音楽教員歴10年の原口直です。
最近では報道で教員の現状や裏側が出ますので、教員のイメージがどうかは変わってきているかもしれません。今日はベネッセがまとめた小中高生が持つ教員のイメージについて話します。
「忙しい仕事」というイメージの現実は?
小中高生に教員のイメージ…どんな仕事かを聞くと一番多いのが「忙しい仕事」ということです。
教員経験がある私から言わせると忙しそうに見えてしまっているのは、ちょっと申し訳ない気がします。実際はとても忙しいということでも、生徒や児童にそれを気づかれてしまうというのはあまりよくないかもしれません。生徒に気をつかわせてしまっているかもしれません。
最近では報道などでも教員の仕事や時間について発信されていますので、それを生徒や児童が知っているのかもしれません。そして、ちょっと気をつかってくれているのかもしれません。
理想的にはそんな気をつかわずに、自分の言いたいことを言いたい時に先生に相談できたり伝えられたらいいな。そういう環境が作れればいいなと思います。
「子どものためになる仕事」というイメージの現実は?
小中高生へのアンケートによると、教員という仕事は「子どものためになる仕事」と思われているようです。これはとてもうれしいことです。
実際に現実にどうか。その結果が表れるまでは、短期的なものもあれば長期的なものもあると思います。自分が指導してできなかったことがすぐできるようになるというのは、とてもうれしいですし、成果がわかりやすい、ためになっているなと思うかもしれませんが、成果が上がるのが10年後20年後になる可能性もあります。
自分が今教えたことが自分の目の前で成果が出ないというのは少しつらいことかもしれませんが、子ども自身が子どものためになる仕事だと思ってくれているのであれば、とてもうれしいことです。
指導の内容によってはすぐにためになったと生徒に思わせられないこともあるかもしれませんが、長期的に見る。これは大人にしかできないことだと思いますので、指導内容に自信を持って「いつかこの子のためになるのだ」と思って指導を続けたいものです。
「苦労が多い仕事」というイメージの現実は?
小中高生のアンケートでは教員の仕事は「苦労が多い」ということです。これもあまり生徒にはそう思われたくないなというのが本音です。
苦労の多さが何かが表れてしまって、生徒に伝わっているというのは少し悲しいことです。「苦労なんてなく楽しいことや元気いっぱい仕事をしている」と見られたいと思うのが本音ですが、生徒や児童はそれを察しているようです。
実際に苦労が多いかというと…多いと思います。もちろんそれは、教員だけではありませんが、生徒から見ると苦労の多い仕事なんだなと思われているんですね。
まとめ:【教師の仕事とは?】教員という職業のイメージと現実とのギャップを正直に話します
生徒から教員がどのように見られているか。ちょっと気になるところではあります。生徒や児童は子どもらしく、先生と関わって欲しいですが、実際には気をつかわせてしまっている部分もありそうです。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「【教師の仕事とは?】教員という職業のイメージと現実とのギャップを正直に話します」も是非ご覧ください。
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