教育のデジタル化を考えるイベント Edvation x Summit 2020 Online(2日目・3日目)の感想

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11/3より3日間「Edvation x Summit 2020 Online」が開催されました。2日目と3日目に参加したセッションの一部内容と感想を紹介します。

 

 

 

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セッション:社会と乖離した学校、子供たちはいかに社会とつながるか

 

中学校の新学習指導要領に39回出てくる“生活と社会”につながる視点。

 

産学が連携するには、①同じ目標を持つ②Win-Winであること。
産と学の使う脳や言語が違う中で、どうすり合わせていくか。
お金重視が学は苦手。感情重視が産は苦手。

 

2021年度から完全施行される中学校の新学習指導要領。その3つのポイントを「音楽教員のための新しい学習指導要領の3つの要点解説」の動画で解説しています。

 

 

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セッション:教育長ラウンドテーブル~GIGAスクール構想で変わる教育現場~

 

熊本市、戸田市、高岡市の教育長が登壇。

 

「2017年ICT使用率0%だった学校が動き出した要因は『慶応SFC実証実験』だった」
→やはり改革の特効薬は黒船来航か。「端末は教具ではなく文具」
→後のセッションで出た経産省が目指す“普段づかい”につながる。持ち帰りを議論している文科省より先に現場は動く。「学校や教員の格差はもともとある。ICTのせいじゃない」
→深く納得する。元の差を小さくするためのICTだ。

 

教員のためのICT教育解説(内容と動向について)」の動画で、学校で必須となりつつあるICT教育の中身・動向について簡潔に解説しました。

 

 

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セッション:文部科学省 大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ(Scheem-D)

 

「大学教育の質を高める意欲・アイデアをもつ」パートナー探しを始める…何を作るかだけでなく、何とつながるか、何を利用するかが大切なのは、どこでも同じ。

児童・生徒・学生に接することができるのは限られた人なので、『後ろを固める人・下から支える人』を子どもたちを育てるのと同じくらい大事に育てていく必要がある。

 

 

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まとめ:Edvation x Summit 2020 Online 3日間参加しての感想

教育のことを考える人がたくさんいて、素直にうれしいです。

目的はそれぞれかもしれません。子どものため、未来のため、国のため、自社のため…それでも、教育に目を向けてくれていることがうれしいのです。世の中にたくさんあるトピックの中で教育を選ぶことは、何が動機でもうれしいのです。

これからも増える教育や学校の話題…自分の立場も考えたり、確認しながらアンテナを立てていきます。

 

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この記事を書いた人
原口直

元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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