音楽教員が学級担任として進路指導に関わる際の3つのポイント

音楽教員が学級担任として進路指導に関わる際の3つのポイント 一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
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皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

この動画では中学生の高校受験についての話をします。

私は担任として中学1年生から2・3年と持ち上がりで持ったことがあります。
担任の先生はそのクラスの生徒を一番知っておく、一番知らなければいけないという存在です。しかし中学校3年生受験のシーズンになると、週1回のたった1回の授業で生徒を把握していなければいけないということになります。これはとても無理なことです。

ですので、ちょっとしたコツを使って自分のクラスの生徒を把握する必要があります。
この動画は週1回の授業でも自分のクラスの生徒のことをきちんと理解する。そのためのヒントとなる動画です。

 

他の動画では、

音楽教員が学級担任を持つ際の3つのポイント
音楽科が担任を持つ3つのポイントについて話しています。例えば音楽科が担任の場合の合唱コンクール対策。それから学級担任と教科担任のその違いを自分で演出する方法。そんなことも話しています。
音楽高校・音楽大学を志望する生徒の進路指導で大切なこと
音楽高校・音楽大学の進路指導について話しています。これは担任であるかどうかにかかわらず、毎年自分にかかってくる問題です。「ピアノを習ってます」という言葉に騙されない進路指導について話をしています。

興味のある方は是非ご覧ください

 

 

 

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進路指導で生徒との信頼関係を築く方法

学習指導要領では音楽科は週1コマ、年間35コマという計算ですけれども、ほかの教科…例えば社会・数学・理科・英語は中学3年生では週4時間となっています。

自分が自分のクラスの子を授業するということができないのであれば、その他の教科の先生の力を借りるしかありません。ほとんど毎日関わってくださっている教科の先生方に情報を聞くというのが大事です

自分のクラスの「あの子は積極的に授業に参加していますか?」とか「この子が心配なんですけれども授業態度はどうですか?」といったことを教科の先生に聞いて、情報を得るということが大事です。

 

また、それを聞いて終わらせてはいけません。聞いたら必ず生徒にフィードバックします。

「今、英語頑張ってるんだって?」とか「数学でこんな風な活躍をしたんだってね」というふうに本人に話すと、担任の先生が知っているんだとか先生同士のコミュニケーションが取れているんだということを生徒に知らせることができて、安心感を持たせたり信頼関係を結ぶことにつながります。
聞いて終わりではなくて必ず生徒にもう1回リターンをするのが大事だと思います

 

教員は日々様々な人と関わっていきます。様々な人に好かれるにはどうすればいいかといったことを考えるヒントになる話を「生徒・同僚・上司・保護者に好かれる教員とは?」で紹介しています。

 

また日々教科の先生とコミュニケーションをとっていく利点の一つとしては、進路を選択する際に、ある生徒が「理数コース」とか「国際コース」「英語コース」とか、そういったところに進みたいと言ったときに、普段から授業の様子を知っているというのはとても良いことだと思います。

本人が授業でどういった姿勢なのかというのは成績の数字だけでは分かりません。進路指導にもつながりますので教科担任の先生と密に連絡を取ること。特に授業数の多い数学・社会・理科・英語、こういった先生方とは毎日でも会話をするといいと思います

 

 

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生徒の進路決定に関するキーパーソンは誰?

授業を進めていく上でもキーパーソンを把握するのはとても大事ですが、進路指導でもキーパーソンはとても重要です。

 

授業においてキーパーソンを見つけることの重要性については、教育実習生が実習後インタビューで話しています。「【教育実習シリーズ番外編】教育実習アフターインタビュー(その2)」をご覧ください。

 

小学生の中学受験・中学生の高校受験・高校生の大学受験、それぞれキーパーソンが違ってくると思います。それぞれ本人の意思がどれくらい尊重されるのか、本人の意思がどれくらい入っているのかというのは違ってくると思います。

 

本人の意向だけで決まらない高校受験

中学生の高校受験の場合は本人の意志ももちろん尊重されますが、まだまだ親御さんの意見も入ってくるという印象がありました。もちろん本人も保護者の方も「本人の意見が一番」ということが多くありますが、その後ろには保護者の方や、場合によっては塾が関わっている場合もありました。またその力関係、濃淡は家によって様々です。

中学3年生の12月。いよいよ進路に向かう面談というところで受験校などが決まったのに、お正月におじいちゃんと会ったらその受験校が変わってしまったなんていうこともありますので、キーパーソンが誰になるのか把握しておくのがとても重要です。

 

教員のための保護者対応の3つのポイント」の動画では、保護者と良い関係を築くためのコツをお話しています。

 

三者面談で注意することとは?

本人の話や三者面談でよく出てくるワード。それにしっかり耳を傾けておくこと、それを把握することが大事です。また三者面談などでは本人と親御さんの話す割合。もし、20分間の面談だとしたら、そのうちの何分本人が話して何分親御さんが話しているのかということで力関係が分かったりします。また本人の様子、普段と違う点、目線なども参考になります。

場合によっては三者面談の後に本人だけを呼び出して「あなたはどう思ってるの」という風にマンツーマンでもう一度聞く必要がある、なんてこともあります。キーパーソンが誰なのかきちんと把握することが進路指導の要となります。

 

 

 

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同学年の担任・教科担任との情報共有の重要性

教員同士で高校の情報を共有するというのはもちろんよくやることだと思います。
横のつながり…同学年の他のクラスの担任の先生との共有もそうですし、縦のつながり…去年の3年生の担当の先生に話を聞くなど情報の共有はとても重要です。

音楽科が担任だと、音楽は受験科目ではないので情報が少ないのではないかなと思われがちです。教科担任の先生から話を聞いたりして、自分もきちんと情報を持っておくことが大事です。
また同じ学年の他のクラスに同じ学校志望しているという場合も、担任同士で情報を共有しておく必要があります。

 

 

時に、担任として二者面談をした中で「数学の勉強方法が分からないから聞きたい」という相談を受けたとします。音楽科ですから数学の勉強法を伝えることは難しいですし、その子の性格や実力もきちんと把握しているわけではないのでとても難しいです。

そういった場合は、「教科担任の先生=数学の先生に聞きに言ってごらん」という風に助言をした後に、こちらも数学の先生に「うちのクラスの誰々が相談に行くかも知れませんのでよろしくお願いします」と言っておきます。素直にその子が相談に行けばいいですけれども、恥ずかしがったり忘れたりして相談に行かなかった場合も、教科担任の先生から声をかけてくれるようにお願いをしておきます。

このように全体での情報共有…担任と教科担任そして生徒。その情報共有がとても重要になってきます。

 

 

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まとめ:音楽教員が担任として進路指導に関わる際の3つのポイント

受験はややもすると個人プレーのように見えますが、れっきとしたチームプレーだと私は思います

受験をする子どもを中心に親御さんや時には塾、そして先生は担任はもちろん同学年の他の先生、教科担任の先生、また管理職にも面接の練習や書類作成などでお世話になりますので、やはりチームプレーなのです。

子どもの進路指導をみんなで、チームで乗り切れるように尽力しましょう。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽教員が学級担任として進路指導に関わる際の3つのポイント」をご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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