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【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル1)試験 part2:トレーニング

【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル1)試験 part2:トレーニング 一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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原口先生
原口先生

Google認定教育者って何!??それ欲しい!

と思ったその日からトレーニング、試験、そして合格。

2020年9月23日から10月10日の18日間のリアルな道のりを話します。

 

 

 

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Google認定教育者試験の過去問は〇〇でクセが強いんじゃ

少ない情報と恐らく少ない知識及び技能により、基礎トレーニングを1から地道に始めることにしました。

何よりもまず過去問を見ないことには始まりません。規定により試験内容を明かすことは許されていませんので、公式サイトの中から探します。

 

>実践する
>「試験問題の例」 をクリック。

 

PDFオープン!
むむ?……………英語!!??!?

もう心折れかけました。

原口先生
原口先生

過去問が英語しかないなんて…まさか、本番の試験も英語なのか??

「そんなことはありません。認定試験もトレーニングも日本語はあります。ご安心ください。」と、誰も言ってくれないのでますます不安。

受けた私が断言しましょう。

そんなことはありません。認定試験もトレーニングも日本語はあります。ご安心ください。

 

過去問はGoogle翻訳様様を使って難を逃れましたが、英和翻訳のクセ、出題のクセ(テーマが大統領選挙!)…米国のクセが強いんじゃ!

すべてが終わってからふりかえると、認定試験やトレーニングに英語力がなくても支障はありませんでした。しかし、ところどころで英語で理解できた方がすべての理解が効率的であることを実感させられました。

 

 

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トレーニングの準備

まずは学習の記録をつけるために、トレーニングをした箇所・日・時間を管理する表を作成します。生徒にそう教えてきたからね!

表を作るにあたり、学習内容を俯瞰する。

 

 

基礎トレーニングは全13のユニットがあることがわかりました。

 

ユニット 分数 レッスン数
教育者としての成長と指導力の向上に取り組む 教室でテクノロジーを活用する準備を整える 85
サポートや学習をより身近に 51
効率を高め、時間を有効に使う 教室を(ほぼ)ペーパーレスに 45
効率的にコミュニケーションをとる 79
自分や他のユーザーの活動を整理する 34
会議をオンラインで行う 37
生徒の提出物をオンラインで共有する 85
学力の伸びを測定・理解・共有する 59
生徒の学習意欲と創造性を育み、引き出す 生徒にオンラインスキルを教える 62
10 インタラクティブな授業をつくる 63
11 動画で生徒の興味をかき立てる 48
12 グループワークの促進 57
13 インターネット利用時の心得と正しい使い方について教える 50

 

教室がペーパーレスだなんて…夢のような話。現実になるのは、近い将来でしょうか。もうなってる??

ユニットを学ぶおおよその時間が明示されているのは、学びやすくていいですね。後ほど、実際にかかった時間も紹介します。「さて学習を始めるにあたって、新しいノートを買おう」と思っちゃうあたり…自分の昭和感がにじみ出ます。ペーパーレスだってば!!

 

学校で必須となりつつあるICT教育の内容と動向について「【5分で理解する】教員のためのICT教育解説(内容と動向について)」で解説しました。

 

 

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学習計画と期限

9/23 Google for Educationを知る

9/24 情報収集

9/25 学習開始

ユニット
9/25 教室でテクノロジーを活用する準備を整える
9/26 サポートや学習をより身近に
9/26 教室を(ほぼ)ペーパーレスに
9/26 効率的にコミュニケーションをとる
9/27 自分や他のユーザーの活動を整理する
9/27 会議をオンラインで行う
10/8 生徒の提出物をオンラインで共有する
10/8 学力の伸びを測定・理解・共有する
10/8 生徒にオンラインスキルを教える
10/8 10 インタラクティブな授業をつくる
10/8 11 動画で生徒の興味をかき立てる
10/8 12 グループワークの促進
10/8 13 インターネット利用時の心得と正しい使い方について教える

 

はじめ、目標となる期限を設定していなかったので、ゆるゆるとユニット1を9月25日から始めました。途中、9月28日から10月4日までの7日間、家を離れていて勉強していません。

10月。
日本音楽教育学会で発表します。

タイトルは…

「子どもが学ぶ・教員が学ぶ」オンライン教育の可能性―著作権・GIGAスクール構想・歌唱のない授業―

毎年この時期、全国の大学で行うこの全国大会も今年はオンライン開催。それならば発…

一歩先ゆく音楽教育さんの投稿 2020年9月11日金曜日

 

そして、10月5日に

原口先生
原口先生

10月17日の日本音楽教育学会で発表する時に『Google認定教育者』があった方がかっこいいんじゃない?」

と一念発起して、10月10日を試験日・10月11日を予備日と定めて急に学習のペースを上げました

 

スキルアップ・人脈作りのために教員は研究会・学会へ行こう!」で話しているとおり、研究会・学会に参加すと自分のスキルアップにももちろんなりますし、次のステップに踏み出し方もわかります。自分の授業が固定化したり、マンネリ化してしまった時に、次に新しい何かをするヒントになるのでおすすめです。

 

認定試験は3時間の長丁場です。そして、パソコンのウェブカメラという試験監督がいるのです!家族のことや他の用事、安定したネット環境など。集中できる試験環境を鑑みて「この日のこの時間に受ける」と早めに決めて、家族に宣言することをおすすめします

 

 

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Google for Educationトレーニング開始

始まってしまえば、指示に従って進めていくだけです。

ユニット3 教室を(ほぼ)ペーパーレスに」を例に、ユニットの流れを説明します。

もくじ

ユニットを開くと画面左にユニット全体の流れが見えます。単元計画ですね。すべてのユニットは「いくつかのレッスン」+「ユニット レビュー」の流れになっています。

各レッスン最後の「レッスン チェック」は小テスト。5問前後の問題に取り組みます。「ユニット レビュー」は単元テスト。5問前後の問題に取り組みます。

これらは試験ではありませんので、成績を気にせずに何度でも挑戦できます

 

このユニット3は4つのレッスンだということがわかります。

①はじめに
②ファイルをドライブに移動する
③生徒に配布するコピーを減らす
④Googleフォームでオンライン小テストを作成する
ユニット レビュー

 

原則①から順番に進めていきますが、途中を飛ばすこともできますし、途中でやめることもできます。同じレッスンを何回も見ることもできます。Googleアカウントでログインすると学習の記録が残るので、途中でやめても前回やめたところから再開できます

 

レッスン開始!レッスンの内容とは?

