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2021音楽教育サポートプロジェクト【第1期】:活動報告と参加した教員・実習生へのアンケート

音楽教育サポートプロジェクト【最終回】:活動報告と参加した教員・実習生へのアンケート 音楽教育サポートプロジェクト
音楽教育サポートプロジェクト
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中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

【中学校音楽の教育実習生・実習生を受け入れる指導教員の先生へ】
指導教員経験を踏まえて、実習前から実習後までの中学校音楽の教育実習のポイントを網羅的に紹介。

【科目問わず全ての教育実習生へ】
STEP2「教育実習中の心得」・STEP6「教育実習が終わったら」では、指導教員へのお礼状や実習校でのマナーなど実践的知識を紹介。

中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は「音楽教育サポートプロジェクト第1期生の活動報告」をします。

この1年間、「音楽教育サポートプロジェクト」として教育実習生や若手教員の先生方をサポートしてきました。メンター・アドバイス・支援金・つながり。1年間どのような活動をしたのか。そして、第2期生の募集についてお話しします。

 

教育実習生や若手教員の先生を支えるプロジェクトは、私が最もしたかったものです。
手探りの状態ではありましたが、第1期生どのようなことを行ったのかご紹介します。

参加者は3名。
教育実習生は大学4年生で、教育実習を2度控えた学生でした。
若手教員は2名。公立高校・公立中学校それぞれ初任の先生です。

第1回サポートプロジェクトの参加者は「音楽教育サポートプロジェクト始動!参加者紹介」の動画でも紹介しています。

 

支援内容については4つのカテゴリーで紹介します。

 

 

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メンター(オンライン面談・チャット相談)

期間中のオンライン面談を行いました。具体的には2つの方法です。チャット相談とZoom面談この2つです。

チャット相談

チャット相談では、日々の相談をGoogleチャットで行いました。

内容は、テストについてや評価についてなど、タイムリーなもの・すぐに答えが欲しいものが多かったです。
また生徒の対応は、問題生徒がいた場合にすぐに答えが欲しいという時にチャット相談が来ました。
多いときは毎日やりとりをしたほどです。

Zoom面談

年に4回行いました。
開始時に全員が集まったものと別に個別で面談を行い、「1年間どのようなサポートが必要か?」ということを話しました。

その後に夏休み中に1回・冬休み中に1回・そして修了時(春休み)に1回の計4回です。
ここでは具体的な話や、今直面している問題などについて、フィードバックをしながらメンターとしてアドバイスを差し上げました。

 

 

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アドバイス(添削・助言)

学習指導案の添削や資料、学級講話の添削を想定していました。

実際に行ったのは学習指導案の添削でした。
教育実習生は、実習前に具体的な学習指導案が練りあがってから「ここをどのようにした方が良いか」という相談をしました。
また、研究授業前の初任の先生の学習指導案の添削はもちろん、どのような内容にするかといった事前の相談も行いました。そして、メールでのやり取りを行いながら学習指導案を練ってきました。

両方とも事後に振り返りをして、「実際どのような授業になったのか?」また「問題点・改善点などはどのような点だったのか?」ということも一緒に振り返りました。

 

 

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支援金の給付

期間中の交通費や教材の購入として1万円を用意しました。

教育実習期間中にアルバイトができないということを教育実習生に悩み相談されたことがあります。たしかに教育実習期間中はアルバイトができない上、交通費や服装・教材などさまざまなお金がかかります。
そういったことをヒントにこの支援金制度を設けました。

教員については例えば学会や研究会など、学校で出してもらえない…つまり自腹を切る参加費や交通費。また、自腹を切って購入している教材などに少しでも支援ができればと思いました。

支援の方法として開始時に amazonギフト券を進呈しました。
何に使ったか後ほどアンケート結果をご紹介します。

 

 

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参加者同士のつながり

地域や大学が異なる先生同士の交流を目的としていました。

参加者3人と私の計4人でオンライン上で会ったのは初めの1回だけでしたけれども、それぞれの個別で浮かび上がってきた疑問については、私が動画にまとめて共有をしました。
再生リスト「音楽教育サポートPJ」にまとまっていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

 

 

21年度サポートプロジェクト参加者の声を紹介

ここでプロジェクトに参加してくれた名の先生の修了時のアンケート結果を紹介します。

 

 

サポートプロジェクトに参加することのメリット

「1人教科で校内では相談事ができませんでした。教科の細かな事の質問にも必ずご対応くださり、とてもありがたかったです。」

1人教科の寂しさ孤独は私が最も感じたところですので、それがサポートできて本当に良かったです。

 

「日が明けたら教壇に立たなければいけないという不安がとても和らぎました。」

確かに入って教壇に立つこと、学校に行くことが怖くなることもあります。

 

「実際と指導例を多く聞くことができて、実践することができました。」

私には実践経験がありますので「実際にどうか」ということを具体的に話すことができて良かったと思います。

 

「自分の中のフワッとした疑問や不安をアウトプットする機会や具体的なアドバイスをもらえたことです。」

アウトプットする機会というのは意外と無いものです。特にオンラインでやりとりをしている今、ふわっとした疑問を、本来であれば友達や近くにいる先生などに雑談レベルですることを、今はしにくい機会かもしれません。そういった人にアドバイスができて本当に良かったなと思います。

 

サポートプロジェクトに参加した感想

最後にこちらが参加した3名の参加者の感想です。

指導において目標が何なのかということや、『題材を』ではなく『題材で』何を学ばせるのかという事など、
たくさんのことに改めて気づかせて頂きました。

視野を広く持って指導に臨めたのではないかと思います。本当に感謝しています。

1人教科の音楽だからこそ、授業や部活の相談をできたことは本当に有り難かったです。ありがとうございました。

個人的には最後の切り札のような、いざという時に相談するところがあってとても心強かったです。

非常に嬉しい言葉がたくさん並んでサポートプロジェクトを始めて良かったなと思いました。

 

 

最後に:【予告】4月9日より第2期生の募集を開始します

近日中に第2期生の募集を開始します。

今回はメンター、アドバイス、支援金に加えGIGA対応という項目を加えました。
私が1年間で取得したGoogle認定教育者の視点から、Googleツールの使い方・端末の活用の提案。そして、もちろん著作権の話もします。

第2期生ぜひ応募してください。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「2021音楽教育サポートプロジェクト【第1期】:活動報告と参加した教員・実習生へのアンケート」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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