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【続・合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル2)試験 part1:プロローグ

一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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2020年4月、教育のフィールドを学校からオンラインに移しました。

拙著『YouTubeで授業/学級経営やってみた!』は、微力ながら出版社さんに合格点をいただける貢献ができました。YouTubeチャンネルの登録者・視聴数も少しずつ増えています。

 

しかし、YouTubeのことを元から知っていたかと言えば、そうではありません。ただの視聴者でした。
授業で教材を探す時、生徒からおすすめ曲を教えてもらった時、東海オンエアを見て爆笑する時…ただ視聴するだけです。
YouTubeを授業に本当の意味で活用するにはどうすればいいのか。考えたことはありませんでした。

学校から代わったオンラインという場では「自分が何者か、何を知っていて、何ができるのか」明確に示すものがありません。そこで、自分の価値を示す1つの指標として「Google認定教育者」を知り、レベル1を2020年10月に取得しました。

 

Google認定教育者試験のレベル・難易度・試験問題・対策については「Google認定教育者試験とは?【レベル別難易度・試験問題・勉強法】」の動画で解説しています。

 

 

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プロローグ(GIGAスクール1年目がスタートしたものの…)

月日が流れて、2021年4月からGIGAスクールが前倒しでスタート!

 

 

原口先生
原口先生

小中学生が1人1台端末を持ち、学校にwifiがビュンビュン飛んで、動画の共有やプレゼン・成績管理、保護者連絡や面談で使われ、印刷や配布回収・採点・電話など教員の手をわずらわせてきたものが一気になくなる!!!

 

…はずでした。

 

しかし、ふたを開けてみれば、

端末が学校に届いている 84.9%
端末が届いたが、児童生徒にまだ配布してない 37.3%
授業中の端末利用に何らかの制限がある 65.9%
教員への研修・周知ができていない 54.0%
アプリ・ソフトに機能制限がある 48.5%
十分な通信速度が確保できない 37.4%
再び休校になった場合、オンライン授業に対応できるか 54.4%
(教育新聞.2021/4/7)

 

活用どころか、子どもの手元に届いていないことがわかりました。
なぜなのか…原因の解明や解決策は研究者にお任せします。

 

しかし、足止めをしている大きな原因である『大人の各種心配事』について、

「こんな楽しい使い方があるのだ」
「これを授業で使ったら、どんなにおもしろくなるだろう」
「子ども・保護者・教員の負担が減る」

といったイメージを持つことで、「何のために心配しているのか、前向きに解決したい」という明確な目標になるのではないでしょうか。

ツールの作成者や管理者が、セキュリティや著作権、情報の信ぴょう性を疑うことも併せて伝えていることも、『大人の各種心配事』を解決する一助になります。

 

学校現場を離れた私がGIGAスクールを広げるために出来ること

学校にいない立場の私ができるのは、
『使い方や使うことの良さを発信することで、前向きな考えを持つ人を増やすこと』です。

YouTubeやウェブサイトで発信すれば、少しは拡げる手助けになるでしょう。
ICTの専門的な知識を持っている中の人よりも、見る専門の音楽科教員だった素人が発信する方がよい面もきっとあるでしょう。

ここではYouTubeをただ見るだけだったICT素人が、7日間でGoogle認定教育者レベル2にチャレンジする過程をご紹介します。

 

 

 

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リニューアルされたGoogle for Educationの紹介

2021年2月にウェブサイトが見やすく、きれいに、整理されました。イラストも配置され、Googleらしい洗練されたデザインです。

 

 

Teacher Centerもリニューアル!

 

ホームには
学びに終わりはありません。教育者向けの無料のテクノロジー トレーニングとリソースをご紹介します。

カテゴリーは
「トレーニングコース」「サービスガイド」「認定」「プログラム」

 

 

認定教育者試験のトレーニングは無料・試験は有料

Google認定教育者は[認定]の中です。

レベル1を受けるには、トレーニングコースの基礎。レベル2を受けるには、トレーニングコースの上級を受けると良いとあります。必須ではありません。

すべてのトレーニングは無料です。
しかし、ただより高い物はない…トレーニング中も、終了後も、まんまとGoogle沼にハマっていきます。
今回はレベル2なので、上級トレーニングを受けます。その内容は、後ほどお話しします。

トレーニングは無料ですが、認定試験は有料。
レベル1の10米ドルに比べ、レベル2は2.5倍増の25米ドル!10米ドルなら「落ちてもいっか、運試し」くらいの気持ちで受けられますが、25米ドルとなるとだいぶ覚悟が違います。

 

 

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Google認定教育者(レベル2) 試験対策の情報収集

レベル1の時は、未知すぎてGoogle先生を質問攻めにしました。
「Google認定教育者 過去問」「Google認定教育者 合格率」「Google認定教育者 対策」

YouTubeも見ましたが、Googleツールの使い方はあっても認定試験についての情報は少ないです。

 