「①はじめに」に進みましょう。ここは、授業でいう導入です。

 

ドラマ仕立ての導入

ほぼ完全にペーパーレス化された教室を思い浮かべてみましょう。年度初めに作った~(後略)

というドラマのような素敵な導入からユニットが始まります。「こんな風に解決できます」「そのための学習をしましょう」とまあまあ長めに続きます。これも米国のクセでしょうか。

 

学習内容

「Googleドライブでクラウドストレージを利用する」「Googleドライブにドキュメントをアップロードする」など7つ。どんなことを学ぶかが具体的に書かれています。

「本ユニットを学習済みの方は、末尾のユニット レビューにお進みください。」とある通り、学習内容を見てわかる内容ならばすぐにユニット レビュー(小テスト)にチャレンジして、レッスンを飛ばしてもいいと思います

 

対象プロダクト

ユニットで使うプロダクトがイラスト入りで紹介されています。ユニット3では

・Googleフォーム
・Googleドライブ
・Googleクラスルーム
・Googleスライド
・Googleドキュメント
・Google図形描画
・Googleスプレッドシート

の計7つのプロダクトを扱うとあります。「使ったことない」「初めて聞いた」という人も大丈夫です。

 

説明文には、

すべてのプロダクトをマスターする必要はありませんが、初めてお使いになる方は予め操作に親しんでおきましょう。

とあります。それぞれのアイコンをクリックすると、各プロダクトのことが詳しくわかります。

 

各プロダクトについて説明を読んでも「ちょっと何言ってるかわかんない」という人は、YouTubeが一番です。YouTube「Googleスプレッドシート」と検索すると、説明や実践の動画がたくさん出てきます。

 

すべてのプロダクトを1から理解するのは、それだけで時間かかっちゃう?

いえいえ。

「Googleスプレッドシートって何?」「Googleスライド?」と思っても、Officeユーザーなら「あぁExcelね。」「なんだPowerPointか。」と紐づけられます。できることはだいたい同じです。

動画での知識習得や既知の知識との紐づけができたら、実際に触ってみるのが一番の理解への近道です。使っている途中にもアドバイスが表示されたり、ヘルプに聞いたり、また動画を見たり…おおまかにプロダクトのことがわかれば大丈夫です。そして、ユニットが進むにつれて知識が増えるので、新しいもの・わからないものだけ追加で覚えていけばいいのです

 

必要となるスキル

レッスンの中で必要となるスキルが列挙されています。

ユニット3では「Googleドライブでのフォルダ管理」「Googleドライブにファイルをアップロードする」など8つあります。

各スキルを学べる場所については、ここで紹介するとともに、各レッスンでもご案内します。

と説明にある通り、「詳細」からGoogleドライブヘルプに飛んで内容を理解することもできます。すぐに理解しなくても、レッスンの中で身につけることもできますので先に進みます。

 

②レッスン「ファイルをドライブに移動する」 に進みましょう。

レッスンの始めには予想所要時間が明示されています。このレッスンは17分です。あとは流れに沿って、文章を読んだり、動画を見たり、アイデア出しをしたりして進めていきます。

 

ここでまたしても立ちはだかるのは、英語…

先生方の実践例などは英語で語られています。日本語のテキストがついているのですが、いちいちタブが別で立ち上がり、「日本語」を選択している間にもどんどん英語で話が進んでしまいます。

私のやり方は、

 

英語の話をとめて、日本語のテキストを読む

が最終的に見つけ出した対処法です。耳から英語、目では日本語テキスト探しだと、中途半端に英語がわかる人にとっては苦痛です。

しかしながら、やはり英語…できれば効率的に学べます。初めから英語で理解できてしまえば、日本語テキストを開く手間が不要です。また、動画教材にはまれに日本語字幕がないものもあります。教育用語、Google用語など専門用語が多いので耳だけでは限界が…英語の字幕をつけて何とかついていったという感じです。

 

レッスンの最後には「レッスン チェック」小テストがあります。正誤はすぐに出てきますので、ストレスなく理解できます。

③④のレッスンも同じ流れで進みます。

 

ユニット レビュー

各ユニットの最後には「ユニット レビュー」という単元テストがあって、5問くらいの問題を解きます。

「スコアが公開、共有されることはありません。また、このテストはいつでも受け直すことができます。」とありますので、不正解を恐れずに挑戦しましょう。間違えたところは再受験したり、レッスンに戻ったりしてあてずっぽうにならないように理解します。「〇問中、〇問正解です。〇%」とスコアも出るので、励みになります。

この「ユニット レビュー」は認定試験を受ける前の復習にも大いに役立ちました

 

【合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者試験 part3:トレーニング所感 に続く。

 

この記事は、動画「音楽教員が挑むGoogle認定教育者試験【合格する方法、試験の内容、受験の動機】」のトレーニングを記事にしたものです。

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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