令和5年3月28日に令和5年度の国の予算が成立しました。
今年度の文部科学省の予算がどのようになっているのかということを説明します。
文部科学省の予算といっても様々な項目があります。
その中で小学校・中学校・高等学校に関わる内容をかいつまんで紹介します。「詳しく知りたい」「内容をもっと知りたい」という方は文部科学省のサイト「令和5年度予算」をご覧下さい。
原口 直のチャンネルですので、まず資料の著作権の話から少しします。
このサイトでは、文部科学省のWeb サイトで公開している情報を資料にしています。6つの約束に従って、複製等が自由にできるようになっています。
今回は web サイトの中にある予算の資料を使います。今回は加工をしますので、このように出典を明示します。
「著作権についてもっと知りたい、気になった」という方はこのサイト内にも学校著作権に関する記事があります。
また『原口 直の学校著作権ナビ』という、学校の著作権に関係あることをピックアップして解説するチャンネルがあります。そちらも併せてご覧下さい。
このサイトは3つの構成になっています。
2.特に小中高校に関連する予算項目
3.他省庁の教育関連予算
についてです。自分に関わりのあることや興味のある内容をピックアップしてご覧下さい。
文科省予算の全体構成
文部科学省といっても様々な内容があります。
大きく4つに分かれていて、「教育関係」「スポーツ関係」「文化芸術関係」「科学技術関係」があります。
文部科学省の中にはスポーツ庁や文化庁、科学技術・学術関連の部署が入っていますので、文部科学省の予算の中にこのように組み込まれているのです。教育以外のことも入っているというところを注意しましょう。
金額はこのよう(YouTube動画参照)になっています。
また資料の中には概要も書かれています。具体的な金額・項目などが書かれています。円グラフで見ると、青は教育関係・緑は科学技術関係、オレンジはスポーツ・赤は文化芸術関係という風になっています。
文部科学省全体の予算で5兆2941億円という風に書いてあります。
各項目ごとの内訳を見ていきましょう。
・教育関係:大きく4つの項目に分かれていて、その中がさらに細くなっています。
・スポーツ関係:スポーツ関連は4項目あります。
・文化芸術関係:文化庁の予算は3項目あります。
・科学技術関係:大きな4つの項目の中が細分化されています。
特に小学校・中学校・高等学校に関連する予算項目
文部科学省に関する4つの関係の中から、特に小中高生に関わるものをピックアップしてご紹介します。
かいつまんでお話ししていますので、内容についてはぜひ予算本文を当たってみてください。
他省庁の教育関連予算
教育・子どもたちについての予算は文部科学省だけではありません。省庁の中で教育や子ども関連の予算がついているものを「こども家庭庁」「デジタル庁」「経済産業省」の予算からいくつかピックアップして紹介します。
経済産業省では昨年度は未来の教室プロジェクトとして、教員の働き方改革・校則などのルールメイキング・部活動のアウトソーシングについて積極的に発信していました。また、STEAMライブラリとして教材を発信していました。
教育と大きく銘打ってはいませんが、「Ⅳ 挑戦を後押しする基盤の整備」の中に、学校に関連するワードがありました。
まとめ:教員に知ってほしい令和5年度の文科省予算のポイントを解説
今日は文部科学省の令和5年度の予算についてお話ししました。
様々な分野・様々な子どもたちに向けた取り組みがあることがわかったと思います。まずは自分に関係のあること自分の興味があることから調べてみましょう。
私としてはどういったものに予算が割かれているかというのは、教職員はもちろんのこと、教員を目指している大学生や子どもたち自身も知ってほしいなというふうに思います。
こういった予算を見ることで、国が何に力を入れようとしているのか。教育・国をどうしようとしているのかがわかると思います。
資料「令和5年度予算のポイント」は76ページもありますが、ぜひ関心を持って見てみてください。
記事の内容は動画と同じです。
動画「教員に知ってほしい令和5年度の文科省予算のポイントを解説」も是非ご覧ください。
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