音楽教員が5月にすべきこと(1年間のスケジュール紹介)

音楽教員が5月にすべきこと(1年間のスケジュール紹介) 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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音楽教員歴10年の原口直です。

例年5月になると、どのような分野でどのような準備が必要なのか。過去5年間の手帳を振り返りながら、5月にすべきことをまとめてお話ししたいと思います。

 

学校の場合は4月から“徐々に”忙しく活発になっていくというよりも、4月が最も忙しく活発な時期とも言えます。それぐらい4月というのは学校にとって、とても大事な時期とも言えます。「音楽教員が4月にすべきこと(免許更新・調律予約・Nコンも…始め良ければ全てよし)」で、4月にすべきことを紹介しています。

 

 

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音楽教員の年間スケジュールを、「1.音楽科」「2.学校」「3.学年・学級」「4.その他」の4つのカテゴリーに分けて、その概略を紹介しました。

音楽教員の1年間のスケジュールはこちらから

音楽教員が5月にすべきこと【音楽科編】

教材や教具の追加や調整は5月中に行っておきます。4月に注文や配布をした教材教具を確認して、不足分の注文をしたりするのが5月です。

また、NHKコンクールや吹奏楽コンクールの申込もそろそろです。今のうちに、曲を選曲したり、スケジュールの確認をしたりして、夏のコンクールに向けて動き出します。

 

合唱指導の解説動画としては、「10分で理解する合唱指導の3つのポイント」では学校種・学年・先生の専攻は不問の合唱コンクール対策を紹介しています。また、「合唱指導にYouTubeを活用しよう!」ではYouTubeを活用した合唱指導方法について紹介しています。あわせてご覧ください。

 

 

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音楽教員が5月にすべきこと【学校編】

昨年度のまとめをするのが5月です。例えば、報告書をまとめたり、研究紀要を出したりするのも5月です。

また、前任校は6月が公開研究会でしたので、5月はその準備が忙しかったです。授業のテーマや内容を決めたり、指導助言の先生や司会の先生を探してお願いをしたり、授業のための取材に行ったり、また、宣伝…メディアや個人へのメールで宣伝をするのも、この5月の準備でした。

 

 

それから、教育実習生を迎え入れる準備をするのもこの5月です。なぜなら、9、10月に来る教育実習生のガイダンスが6月にあるからです。
実習生が来る前に、9、10月の授業予定や学習指導案のフォーマットや作り方・教材がどのようなものがあるか・進度はどの程度進みそうかなどの打ち合わせを6月に行いますので、その準備を5月中からしておきます。

 

教育実習生を迎え入れる教員側はどのような心構えをすれば良いのかについて「教員のための教育実習生の指導方法」でお話しました。

 

 

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音楽教員が5月にすべきこと【学年・学級編】

7月に行われる行事の準備、これを始めるのが5月です。また、学級では生徒との面談や、保護者との面談も5月です。

4月の1ヶ月を学校で過ごしてみて、どんなところに問題を抱えているか?・充実した学校生活を送れているか?・慣れてきたか?などを面談で確認します。そして、生徒にとっては一大イベントの席替も5月に行われることです。

 

教員あるある?教員の職業病②多くの子ども・保護者と接する教員の「人の見方」」の動画では、多くの人と接する教員が身に付けている人を見分ける方法を紹介しています。

 

 

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まとめ:音楽教員が5月にすべきこと

夏休み前から逆算して動き出さなければいけないことが、いくつもあります。4月で慣れてきた学校生活を一度立ち止まって振り返る。そして、先を見すえるのが5月におこなうことです。ぜひ実践してみてください。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽教員が5月にすべきこと」も是非ご覧ください。

 

6月に入ると一気に夏休みを見すえた動きになってきます。「音楽教員が6月にすべきこと」の動画で、音楽教員が6月にすべきことを解説しています。
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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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