音楽教員歴10年の原口直です。
宿泊行事は、担任の場合はもちろんついていきますが、音楽科の教員は担任以外の学年に入ることもあります。
それは全クラス・全学年の授業を持っていて、生徒もこちらも顔がわかっていること。それから、女性であるという理由で引率に加わる場合もあります。
気をつけることを3つ話します。
生徒たちの体のケア
生徒たちがもともと持っている持病。それから食物などのアレルギー。それからケガをして松葉杖を付いていたり腕をつっていたりする。こういったことへのケアが大事です。
担任の先生はどうしても全体を見ますので、それぞれのケアは副担任が大事です。
それから、場所によっては暑い・寒いことが起こりますし、両方が起こる場合もあります。こういった暑さや寒さへのケアも大事です。
それから現地でのケガ。思わぬケガをしてしまうこともありますし、思わぬ病気を発症してしまうこともあります。これは普段元気が有る無しに関わらず起きてしまうことです。そういった子たちへのケアが必要です。
それから、女性だからという理由で引率に加わる理由は女子の体のケアです。これも気持ちをわかってあげられる、そばにいてあげられる、これがとても大事です。
生徒たちの心のケア
どうしても出てしまう心の疲れに対するケアです。励ましたり、何でもない会話をしたり、こういった心のケアも大事です。担任の先生はどうしても忙しいのでフォローをするのは副担任として大事なことです。
それから、宿泊に対する不安、緊張、責任感といったもの。これに対するフォローも必要です。
親元を離れて宿泊をするという不安。リーダーや係を任されている生徒はその責任感から緊張している場合もあります。大きいのは人間関係です。特にグループで行動する場合に、あの子とうまくやっていけるかとか、行事の途中でケンカをしたとかよくあります。こういったことに対する心のケアも大事です。
宿泊行事に関わる方との連携
準備の段階から大事です。副担任として参加する場合は、日程・行動・やることがすべて決まった状態、そこに参加します。情報は積極的に得ようとしないと、どこに行くのか?何をするのか?を全く知らない状態になってしまいます。
学年で行事の準備をしている時に、どのようなことが決まったのか?どこへ行くのか?を生徒や先生から聞いておくのが大事です。
副担任として参加する場合は、実踏に行けずにすぐ本番ということがあります。山登りの場合などは自分で準備ができないで行く場合、その場所を想定できない場合もありますので事前の準備が必要です。
それから、当日の連携は担任の先生は忙しいです。
全体を動かしたり、見たり、チェックやフォローがたくさんありますので、それ以外のことを一手に引き受けましょう。連携をすべきなのは、宿の方・施設の方・養護教諭・引率する他の先生・校長先生・引率する医師や看護師の方々。この連携も大事です。
まとめ:副担任・音楽教員としての学校宿泊行事への関わり方
とても気を張るのが宿泊行事です。生徒は楽しみにしていますが、先生は不安がたくさんあります。
副担任として参加する場合は、きちんと担任の先生方をフォローできるように気配り、心配りをしましょう。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「副担任・音楽教員としての学校宿泊行事への関わり方」をご覧ください。
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