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【続・合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル2)試験 part2:トレーニング

一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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Google認定教育者レベル2はレベル1に比べてさらに情報が少ないです。Teacher Centerのトレーニングしか頼るものがありませんので、始めから一つひとつ進めていきます。

 

 

過去問を見ようかと思いましたが、

原口先生
原口先生

ウソだろ…Google認定教育者試験の過去問がなくなってる

 

サイトリニューアルと共に、過去問がなくなってしまいました!!

完全に孤立。やはり頼りはトレーニングのみです。

 

 

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トレーニングの準備

学習の予定と記録を管理するために、表を作ります。受験教育真っ只中の学習指導要領世代の賜物でございます。レベル1ではExcelで作っていた表…今回はGoogleスプレッドシートにしました。せっかくのGoogleだし、レベル1の半年前よりはGoogleスプレッドシートに慣れてきたので。

 

まずはトレーニングの全体を俯瞰します。
7日目に認定試験と決めているので、配分を決めてないといけません。「何となく始めて、終わったころに試験かな」とぼんやり決めていたレベル1とは大違いです。

Teacher Center>トレーニングコース>上級者向け
>Google Workspace for Education の上級トレーニングでさらにスキルアップ

11ユニット/15.1時間

基礎トレーニングを終えたら、上級者向けのレッスンで Google のツールを授業に取り入れる画期的な方法を学習しましょう。基礎トレーニングと上級トレーニングを修了することで、認定教育者レベル 2 の試験を受ける準備が整います。

との説明。「授業に取り入れる」というのがミソだったと、認定試験が終わってから気づきます。

 

レベル2向け上級トレーニングの内容とは?

 

ユニット1 オンラインツールの効果的な利用を促進、モデル化する
ユニット2 学習モデルを活用して学習環境をパーソナライズする
ユニット3 高度な機能を使用してワークフローを最適化する
ユニット4 保護者とのコミュニケーション
ユニット5 生徒のデータを分析、解釈する
ユニット6 クラスと学校教材をより効果的に編成する
ユニット7 インタラクティブなカリキュラムを設計する
ユニット8 教室という場所にとらわれない授業を行う
ユニット9 Googleの機能をリサーチに活かす
ユニット10 生徒に発言権を与える
ユニット11 生徒のエージェンシー

 

ユニット8:教室という場所にとらわれない授業を行う
>GIGAスクールや一斉休校の危機がずっとつきまとう現代の暗示でしょうか。

ユニット4:保護者とのコミュニケーション
>プロローグで書いた『大人の各種心配事』大人の中には保護者も含めます。保護者がこんなに楽に便利になるということに気づき、巻き込めれば、端末の配布や持ち帰りを後押しする大きな力になるでしょう。

 

所要時間が書かれているのは、計画が立てやすくていいですね。
【続・合格への道】音楽教員が挑むGoogle認定教育者(レベル2)試験 part3:トレーニング所感」の記事では、実際に私がかけた時間を紹介します。

 

 

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学習計画と期限(認定教育者レベル2の受験は7日後)

今回は終わりが決まっています。2021年ゴールデンウィーク=7日間、5月5日に認定試験。

 

 

11ユニットと復習ですから、1日2ユニットくらい進められれば良さそうです。ユニットの途中でやめるのは効率が悪いので、きちんとユニット最後まで終わらせることとします。また、ユニットの内容によっても全く初見の内容や関心意欲態度が低い内容は、進みが遅いことが予想されます。

各ユニットにかかる時間には差がありますので、1日1~2時間をめやすにしました。

 

 

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Google fo Education上級トレーニング開始、その内容とは?

