皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
儀式的行事に必ずある歌唱曲《君が代》。
他の共通教材の歌唱曲については色々なところに実践例が載っていたりしますけれども、この《君が代》についてはあまり語られていないように思います。しかし《君が代》も必ず指導をします。
この動画では《君が代》という歌唱教材との関わり方、扱い方をお話しします。音楽科が特に関わりのあることですので、ぜひご覧ください。
この動画の他には、
10分でわかる合唱指導について、何度でも復習するべき音取りの仕方についてお話をしています。
また他にも
そちらの動画もあわせてご覧ください。
「君が代」の教材研究をしましょう
普段扱う教材…歌唱だけでなく器楽や創作鑑賞もそうですけれども、時間をかけて教材研究をすると思います。
《君が代》も同じように教材研究をする。他と同じということです。
学校で扱い、音楽科が指導し、全体で演奏する以上はその教材に責任を持ちたいものです。他の教材でするような歌唱の指導の準備と同じように、伴奏を練習したり歌を練習したりということをしていきましょう。
「君が代」の教材研究の切り口とは?
他の歌唱教材と同じように教材研究を進めていきます。
例えば詞、アナリーゼ、曲の歴史や作詞者・作曲者・編曲者について。こういったこと…当たり前にすることをしていきましょう。
切り口はいろいろあります。例えば、
・編曲がドイツ人であるということ。
・《君が代》がある風景…例えばスポーツイベントなど。
・他の国の国歌などを引き合いに出しても面白いかもしれません。
切り口は様々です。
教材研究を進めて、校種や子どもたちに合わせて様々な切り口で指導するといいと思います。
「君が代」という曲の歴史
《君が代》が他の歌唱教材と全く違うところ。それは国歌であるということです。
この「国歌になった」という経緯、歴史をきちんと調べておきましょう。また国内・学校での扱いについても、知っておくといいと思います。
《君が代》が国歌であるということについては、様々な考えや思いを持った先生がいるということを音楽科として知っておく必要があります。例えば指導や職員会議などでその話題が出た時に、なぜそのような考え・思いを持っている人がいるのかということを音楽科として知っておくべきだと感じます。
私の場合は大学生になった2000年。この時はちょうど国歌についての議論が白熱していた時だったので、音楽科になるなら自分なりにきちんと考えや思い、そしてきちんと研究をした上でそれを持ちたいと思っていました。教育実習で扱ったほどです。
皆さんも《君が代》という歌唱教材を国歌として扱うことについて、自分の考え、それから周りの人に色々な考えや思いがあるということを知って、指導や演奏をして欲しいと思います。
まとめ:音楽科教員は知っておきたい「君が代」
この話題については動画にするか、すごく迷いました。
しかし学校に音楽科として関わる場合、必ず通る道ですし知っておかなければいけない知識、それから考えや思いもあると思って動画にしました。皆さんの個々の思い。それを持って、歌唱指導をして欲しいと思います。
記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽科教員は知っておきたい「君が代」」も是非ご覧ください。
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