今回レベル2では、情報収集をしませんでした。

レベル1の延長なので概要はわかっていたこと。
他人のレビューはあまり役立たないということがレベル1でわかったのが理由です。

「役に立たない」というのは、良くない情報というわけではありません。
ICTの知識は人によってまちまちで、スタートラインが違う上、使用する範囲や難易度、頻度が異なるためです。

 

Google認定教育者試験のレベル・難易度・試験問題・対策については「Google認定教育者試験とは?【レベル別難易度・試験問題・勉強法】」の動画で解説しています。

 

 

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【既知事項の洗い出し】普段使っているITツール・Googleサービス

少しでもスタートライン、使用する範囲や難易度、頻度を明確にするために私の場合を紹介します。
スタートライン、今回は明確。Google認定教育者レベル1がスタートラインです。

普段使っているITツール

パソコンはWindows、スマホはiPhone8

スマホは小さな手の私にはiPhone8のサイズがちょうどよくて、どれだけ進化しても宣伝を喰らっても、新しくする気が起こりません。

 

Googleサービスの利用頻度

上級トレーニング受講前のGoogle依存度を、レベル1を受けた半年前と変化はあったかも含めて並べてみます。

 

レベル1を受験した半年前の私のGoogle利用頻度は「【既知事項の洗い出し】私自身のGoogle依存度は?」で紹介しています。

 

利用頻度高:毎日くらいメッチャ使うGoogleツール

・Chrome
PCでは一択。スマホではSafari

・Google検索
困った時のGoogle先生!

・Googleマップ
増え続けるフラグ。2021年は外に出る頻度が下がり、散歩の範囲で行けるお店をよく検索する。テイクアウト可否が一目でわかるのが良い。

・Gmail
すべてのメールアドレスをここで集約。

・Googleカレンダー
すべての予定を書き、家族と共有。仕事の予定から、ご飯のメニューまで。

・YouTube(観る)
登録チャンネルはもちろん、急上昇で自分の知らない世界も知るように心がける。音楽を聴くのもYouTubeが増えた。

・YouTube(創る)【前回より頻度アップ】
自分のチャンネル。撮影した動画をアップロード、公開日時やサムネイル、終了画面などの細かな設定。視聴されている状況を知るアナリティクスも日々チェック。

 

YouTubeを学校で使う場合、どのように使えばいいのか。注意点は何かという話は「YouTubeを学校教材に!教員のための学校行事・部活・授業でのYouTubeの使い方・見極め方」で紹介しました。

 

利用頻度中:週1くらいGoogleツール

・Googleフォト
家族とのアルバム共有の他、自分が作った動画の字幕やサムネイルが増えた。

・Googleスプレッドシート
仕事の計画、データの集計や管理

・Googleドライブ
何でもここに入れる。内容によってスタッフと共有

・Googleドキュメント【前回より頻度アップ】
動画作成などに使用。それでもやっぱりWordが優勢ですが。

 

利用頻度低:たまに使うGoogleツール

・Google翻訳
・Googleフォーム

 

【学校で使うGoogleフォーム】保護者面談の日程調整をGoogleフォームでやる」の動画では、Googleフォームの学校での使い道を紹介しています。ぜひご覧ください。

 

利用経験無:使ってないGoogleツール

前回の基礎トレーニングと認定試験以来、まったく使っていません。

・Googleアース
・Googleクラスルーム
・Googleキープ
・Googleスライド
・Googleチャット
・Googleミート
・Googleスカラー
・Googleグループ
・Googleハングアウト
・Google図形描画

上級トレーニングの中では、以下が初めて知ったツールでした。(もちろん利用経験無し)

・Googleサイト
・Google Blogger
・Google Expeditions
・Google ニュース
・Google トレンド
・Google ブックス
・Google アラート
・Google Arts & Culture

これ以外にもあり、今後も増えていくことでしょう。

 

鑑賞の定番「ブルタバ(モルダウ)」の教材の作り方【Googleサイトの使い方】」は、Googleサイトを使った教材作りを紹介している動画です。

 

 

認定教育者試験合格のためのトレーニングコースをいつ受講するか?

2020年のゴールデンウィークは「今年だけの我慢だ」と自粛生活をしていましたが、やっぱり2021年今年も同じく自粛生活となりました。

 

原口先生
原口先生

どこにも行けないなら、家でできることをしよう!

ということで、ゴールデンウィーク7日間(4/29~5/5)にトレーニングから認定試験までチャレンジすることにしました。そして、この様子は毎日YouTubeでアップして、緊張感を出しました。

 

 

レベル1は6時間半のトレーニング(Googleの設定時間は12時間半)
レベル2のGoogleのトレーニング設定時間は16時間

結果的に言えば、トレーニング→復習→再復習→認定試験とちょうどよかったです。

前置きが長くなりました。トレーニングの内容をご紹介します。
1人でも多く、学校で使いたい・使わせたいという気持ちになりますように…

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の理論と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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