Google認定教育者って何!??それ欲しい!
思ったその日からトレーニング、試験、そして合格。
2020年9月23日から10月10日の18日間のリアルな道のりを話します。
プロローグ
4月にYouTubeに投稿を始めました。
YouTubeに関連する本「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」まで書いたので、YouTubeのことは多少わかったいたはずです。
同時にオンライン授業やICT教育、GIGAスクールにEdTech。
学校をはなれてから、はなれ“た”から、だいぶ勉強できた…つもりでした。しかし、空虚です。自分が何ができているか。できていないか。何を知っているのか。知らないのか。
そんな時、スタッフがたまたま他の人のプロフィールで見た「Google認定教育者」に目が留まりました。
Google for Educationのオンラインイベントや実践を聞いたり、デモンストレーションを見たりして存在は知っていたのですが、学校を離れたので使う場もなく(学校にいてもハードルがあるでしょうが)、「色々できて便利そうではあるなぁ」と他人事でした。
しかし、YouTubeもGoogleの一部ですし、「学校の教員」というラベルがなくなった今、使わなくなった教員免許状の他に確固たる指標が欲しいとチャレンジすることにしました。
まずは、調べるところから。
Google for Educationとは
Google for Education
学び続ける
熱心な教育者は生涯学び続けます。教育者がさらに力を発揮できるよう、授業に役立つ無料のオンライン トレーニングを用意しました。
始めの画面にはドーンとこの言葉が出てきました。
学び続ける重要性はずっと実感してきたところです。既存の学び続ける場は場所や時間が不便すぎて「これではいかん!」と思い、現職の先生やブランクのある先生にいつでも・何度でも届く形=YouTubeを始めたのです。
今度はGoogleが私を学びに誘ってきます。
2020年度大きく動き出したGIGAスクール構想(=児童生徒に1人1台端末)。
学校では、端末とツールを教育委員会が決めることになっています。
端末は、WindowsかChromeかiPadか
ツールは、
文書作成だとWordかドキュメントかPagesか
表計算だとExcelかスプレッドシートかNumbersか
プレゼンだとPowerPointかスライドかKeynoteか
教員がもともと使っているもの、個人で使っているものはいったんリセットです。
(ちなみに、学校では「文書作成なら『一太郎』一択!」派が少なからずいることをお忘れなく。)
組み合わせの例を文部科学省が提案しています。
(引用:令和元年度補正予算案「GIGAスクール構想の実現」に関する説明資料(情報提供)(令和2年3月19日事務連絡) 文部科学省)
どの端末を使うのか。どのツールを使うのか。子どもの数は大規模ですので、超大口のお客さまです。どのメーカーも自治体に対するプレゼンは非常に大事です。2020年3月末に行われたプレゼン(ピッチ)の時間…計15時間!YouTube Liveで生中継され、アーカイブも残されています。
(引用:「GIGAスクール 自治体ピッチ」の追加開催及び3月18日の実施形態について(令和2年3月12日)
文部科学省)
話を戻します。
今回のGoogle for Educationは、文科省のモデル例でいうところの「2」G Suite for Educationです。
学校で他のツールを使うことに決定していたら「認定教育者のトレーニングをしよう!」と、なっていなかったかもしれません。普段はOfficeを使うことが多いですが、YouTubeはじめGoogleツールも使っているため、Google for Educationを学ぶことにしました。
Google for Educationのトレーニングの種類・費用は?
Teacher Centerには、レベルや用途別のトレーニングが集まっています。
大きなカテゴリは6つ。
■教育者レベル2 上級トレーニング
■端末トレーニング
■トレーナーコース
■「安全なオンライン利用の心得」コース
■多用な学習者向けのツールのトレーニング
他にGoogleスライド、Googleフォーム、Googleスプレッドシートなどのツール別の小さなカテゴリがあります。
すべて無料で受講することができます。内容充実、これはお得!
私がチャレンジした「基礎トレーニング」の内容については、後ほど詳しく説明します。
認定取得とは?試験をオンラインで??
Teacher Centerに、認定取得についても書かれています。
レベル順に下から、
■Google認定教育者レベル2
■認定トレーナー
■認定イノベーター
という4ステップです。
レベル1:Googleのツールを使用する方法の基礎。標準的なスキル。
レベル2:Googleのツールを使いこなす熟練のユーザーや、好んで使用。高度なテクノロジー統合スキル。
さらに上のトレーナー、イノベーターは教育者の指導・養成です。これはハードル高そう。
認定試験はオンライン!「いつでもチャレンジすることができる」とあります。
トレーニングは無料ですが、認定試験は有料です。
教育者レベル1は10米ドル。教育者レベル2は25米ドル。
いずれも休憩なしの180分。3時間!!?ハードルが急に上がります。
しかし、オンラインで試験って…
検定試験なんて、英検や漢検をとうの昔にしただけ。英検は知らない学校に行って面接をしたっけ…漢検は通っている学校で友達と受けた気が。
オンラインなら…え…試験監督いないじゃん…カンニン…いやいやいやいやいや。しかも実技試験もある。実技?オンラインで??
