音楽教員歴10年の原口直です。
いよいよ教育実習が迫ってきました。教育実習シリーズの動画では様々な準備について話をしていますが、学校ではどのようなことをすればいいのか。より具体的な実践編を話します。
最も重要なことはあいさつ
あいさつ…とても大事です。普段先生方は小中高校生など子どもたちに「あいさつをしなさい」と言っている立場なので、先生方もあいさつに対してとてもうるさかったり、自分自身がきちんとされていたりします。
教育実習生も児童や生徒に対してのそれと同じようにあいさつがきちんとできているかを見られていると思ってください。
しかし、怖がることはありません。きちんと元気よく。そして何度でも、あいさつをすることが大事です。
職員室や研究室に行ってあいさつをする時は教科名と自分の名前を、これも何度でも言いましょう。出勤時は一番あいさつをするチャンスです。
出勤は時間に余裕を持って。しかし、早すぎるのも禁物です。
早く行く場合はきちんと指導教員に許可を取ってください。
それから、学校によっては教室のそうじをしたり、職員室でお茶くみをしたりなんていう文化が残っているところもあります。周りの様子を見て、あいさつをきちんとしたり、礼儀正しくしたりする。これが大事です。
生徒・先生とのコミュニケーションの取り方
仲良くするということです。
児童・生徒とのコミュニケーションの取り方
まず小学生の場合、児童を相手にする場合は放っておいても向こうから近づいてくれますので、子どもたちとすぐに仲良くなれます。休み時間などで一緒に遊んだり、話をするとすぐに仲良くなれます。
しかし、中高校生の場合はそうはいきません。自分から積極的に近づいて行って話をしないと、仲良くはなれません。積極的に話しかけに行けば、小学生よりもよほど仲良くなれるのが中高校生です。
近づくためにはまず自分の好きな音楽について語ること。自分の趣味について話しておくのがいいです。キャラづくりが大事です。キャラづくりについては別の動画「教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】」を参考にしてください。
先生方とのコミュニケーションの取り方
コミュニケーションが必要なのは先生方へも同じです。まずは色々な授業を参観に行く。そして、参観のお礼に行って授業の感想を伝えたりする。これが1つ目です。それから、コピーや雑務をする時に先生と何気ない雑談ができたりして、距離がぐっと縮んだりします。
参観や雑務を積極的におこなって、先生との距離も近づけていきましょう。
教育実習時の学校からの帰り方
教育実習は2~4週間あります。毎日の帰る時、どうすればいいか。
まずは大学のゼミやサークルとはまったく違うのでだらだら残らないようにしましょう。教員にも勤務時間があります。私の担当した教育実習生たちには、私が帰る時間を伝えておいて、やることはやって他の教科よりも早く帰ろうを合言葉にしていました。だらだら残らず、スパッと帰ることが大事です。
働き方を意識することは教育現場でも重要です。時間管理やスケジュール管理は別の記事を参考になさってください。
■教員がワークライフバランスを改善するための3つの取り組み(動画はこちらから)
■【教員の働き方改革】残業時間を減らすための教員の1日の時間の使い方(動画はこちらから)
■教員のための効率的なスケジュール管理術(動画はこちらから)
また、指導教員よりも先に帰るのは失礼かなと思うかもしれませんが、そうではありません。
指導教員は実習生より帰ることは基本的に許されていませんので、実習生が先に帰らないといけません。自分のやることが終わったら指導教員に顔を出し「お先に失礼します。」と言って、潔く帰っていいのです。指導教員もそれを待っています。
あいさつをする時にもし残務がある場合、帰る時に一言言っていきましょう。
「今日の授業のワークシートは明日添削します」「明日は模擬授業をしたいので〇分ください」など伝えておくといいです。
まとめ:【教育実習生のための実践的マナー】学校でのあいさつ・コミュニケーション・帰り方
いよいよ来る実習です。学習指導案や授業準備も大事ですが、日々楽しく過ごせるように人と人とのコミュニケーションが一番大事です。実習期間が気持ちよく過ごせるように、準備をしましょう。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【教育実習生のための実践的マナーの紹介】学校でのあいさつ・コミュニケーション・帰り方」も是非ご覧ください。
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