用意された流れに従って、進めていきます。
【ユニット8:教室という場所にとらわれない授業を行う】を例にとって、ユニットの流れを説明します。

 

 

ユニットを開くと、全体の流れが書いてあります。これはユニット中でも画面左に表示することができます。何がゴールで、今自分がどこなのかがわかりやすいです。

ユニットは概要以外すべてに「レッスンの確認」があります。これは小テストです。そして、最後に「ユニットの復習」これは単元テストです。
この2種類のテストは認定試験ではありませんし、認定試験に影響しません。何度でも受け直しができます。

 

 

ユニット8は、

○概要
○Google Meetを使って世界とつながる
○マップを使用して刺激あふれる仮想校外学習を設計する
○生徒と一緒に探求する分野を開拓する
○Google Expeditionsで生徒を世界探索の旅にいざなう
○Your Plan, Your Planetで地球規模の問題に取り組む
○ユニット8の復習

という構成になっていることがわかります。

始めから順に学ぶことをおすすめしますが、途中を飛ばしたりやめたりすることもできます。同じレッスンは何度でも見られます。
Googleアカウントでログインすれば学習の記録が残り、途中でやめても前回やめたところから再開できるのは前回と同じです。

 

「概要」からスタートすると

人々や場所と結び付いた学びの体験は、生徒に忘れがたい印象を残すことができます。…

 

出た!Googleお得意のドラマ仕立ての導入です。「こういうことができたら、すばらしいですね」「Googleツールで解決できます」という素敵な始まりです。

学習内容

「○○を使って、□□をする方法」と箇条書きに書いてあります。内容を見てわかる人は「ユニットの復習」に進んでしまっても構わないとありますので、お言葉に甘えて飛ばしましょう。
ちなみに私は1つも飛ばせませんでしたが。

 

対象となるサービス

ユニットで使うサービス・ツールのアイコンが表示されています。
ユニット8では「Google Map」「Google Earth」「Google Expeditions」「Google Meet」

 

すべての操作に習熟している必要はありませんが、初めて使う場合は、事前に操作に慣れておきましょう。

とあるので、初めて聞いたものはここで概要を学んでおきます。アイコンをクリックすると、各ツールのことがわかります。この中では「Google Expeditions」は初めて聞いたので、中を見ておきました。

各ツールの説明を読んでも「ちょっと何言ってるかわかんない」という人はYouTubeです。説明や実践の動画が出てきますので、おおよそできることを知って中身に進みましょう。

 

すべて細かくわからなくても、こういうものかな?と当たりがつけられれば大丈夫です。
「Google Meet」は使ったことはありませんが、Zoomに類似するものだとわかったのでさらっと通過しました。

ツールを知るには実際に自分の手で触ってみるのが一番です。Googleツールは初心者に優しくて「こんなことができるよ」「次にこれしたらどう?」と女将さん並みのおもてなしの心です。
わからなくなったら、ヘルプやYouTube、もちろんGoogle先生に聞けばいいのです。そのためのGoogle先生です。始めからすべてわかる必要はありません。必要な時に必要な分の知識を教えてくれます。

 

必要なスキル

このユニットでは、以下のスキルを必要とするタスクを行います

とあるように、何ができるかが具体的に書かれています。

 

ユニット8では

Google Meet を利用する
YouTube ライブを利用する
自分の地図を作成、編集する
Google Earth を使ってみる
サイエンス ジャーナルを使ってみる

ここでは「サイエンス ジャーナル」が初めてだったので[詳細]から内容を学びます。

 

あとはレッスンの流れに身を任せるだけです。
戻ったり、さらに調べたり、足りない部分を補ったりは、進めていく中で適宜していきましょう。どこを戻るか、補うかは人によって様々です。所要時間にも大きく差が出るでしょう。

Googleツールやスキルは全てのユニットに渡って関わってきます。わからない部分をそのままにしておくと、後々のユニットひいては認定試験で困ります。早く終えることが良いことではありませんので、時間にとらわれず理解することを最優先に進めましょう。

 

ユニットの復習

5問くらいの単元テストです。ここでの結果は認定試験に関係ありませんし、受け直しも可能です。

受けると円グラフと合計ポイント率・正解率が出ます。5問くらいなので配点高めです。1問間違えれば80%、2問間違えれば不合格…厳しめ。
間違えたところは正解を見たり、正解を見ても不明の場合はトレーニングに戻ったり、ツールの詳細を見たりして、再受験しましょう。私は100%になるまで再受験しました。

 

 

当てずっぽうや丸暗記で全問正解を得ても、何の意味もありません。それは丸暗記で何とかなった数十年前の学習指導要領の学び方。今は本質を理解しないと、認定試験では全く役に立ちません。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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