ますます謎が深まります。
「Google 認定教育者レベル 1 の取得に向けた準備を行います。」
教育者レベル2 上級トレーニングは
「Google 認定教育者レベル 2 の取得に向けた準備を行います。」
と書かれていますので、トレーニングと認定試験がペアになっていることがわかります。
まとめると、
教育者レベル1 | 教育者レベル2 | |
受けるべきトレーニング | 基礎 | 上級 |
求められるスキル | 標準的 使用する方法の基礎 | 高度 熟練、好んで使用 |
認定試験費用 | 10米ドル | 25米ドル |
認定試験時間・方法 | いつでも・180分・オンライン | |
認定有効期間 | 36ヶ月 |
Google認定教育者 試験対策の情報収集
まず目指すは「Google認定教育者レベル1」基礎トレーニングから始めることにします。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
試験対策は、試験を知るところから。過去問を見て、合格者の体験や勉強法から学ぶ。これが絶対の近道です。
ロザン宇治原さんも「まず赤本」と言っています。(芸人さんを崇拝しすぎている。)
情報収集…私は最近もっぱらYouTube。
YouTubeで「Google認定教育者」を検索…しかし、十分な情報はありません。
Google認定教育者を持つ先生の「学校でのGoogleツール実践例」や数多の「Googleツールの使い方動画」ならあります。認定試験のことについては、ありません。「難易度」や「レベル1」という検索ワードをつけても認定試験を受けるという動画が1本。しかし、最も高いレベルの認定イノベーターを持つ方がレベル1を受けているので、ひとひねり。初心者には参考になりません…
次にGoogle検索。こちらは多少情報が出てきました。挑戦した人の対策や体験記など。これこれ!多くはありませんが、十分参考にさせていただきました。
わかったことは、
・教育者という視点をもつ
・普段から使っているならノー勉強でも受かる?????
しかし、「普段から使っている」というのは個人によってツールの種類、使用する範囲や難易度、頻度も違います。やはり基準がわかりにくい…
「ノー勉強で…」に一瞬目がくらみましたが、いやいや、ただ認定を取ることよりも、きちんと技術を身につけようということで、基礎トレーニングを1から地道に進めることにしました。
【既知事項の洗い出し】私自身のGoogle依存度は?
パソコンはWindows、スマホはiPhoneを長らく使っています。
基礎トレーニング受講前のGoogle依存度は…
利用頻度高:毎日くらいメッチャ使うGoogleサービス
・Chrome
土台。ブックマークが大事なので、土台が同じは助かる。
・Google検索
何でも聞いちゃう。
・Googleマップ
行きたい食べ物のお店のフラグで北海道や沖縄は、陸の輪郭が見えないほど…
普段は歩く道や旅行の計画を立てる時に使う。
・Gmail
メールのすべて。数種あるアドレスに来たメールはすべてここに通知が出る。
・Googleカレンダー
我が家のすべて。仕事もプライベートも、旅行も食事計画もすべて。家族と共有している。
・YouTube(観る)
メッチャ観る。ホリック。多いのは東海オンエアさんなど好きなYouTuber、芸人さん。他にニュース、レシピ、音楽。
利用頻度中:週1くらい使うGoogleサービス
・Googleフォト
iPhoneで撮った写真のすべて。家族とアルバムを共有。
・Googleスプレッドシート
仕事の計画。スタッフと共有。
・YouTube(創る)
動画を作り始めてから、YouTube Studioなど多用。
・Googleドライブ
スプレッドシートが主。
利用頻度低以下:たまに使うGoogleサービス
・Google翻訳
・Googleドキュメント
・Googleフォーム
・Googleアース
利用頻度無:使ったことがないGoogleサービス
基礎トレーニングに出てきた中では、
・Googleクラスルーム
・Googleキープ
・Googleスライド
・Googleチャット
・Googleミート
・Googleスカラー
・Googleグループ
・Googleハングアウト
・Google図形描画
他にもGoogleナントカってたくさんあるのですが、基礎トレーニングに出てきた中で使ったことある/なしで分けました。
【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者試験 part2:トレーニング に続く。
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