の使い方についてご紹介しました。
- デジタル手帳で家族と情報共有
- 週案には授業、クラス、部活動・委員会、校務分掌、プライベートの5項目を明確に記録
- 色分けやマークを使って視認性を高める
週案については市町村や都道府県によって仕組みやルールが異なる、あるいは存在しない場合もありますが、「スケジュール管理」という視点でぜひ活用してみてください。
この記事の内容は「【教員の時間術】週案×手帳で忙しさを乗り切る!5つの視点で徹底管理」をもとに作成しました。
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