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【続・合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル2)試験 part4:試験当日と試験結果

一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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Google認定教育者試験の受験に最も相応しい時刻はいつ?

今回の認定試験は、トレーニングを始める前から『ゴールデンウィーク最終日5月5日に受験する』と決めていたので、家族にもそのつもりでいてもらいました。
3時間ウェブカメラ監視付きの試験ですので、家族の理解も大切です。途中にウェブカメラに映りこまないようにしてもらったり、話しかけないようにしてもらったり、席を立たなくてすむようにしたりしなければなりません。

試験時間…たかが3時間ですが、1人暮らしでもない限り『家事を伴わない3時間の確保』って結構大変です。計画的に確保する必要があるのです。

 

午前に受験する場合

例えば、午前中に試験をするならば、9:00~12:00の一択です。
昼食の準備をする必要があれば8:30~11:30。

しかし8:30に始めるとなると、前日のうちに済ませておかなければならないことって結構ありますよね。洗濯の準備、準備と片づけがしやすい朝食、再度家族との確認、宅急便が届かないように設定…。しかし、これでは復習する時間がありません。

午前中の認定試験は、あまり好ましくないと言えます

 

 

午後に受験する場合

午後は比較的時間が取りやすいでしょう。午前中に復習できることも利点です。

実際に私が選んだのも、13:00~16:00です。昼食を済ませて、すぐに始めました。1時間遅らせると終了時刻が17:00をまわってしまうので夕食の準備が待っています。
開始時間は13:00から14:00の間が好ましいでしょう。

設定されている試験時間は180分ですが途中で切り上げることもできます。[終了]ですぐに採点が始まります。しかし、たっぷり180分かかると思っていいでしょう

 

認定イノベーターさんがレベル1を受験するYouTube動画では、90分で完了していらっしゃいました(もちろん合格)。『認定イノベーター』は認定教育者レベル1・2の上の『認定トレーナー』のさらに上なので、レベル1なんて赤子の手をひねるようなものでしょう。

素人中の素人である私がレベル1を受けた時は、見直しも含め150分かかりました。今回はそれよりも難しいので「早く終われるかも」なんて思わずに、180分しっかり取れる時間帯を作ります。

 

【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル1)試験 part4:試験当日と試験結果」でレベル1の試験を受けた当日の様子を紹介しています。

 

夜に受験する場合

夕食、入浴もろもろが終わって3時間の試験時間を確保しようと思ったら、23:00に終えるためには20:00には開始したいところです。最後の復習をしたければ、その前に時間が必要です。

 

【結論】理想的なGoogle認定教育者(レベル2)試験当日のスケジュール

復習→試験180分を確保し、かつ家事や生活一般に支障がない時間帯はほぼ一択です。

 

復習時間 9:00~11:30
試験時間 13:00~16:00

 

この時間を捻出できる試験日を探してから、トレーニング開始日を逆算してもいいですね。トレーニングで学んだ力を十二分に発揮するためにも、環境づくりは大切です。

 

 

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Google認定教育者試験の当日に復習したこと

基礎トレーニング(レベル1)の復習は前日までに終える

レベル2にあたり、復習の範囲は当然広くなります。レベル1の復習も必要だからです。
レベル1の復習は前日に終えておきましたが、レベル1から年月が経ってしまうと復習に時間がかかりすぎてしまうかもしれません。半年前に受けて、90分の復習時間が必要でした。

レベル1を終えてからのレベル2は、間がなるべく開かない方が理想的です。

 

上級トレーニング(レベル2)の復習方法

レベル2の「レッスンの練習」「ユニットの復習」をすべて解きなおしました。「レッスンの練習」は小テスト、「ユニットの復習」は単元テストにあたります。

前日の復習では「レッスンの練習」「ユニットの復習」について、すでに答えが表示されてしまっていることが問題でした。「ユニットの復習」は紙でモニターを隠すという超昭和の作戦をしましたが、「レッスンの練習」では答えのみが表示されてしまっているため、あまり復習になりません。

そこで考え出した解決策は『リセット』です。(解決策というより、苦肉の策ではありますが。)
トレーニングをした日にちの記録、終えたレッスンのチェックマーク、ユニットの復習の日にちと点数がすべて消えてしまいますが、上級トレーニングのトップページ[再受験]をクリックすると、まっさらな状態になります。すると「レッスンの練習」や「ユニットの復習」ができます。

ちょっと悲しくて悔しいですが、復習のためリセットしました。別のアカウントでログインしようともしましたが、面倒なのでやめました。

 

試験直前までの私の弱点「関数」「Gmailのショートカット」

大きな弱点は「関数」「Gmailのショートカット」の2点でした。

関数

Excelを使ってフィルタで並べ替えたり、オートSUMの基本的な操作をしたりということは公私ともに使用していました。Googleスプレッドシートの機能はExcelとほとんど一緒ですが、countはわかっても、countaやcountifとの違いとなると曖昧です。また、ピボットテーブルも久しぶりすぎて、すっかり忘れていました。

具体的にシート上で手を動かしたり、使い方の解説動画をYouTubeで見たりして実際のシート上の動きを確認しました。

Gmailショートカット

eでアーカイブ、k/jでメール前後、mで会話をミュート…50個くらいショートカットがあります。
知ってます?使います??

聞くのも初めてで、ショートカットを使える設定にすらしていませんでした。覚えようと思いましたが、全部はとても無理!1文字の主なものだけ覚えました。

 

 

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Google認定教育者(レベル2)試験スタート!

