音楽教員歴10年の原口直です。
教員は子どもたちへの話しかけは慣れています。子どもたちに授業で話したり、日常的に会話をしたり、クラスで話したり。そういったことが慣れていると思いますが、今オンライン授業などでカメラに話しかけること、これもあると思います。
カメラに話しかけるのはちょっと苦手という人もいるかもしれません。実際私もこのYouTubeチャンネルを立ち上げて、カメラに向かって話すことが苦手で何回もNGを出してしまったりしました。カメラに向かって話しかけることの違いについても知るとオンライン授業の対策にもなりますし、日常的な動画の作成にも役立つと思います。
今日は違いについて話しますが、YouTube関連の動画「【学校で使うYouTube】学校行事・部活・授業での使い方と著作権の話」や私が出した本「初の単著の出版決定「YouTubeで授業/学級経営やってみた!」東洋館出版社の編集担当者に突撃インタビュー」などの動画もあります。
動画の作成をするときにぜひ参考になさってください。
授業動画撮影時の「言い間違い」を気にしすぎない
言い間違いや言い直しは当たり前にあります。子どもに対して話しているときはそんなに気にしたことがなかったのですが、きっと言い直しや言い間違え…していたんだと思います。
カメラに向かって話すとその言い直しや言い間違いがとても気になりますし「許せない」「やり直したい」というふうになります。この動画も何度も撮り直したり編集してつなげたりして、言い間違いや言い直しをなるべく少なくしています。
現場の先生方がオンライン授業などを作る場合は、あまり気にせず何度もやり直すなんてことはしなくていいと思います。子どもに話す時と同じように言い直し言い間違いがあってもいいと思います。
授業動画撮影時の「口ぐせ」を気にしすぎない
カメラに向かって話して自分で後で動画を見てみると自分が「こんな口ぐせがあったんだ」ということがあります。「えー」「まあ」とか、それから語尾をのばすとか上げるとかそういった話す口ぐせです。
これも生徒に話すときも出ているはずなんですけれども、カメラに向かって話すとそれが顕著に現れてとっても気になることがあると思います。授業で使う動画の場合は生徒しか見ないと思いますので、生徒はその口ぐせや話し方に慣れていますので、そこもあまり気にせずに撮り直したりしなくてもいいと思います。
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オンライン授業の構成は普段の授業と同じ
「違い」と言いましたが、これは違いではなく同じでいいんだよということです。
どういうことかというと、話す構成…授業の際はいつも「導入→展開→まとめ」このような流れで話していると思いますし、そのように授業を組み立てていると思います。これはカメラに向かって話しかけるときも同じで良いと思います。
カメラに向かって話していると、リアクションがわからないのでどうしても導入を省きがちになったり、展開の部分ばかりしゃべってしまったりしますが、カメラに話すからこそ導入の部分をきちんと話して「どうしてこれをやらなければいけないのか」「やってみようという」と動機付けがとても重要だと思います。
クラスの中だとクラス全員で行いますし、教員も身近にいるので授業しようという気持ちになると思いますが、カメラに向かって話すからこそ…オンラインだからこそ導入というのは必要で、その必然性を明らかにする必要があります。
普段行っている「導入→展開→まとめ」の流れは、子どもたちに話す時と同じようにカメラにもそのように話してください。
まとめ:【学校で使うYouTube】普段の授業と違うオンライン授業動画における話し方
10年間も授業をやってきた…50分の授業を何百回、何千回とやってきたので、話には自信があって始めたこのYouTubeチャンネルですが、言い間違いや言い直しが多くて今でも何度も編集を重ねています。やはり相手によって話し方が違う、勝手が違うというのがあると思います。
特徴をとらえて話し分けてみてください。
記事の内容は動画と同じです。
動画「【学校で使うYouTube】普段の授業と違うオンライン授業動画における話し方」も是非ご覧ください。
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