私が教育実習を担当した3名の方に、
教育実習前の準備内容
実習期間中の苦労とやりがい
などについてのアンケートに回答いただきました。
これから教育実習を迎える学生の皆さんの参考になるかもしれません。3回の記事に分けてお届けしますので、ぜひご覧ください。
簡単な自己紹介と現在の様子(研究・進学・就職など)
将来に向けての動き
ピアノ専攻、F.リストついての研究
基礎実習後は音楽教育についてもっと勉強をしたいと思い、音楽特別研究の授業(必修ではない)を初めて履修しました。その後の小学校の実習で、基礎実習のアウトプットができました。
将来に向けて、基礎実習以前は、教員採用試験を受けるという考えはなく、音楽大学院への進学を考えていましたが、実習後は音楽教育に携わりたいと思うようになり、今では中学校の音楽教員になるために勉強をしています。ピアノ演奏家としての研究も続けています。
教育実習前の前ー去年の今頃(ガイダンス前)の心境
去年の今頃は、教育実習に対して「 めんどくさいな」 不安だな」 早く終わらないかな」等と思っていました。
学生気分でいたため、実習で教員としてふるまわなければいけない事に苦を感じていました。(今だから言えま
すが(笑))
教育実習前ー7月・8月(ガイダンス後)の準備や心境
どれくらい教材研究や実技練習をしたか。
大学2年生までと同じこと・ちがったこと。
世中班で集まったり、情報交換したりしたか。
夏休みに入り、周りが実習の準備を始めていることに気付いてやっとやる気になりました。
教材研究は、自分の苦手な分野や当時興味がなかった分野を中心に一か月ほど行いました。合唱や実技の練習は、教材研究が落ち着いてきてから2週間程度、練習しました。
今までは、学生気分で大学の授業もその場限りのような感覚で受けていましたが、三年生になりガイダンスを
受けると、自分が今まで真剣に勉強をしてこなかったことを実感し、このままでは何も残らないと思うようにな
り、大学での授業を大切にするようになりました。
事前授業や夏休みに何度か集まり進捗報告をしたり、模擬授業をしました。
教育実習中の心境
挫折、喜び、達成感、今だから言える懺悔など
印象に残っていることは、 「夏の思い出」で指揮を振ってみようという授業をした後に、自分が配属された学級
の生徒に「 すごい楽しかった!」とわざわざ声をかけに来てくれたことです。生徒に何げなく言われた一言がこ
んなにも励みになるのかと今でも思います。
また、原口先生の指導では、音楽科でもありながら音楽家でもあることが大事であると教わったことです。音楽教育に携わることは音楽家とは全く別のものとして考えていましたが、音楽家でありたい自分にとっては、このような道があると考えが変わるきっかけにもなりました。
教育実習後の心境
もっと音楽について、音楽教育について勉強しなければならないと生徒の前に立つ資格がないと実感した機会
になりました。なので、大学の授業を大切にしようと思ったり、一つ一つの勉強の機会を大切にしようと思いま
した。
現在と実習を迎える学生に伝えたいこと
特にはありませんが、教材研究や実技の練習を自分が思っている以上に行うことが大事であるということをこ
れから実習を迎える学生に伝えたいです。
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