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時間&費用をクリア!通信制で実現する小学校教員の夢【小免取得への道①】

一歩先ゆく音楽教育(スキルアップ編)
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皆さん、こんにちは。小学校教員免許(小免)の取得プロセスについてお話します。
このシリーズでは、小免を取得するまでの道のりを詳しく解説していきます。

今日の話題は、小免取得に関する基本的な3つのポイント、「時間」「費用」「要件」に焦点を当てます。2023年度の明星大学教育学部教育学科科目等履修生での最新情報を基に、これらの要素を掘り下げていきますが、ご自身の状況や持っている免許、経験によって要件は異なることがありますので、参考情報としてお役立てください。

この動画(記事)は、通信制の大学を通じて小免をどう取得するのか、取得の難易度はどれくらいか、そして取得後は何ができるのかについて知りたい方に特にお勧めします。

 

 

 

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時間 – 小学校免許取得に要する実際の時間

小学校教員免許を取得するまでに、私が実際に費やした時間は合計73時間でした。
この73時間という数字を、具体的な活動に分けて説明します。

私が履修したのは9教科で、それぞれの学習に3時間、レポート作成に2時間、試験準備に2時間を割り当てました。「一般的にはこれくらいの時間が必要だろう」という見積もりに基づいています。科目によって必要な時間は異なりますが、平均的にこのような時間配分になるでしょう。

ここで疑問が浮かぶかもしれません。「計算しても73時間にならないのでは?」
実は、レポート提出と試験で一発合格するわけではなく、再提出や再試験が必要だった科目がありました。レポートで3科目、試験で2科目が該当し、これらにさらに2時間ずつ追加した結果、最終的に73時間という時間が出てきます。

具体的には、学習時間27時間、レポート作成24時間(再提出含む)、試験準備22時間(再試験含む)で、合計73時間となります。
これが多いのか少ないのかは一概には言えませんが、私の経験上、このくらいの時間がかかりました。

 

 

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費用 – 免許取得までにかかる全費用

小学校教員免許を取得する過程で、私が支払った総額は189,000円でした。

この金額はどのように構成されているのでしょうか?まず最初に、入学選考のための料金として10,000円が必要です。

その後、入学が決定すると以下の3つの費用が発生します。

*履修登録費:20,000円
*授業料:私が履修した9科目18単位については、科目ごとに7,500円がかかり、合計で135,000円です。
*学籍管理費:6,000円

授業料は、選択する科目数や単位数によって変動します。履修登録費と学籍管理費は一定ですが、授業料はご自身の履修計画に応じて変わるため、事前に確認が重要です。

さらに、教科書代も考慮する必要があります。私の場合、9科目分の教科書を購入し、科目ごとに約2,000円かかり、合計18,000円となりました。これはあくまで概算です。

ここで注意したいのは、免許取得に必要な最低限の単位数です。法律で定められた必要単位は12単位であり、私の場合はその上に6単位を追加し、総計18単位を取得しました。これは自治体による要件の違いに注意しつつ、最低でも12単位が必要となりますが、費用を抑えたい方は最低限の単位数で計画することも可能です。

 

 

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要件 – 小学校教員免許を取得するための条件

小学校教員免許を取得するためには、いくつかの重要な要件があります。これらの要件は、個人の持っている免許や経験によって異なり、教育職員免許法に基づいて定められています。

 

隣接校種免許状の取得

私が持っているのは、中学校と高等学校で音楽科を教える一種の免許です。小学校免許を取得するためには、「隣接校種免許状の取得」という条件が適用されます。これは、例えば中学校の免許を持っている場合、隣接する小学校や高等学校の免許が取得しやすいという制度です。私のケースでは、中学校の免許を基に小学校の免許を目指しました。

 

普通免許状の所持

また、普通免許状の所持も必須条件です。私の場合は、中学・高等学校の音楽科での教員経験により、この条件を満たしています。

 

良好な勤務成績による実務経験

教員として3年以上の良好な勤務成績が求められます。私は中学校で10年間勤務した経験があり、この要件もクリアしています。実務経験は、教育の質を保証する上で非常に重要な要素です。

 

最低習得単位数

免許取得のためには、指定された教科の指導法に関する科目を中心に、最低12単位の取得が必要です。これには、10単位分の教科指導法と、2単位分の道徳・生徒指導や進路指導、教育相談が含まれます。ただし、これらの要件は自治体によって異なる場合があるため、具体的な単位数や科目については、事前に確認が必要です。

 

 

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まとめ:小学校教員免許取得への道のりを振り返って

この動画「時間&費用をクリア!通信制で実現する小学校教員の夢【小免取得への道①】」で、私たちは小学校教員免許(小免)の取得に必要な「時間」「費用」「要件」について詳しく掘り下げてきました。小免取得のプロセスは、一人ひとり異なる条件や経験に基づくものですが、この記事が皆さんの計画に役立つ情報を提供できたことを願っています。

「時間 – 小学校免許取得に要する実際の時間」では、実際に免許取得にかかった時間を具体的な数字で示し、その内訳を説明しました。学習、レポート作成、試験準備など、各プロセスで要する時間を紹介し、時間管理の参考になるよう心がけました。

「費用 – 免許取得までにかかる全費用」では、免許取得までに必要だった総額とその内訳を明らかにしました。入学選考料、履修登録費、授業料、教科書代など、予算計画に必要な詳細情報を提供しました。

「要件 – 小学校教員免許を取得するための条件」では、小学校教員免許を取得するために満たすべき法的要件や実務経験、必要単位数など、基本条件を解説しました。この情報が、免許取得に向けた準備の手助けとなることを期待します。

最後に、小学校教員免許の取得は、一見すると複雑で時間がかかるプロセスのように思えるかもしれません。しかし、適切な準備と情報に基づいた計画があれば、確実に目標に近づくことができます。

通信制大学を利用して教員免許を取得しようと考えている皆さん、次回の動画もぜひご覧ください。

 

 

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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