「試験を受けます。」
と、家族に宣言します。

wifi、パソコンのウェブカメラ、飲み物と腰痛対策…OK!
今回はさらにアメとリップクリームを用意して乾燥対策もしておきました。

試験の申込は前日に済ませておきましたので、来たメールの案内に従って受けていきます。

 

メールには、

—–
用意するものとして3点
・最新バージョンの Chrome
・ウェブカメラ
・インターネット接続

試験開始の手順として、
「1.シークレット ウィンドウを開き…」
—–

 

シークレット ウィンドウって何だっけ?と言っている人には受ける資格もないようです。普段使わないのでちょっと焦りましたが、無事に入りました。

 

~他のすべての Google アカウントからログアウトし、下記に示された試験用認証情報でのみログインしていることを確認してください

 

ここから外界とは接触を断ち、試験に没頭していきます。

規定により試験を公開することはできませんが、トレーニングを積み、復習を重ねたことは裏切りませんでした。レベル1では30分余って終了できましたが、今回は残り1分まで見直しを粘りました。

残り1分を切って、ようやく[終了]をクリックして即採点。「終わった~」でも、「よっしゃいけそう」でも、「ダメかも」でもない、虚無感。時間を計ることさえ忘れ、恐らく5分ほど経った後に再読み込みの指示が来ました。

「合格」

やった~~~!

正直、何点取れたのか?何点取ればいいのか?どこを間違えたのか?は、わかりません。わかる方法がありません。知りたい…

 

しかし、トレーニングの丸暗記だけでは解答が難しい問題ばかりです。
身につけた知識及び技能を「どう使うか」という、現在の学習指導要領の考え方を持つ必要があります
「習ってないじゃん。えぇい当てずっぽうだ!」と思う問題もありましたが、前後左右の知識を多角的に組み合わせれば答えられたのでしょう。

90分後にメールでいただいた認定バッジと認定証。バッジはデザインが大きく変わりました。

 

 

 

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Google認定教育者試験を終えて

まず〇✖と点数が知りたい!
間違えた問題は、復習したい!!

トレーニングを見直せば答え合わせできるという性質の問題ではありませんので、モヤモヤが残ります。

原口先生
原口先生

何点取れたのかなぁ…

ギリギリだった気がするので、知らぬが仏でしょうか。

 

有料セミナー・コミュニティ不要でレベル2に合格可能

そして、難易度をこのサイトやYouTube動画で分かりやすくご紹介することを目標としていましたが、やはり簡単に説明することができません。

「第三者の有料セミナーを受講した方がいいか?」
「経験者や受験者が集まるコミュニティに参加した方がいいか?」

正解はありません。

ただ、私の場合のみを語ることはできます。
私はセミナーも、コミュニティも不要でした。公式に準備されたトレーニングに取り組む。楽しんでツールに触る。それだけです。

早く合格したいなら、知識の薄い項目だけを勉強してもいいでしょう。しかし、Googleが用意しているカリキュラムは、さすがに面白くできています。せっかくだったら始めから終わりまで取り組んではいかがでしょうか。

前回同様、このツールを使いこなした教員の下に作られる授業のおもしろそうなこと!

「私もやりたい」
「私だったらこう使う」
「目の前にいる子どもの置かれている状況と、こんなに違っていいの?」

と様々なアイデアや思いが出てきます。それが大切なのです。

 

Googleツールの1つであるYouTubeを授業・学級経営に活用するにあたっての基礎知識や具体的な活用方法を、2020年8月に出版した拙著「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」にもまとめました。

 

レベル2の上のステップは『認定トレーナー』

次のステップは「認定トレーナー」

・年間 12 回以上のトレーニング / コーチング講習を実施し、そのレポートを提出する
・Google のトレーナー コミュニティとアイデアやリソースを共有する
・サービス アップデートに伴う年次理解度テストを受けるなどして継続意思を示す

このような能力が要求されます。

これはだいぶハードルが上がるので、いったん休憩して他の勉強を進めます。もし、レベル2の力を活かせるような環境になったら、また考えます。

 

Google認定教育者試験の各レベル・難易度・試験問題・対策については「Google認定教育者試験とは?【レベル別難易度・試験問題・勉強法】」の動画で解説しています。

 

Google認定教育者の取得をすすめたい人

GIGAスクール構想の1人1台端末では、Chromebook×Googleがシェア1位になりました。せっかくGoogleを使うために勉強するのですから、1つの指標であるGoogle認定教育者の取得を目指してみましょう。

 

 

Google認定教育者取得をおすすめするのは、
・教育学部の大学生
・教育実習へ行く大学生
・Chromebook・Googleを採択した学校関係者
・端末を授業に使いたい、すべての教科の教員
・働き方を見直したい教員
・学び方、学ばせ方を見直したい教員

 

特に大学生!
1週間あれば合格できることがわかりました。長くても1日2時間程度、トレーニングは無料です。ぜひ使ってみましょう。

 

【短時間で習得できる】教員におすすめの学校で役立つ知識・技能3選」の動画では、新年度や新学期などの学校が始まる直前に身につけられることを紹介しています。

 

それから学校関係者。教育委員会や管理職の先生方も。
「配らない」「使わせない」「〇ヶ月、届いた端末が積まれたまま」…これらの現状は、使い道を知ったり、使った時のイメージが持てたりと、ご自身が身をもって体験すれば前向きな力や発想になるはずです。
もちろんGoogleのセキュリティや著作権についての思いや対応もトレーニングには盛り込まれています。素人が考える心配事なんて、Googleがとっくに想定して解決策を作っているのです。

 

 

Google認定教育者はICTツールの手段を知るための1つにすぎません。
「Googleを使おう!」と言っているわけではありません。1つ覚えれば、同じようにMicrosoftでも、Appleでも置き換えて活用できます。

せっかく国=国民の税金が配ってくれた安くない端末を、子どものために、子どもと共に活用することを心から望んでいます。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の理論と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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