皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
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今日は『教育実習【教育学部じゃない学部の人向け】』です。
教員免許は、教育学部だけではなく様々な学部で取ることができます。もちろん教員免許を取るためには、そのための授業を受けたり教育実習に行かなければいけません。教育実習は教育学部じゃない人もあります。
実際、教員の中には教育学部でない先生もいらっしゃいました。なってしまえば「その先生が何学部か」なんていうのはまったく関係ありませんし、意識もしたことありません。当然「教員になりたい」と思っていれば教育学部に進む人は多いですが、そうでなくても教員になる人はいます。
もちろんモチベーションの差はあると思います。それは教育学部とそうでない学部との差というよりも、教育学部の中でもモチベーションの差はあるものです。
附属学校にいた際も教育学部でない教育実習の受け入れもしていました。年間に1人か2人ぐらいですけれども、そういった子達も教育実習に来ていました。
この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。
▶教育学部には行かなかったけれども教員に興味がある人
▶とりあえず免許取っておこうかなと思っている人
▶教育実習、正直やる気がない、いやだなぁと思っている人
この動画の他には、YouTubeチャンネルに再生リスト「教育実習編」を作っています。「初めての教育実習へ臨む実習生へおすすめの10本」を厳選した再生リストもありますので併せてご覧下さい。
指導教員が教育実習生に望むことは1つだけ
教員になるかならないかは、正直どっちでもいいです。教育実習を受け入れる側としては、教員志望かどうかというのはさほど重要ではありません。これは教育学部にも言えることです。教育学部の中でも全員が教員志望であるというわけではなく、企業や大学院を見据えている人もいます。
ですので学部にかかわらず教員志望であるかどうかというのはそんなに重要ではありません。もちろんなりたいと思ってくれれば嬉しいですけれども、そうでないからと言って何があるわけでもないです。
ただ、なりたいかどうかに関わらず、実習中は一生懸命に教育実習に取り組んでほしいです。
教員になるわけではないから手を抜くとか、なんとなくやる気がないのがこっちにも伝わってきてしまうというのは絶対に避けてほしいことです。どうせやるなら全力でぜひ取り組んでください。
指導教員の教育実習生に対する思い
教育実習を受け入れる指導教員。
教育実習生を受け入れても通常の校務が減るわけではありません。通常の教科や学級はいつも通りにありますし、部活動が減らされるわけでもありません。また教育実習生を持ったからといって、手当ももちろんありません。
教育実習を受け入れるのはただただ善意です。そういったことを実習生側はぜひ心に留めておいてほしいものです。教員の労働時間が長いのはご存知の通りです。そこにプラスアルファで教育実習の受け入れをしているのです。
教育実習生のやる気は教員に伝わります。教員は普段から子どもと関わっていて、子どもの些細なこと…表情や仕草ひとつでいろんなことを感じ取ります。もちろん教育実習生からもそれを感じ取っています。
教育実習生のやる気があれば、指導教員にも自然に伝わると思いますし、逆も然りです。手を抜けば最低限となってしまうでしょう。
指導教員の授業時数は有限
また指導教員の授業時数は決まっていて、それを教育実習生に分けているのです。例えば中学校音楽科なら週に1時間、年間35コマです。やるべきことは多く、35時間とてもカツカツの中で教育実習生にそのうちの数時間を分けているのですから、これはとても貴重なものだと思っていただきたいです。
正直、自分で授業やる方が楽です。2倍3倍、手間暇をかけて教育実習生を指導しますので、ぜひそういったことを心に留めて実習に向き合っていただきたいと思います。
授業を受ける子どもの教育実習生に対する思い
子どもだって授業は先生の方がいいに決まっています。しかし、しっかりと教育実習生の授業も受けてくれます。子どもの1時間というのはとても重いものです。1時間あれば本も読めるし・遊べるし・運動もできるし・好きな動画を見られるし。とても大きな1時間。それを生徒が40人いれば40人分40時間背負っていると思ってください。
この重みや責任を感じ取ることが出来れば、準備に手を抜く、実習に手を抜くということはできないと思います。子ども達も皆さんの教育実習に協力してくれているのですから、ぜひ誠意でそれを返して欲しいと思います。
まとめ:【教育学部以外の学生の方へ】指導教員として教育実習生に伝えたいこと
教育学部の生徒の中でさえモチべーションに差がありますし、もし教員になった場合に学部は関係ありませんので、ぜひ教育実習には誠意を持って取り組んでほしいものです。
初めは何となく「教員免許をとりあえず取っておこう」という気持ちだったとしても、教育実習はあなたにとってとても重要な期間となります。もし教員になりたいと思ってくれればとても嬉しいです。ぜひ充実した教育実習を過ごしてください。
サイトの記事の内容は動画と同じです。
動画「【教育学部以外の学生の方へ】指導教員として教育実習生に伝えたいこと」も是非ご覧ください。
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