調査書と第九と紅白と…教員が冬休みにすべきこと

調査書と第九と紅白と…教員が冬休みにすべきこと 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

師走の気配が迫ってきました。12月に入ると年末年始、冬休みがあります。長期休みと言うと先生も休みと思われがちですが、子どもの休み=教員の休みではありません。冬休みにすべきことを計画的に考えておきましょう。

音楽教員のための月刊すべきこと】というYouTube再生リストの中には、「月別のすべきこと」と「教員のための夏休みの準備」というのも入っていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

 

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教員が冬休みにすべき【学校のこと】

まず、冬休みの中で「学校に出勤がマストである日」これをあげましょう。
例えば、三者面談や二者面談、会議や日直といったことです。それから、部活動がある場合、大会とかそういったものも計画に入れますし、他に研修や出張など。この出勤をしなければいけない日をまず抑えます。

プラスアルファで受験学年の場合は、担任の場合「調査書」を冬休みの間に書く必要があります。仮に1人3校を受験するとすると、クラス40人いた場合、120枚の調査書を書く必要があります。1人3校は少ない方だと思いますので、いったい自分が「いつまでに」「何枚」調査書を書かなければいけないのかをまとめておきましょう。

また、その調査書を仕上げる優先順位を決める必要があります。提出する日付、出願の種類…推薦なのか一般なのか。推薦の場合は早いです…それから、高校別に調査書を仕上げるのか、生徒別・個人別に調査書を仕上げるのか。
そういったことも全体を見ながら優先順位を考えて「冬休みのうち何日それに当てるのか」ということを考えていく必要があります。

 

やるべきことを積み重ねていくのではなく、やるべき時間をまず限って、そこにやるべきことを当てはめていくという「時間の枠を先に作ってしまう」ことが効率的に時間を使うためのコツです。興味ある方は「効率的に仕事するための教員の時間の使い方」をご覧ください。

 

 

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教員が冬休みにすべき【プライベートのこと】

プライベートの帰省や旅行。こういった計画・実行も冬休みですけれども、音楽科の場合、演奏会が冬休みにはいろいろあります。代表されるのは第九。年末といえば第九です。第九を聴きに行くもいいですし、私の場合は第九に参加した年もありましたので、リハーサルの日や本番の日。そういったことを計算しておくのが大事でした。

それから、私は箱根駅伝が大好きでしたので、必ず年始には箱根駅伝を観戦しに行っていました。初詣も忘れてはいけません。初詣ではもちろん受験生たちの事を祈願しました。

そういったプライベートのすべきことをまとめておく。これも大事です

 

先生も子どもと同じように「学び続ける」ことが大事だと思います。音楽や教育にこだわらず、自分が興味を持ったことは何でもやってみるといいという話を「すべての教員におすすめしたい習い事、その理由と選び方」で紹介しています。

 

 

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教員が冬休みにすべき【学びのこと】

冬休みは夏に比べると、研修や研究会、学会などは少ないと思いますので、自己研鑽にはもってこいです。外は寒いですので、家の中でできる自己研鑽…私は1日に1本映画を観ると決めていました。
夏休みもそうしていましたけれども、冬休みも1日1本を観る。自分が興味があるものも、ちょっと興味がないものもチャレンジしてみるといいと思います。

それから年末年始には、音楽関連の番組がたくさんあります。特に大型の、何時間もあるような音楽番組が色んな局で開催されますので、それをチェックするのもいいと思います。自分が興味がないことや知らないことでも、きちんとアンテナを張って知るのはとても大事なことだと思います。

 

大きく動き出したGIGAスクール構想を積極的に推進するための知識を身につけるのもおすすめです。「【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者試験 part1:プロローグ」は参考になると思いますので、興味ある方はぜひご覧ください。

 

 

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まとめ:調査書と第九と紅白と…教員が冬休みにすべきこと

あっという間に11月が終わり、あっという間に12月が来て、終わります。計画的に冬休みのことを考えましょう

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「調査書と第九と紅白と…教員が冬休みにすべきこと」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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