教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】

教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

こんにちは。音楽教員歴10年の原口直です。

今日は音楽教員のキャラづくりについてお話をします。

音楽の先生はもともとキャラクターの強い人が多いと思います。他の教科でも先生という職業はなぜかキャラクターの強い人が多いように思います。

その中でも、音楽という教科の先生としてどのようなポイントでキャラクターを作ったらいいか、もしくは持っているキャラクターを活かしたらいいか、ということをお話しします。

 

 

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音楽教員のキャラづくりのヒント1:好きな音楽を発信する

音楽教員のキャラクターづくり。5つあるうちの1つ目は「好きな音楽を発信する」ということです。

音楽の先生ですので、好きな作曲家や演奏家、バンド、歌手など好きな音楽のこだわりが強くある人が多いと思います。自分の好きなアーティストをどんなところが好きで、どんな魅力があるのか、小学生や中学生、高校生にわかりやすいようにアピールできるといいと思います。

また、自分がまったく聴かない音楽についても逆にアピールしておくといいです。例えば、ボカロやK-POPは全然聴かないと言っておくと、これらを好きな生徒が色々教えに来てくれます。

 

初回授業でのガイダンスは、教員・子どもの信頼関係構築・ここから始まる生活指導につながるとても大事な話です。「1年間の授業を楽に進めるための初回授業(ガイダンス・アンケート)の3つのポイント」の動画では、ガイダンスで伝えて欲しいことをお話しました。

 

 

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音楽教員のキャラづくりのヒント2:好きなキャラクターを作る

音楽教員のキャラクターづくり。5つあるうちの2つ目は「好きなキャラクターを作っておく」ということです。

キャラクターにはディズニーやジブリやサンリオ…色々種類があります。自分の好きなキャラクターを公言したり、グッズをたくさんもっておくと、この先生がこれが好きなんだなということが分かって、子どもたちの中にもそのキャラクターを好きな子がいると、話がはずみます。作ってでもいいので、好きなキャラクターを作っておくといいと思います

それから、ワークシートの評価スタンプでそのキャラクターを使ったりすると、またさらに印象が強まると思います。

 

音楽のワークシートは丁寧に作れば良いというわけではありません。作り方のポイントは3つ。詳細は「音楽授業におけるワークシートの作り方」でお話しています。

 

 

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音楽教員のキャラづくりのヒント3:色

音楽教員のキャラクターづくり。5つあるうちの3つ目は「色」です。

その先生が好きな色、よく使う色、持ちものの色を固定しておくと生徒に強い印象を与えることができます。学校によっては、学年のカラーがあったり、クラスのカラーがあったりするのでわかりやすくその色を持つというのもいいでしょう。

私の場合は、持っている持ちものをすべて同じ色にして、この持ち物は原口のものだと一目でわかるようにしていました。これは体育の先生から教えていただいたことで、この先生の持ちものはいつもこの色だと決めておくと生徒にも他の先生方にも印象が強く残って、わかりやすいと言っていました。

 

音楽室にあると便利なグッズを「【3つを厳選】音楽室に常備したい便利グッズの紹介」の動画で3つ紹介しました。GIGAスクール構想も踏まえて紹介しています。

 

 

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音楽教員のキャラづくりのヒント4:スポーツ

音楽教員のキャラクターづくり。5つあるうちの4つ目は「スポーツ」です。

自分の好きなスポーツ…自分がするスポーツでも観るスポーツでも構いませんので、それを公言しておくと話題が広がります

私の場合は、プロ野球のオリックス・バファローズが大好きでパソコンのデスクトップをいつもそれにしておきました。

プロジェクターなどで映す際に必ずバファローズの選手の壁紙が映るので、この先生は野球が好き、オリックス・バファローズが好きという印象が全員に知れ渡っていたと思います。

そうすると、野球好きな男子や女子が気軽に話しかけてくれたり、音楽のことでなくても野球のことで話題が盛り上がったり、色々なことを教えてくれたりします。

シーズンオフでも話題は事欠きませんので、何か一つスポーツの好きなものを作っておくと生徒とのつながりができると思います。

 

スポーツに限らず音楽(教科)に関係の無い趣味を持つことは、実は教材開発につながることもあります。私は趣味のバードウォッチングを鑑賞授業の教材に活かしました。詳細は「私の趣味(一見すると無関係の趣味が音楽教育の教材につながるという話)」をご覧ください。

 

 

音楽教員のキャラづくりのヒント5:YouTube

音楽教員のキャラクターづくり。5つあるうちの5つ目は「YouTube」です。

 

 

今はYouTubeを教材として授業で流すことができます。YouTubeを検索していくとおもしろいYouTuberやチャンネルなどがたくさん見つかります。その中で自分のお気に入りを決めておくと、これも生徒との共通の話題になります。

 

学校でYouTubeを活用する際の著作権の扱い・著作権料の支払いについて「【授業目的公衆送信補償金制度とは?】YouTubeを授業で積極活用して欲しい理由と有効活用のコツ」で紹介しています。YouTubeを学校で活用する前に、まずはご覧ください。

 

私は東海オンエアが大好きなので、Tシャツを買って林間学校や運動会で着ていると必ず生徒が声をかけてくれました。それから、わざわざ岡崎市に行ってきたよなんて話をすると、とても盛り上がります。

他にもこんなおもしろいYouTuberがいるよとかこんなチャンネルにありますよと生徒がおすすめを教えてくれたりします。そこから話が広がったり、音楽のおすすめを教えてくれる時にYouTubeにあがってますと教えてくれたりするので、とても便利でした。

先生がYouTubeを見るんだ、YouTubeが好きなんだということをアピールしておくのも一つのキャラ作りだと思います。

 

YouTubeは学校の様々な場面で活用することができます。私のYouTubeチャンネル・ウェブサイトでも「学級経営でYouTube・動画を活用する方法」「合唱指導でYouTubeを活用する方法」などを紹介しています。

 

 

まとめ:教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】

今日は音楽教員のためのキャラクターづくりについて話をしました。

 

教員は学校内外の様々な人と関わっていきます。生徒・保護者・同僚・管理職などなど様々な人に好かれるにはどうすればいいか。そういったことを考えるヒントを「生徒・同僚・上司・保護者に好かれる教員とは?」でお話しました。

 

授業数が少ない分、短い時間で生徒といかに距離を縮めるか、いかに覚えてもらうか、いかに印象づけるかというのがとても大事です。そのためには少し作ってでもキャラクターをアピールしておくのが大事だと考えています。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「教員のためのキャラづくり【他人に自分を強く印象付けるためのノウハウ】」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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