【こちらをクリック】学校での著作権の取り扱いについて解説する「学校著作権ナビ」を開設!

大学の教育学部とは?【東大出身の教員が少ないのはなぜ?】

大学の教育学部とは?【東大出身の教員が少ないのはなぜ?】一歩先ゆく音楽教育(雑談編)
一歩先ゆく音楽教育(雑談編)
この記事は約7分で読めます。

皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は「教育学部とは」という話をします。

大学への進路選択。それは人生を決める大きな選択と言っても過言ではありません。何学部を選ぶのか、どんな免許を取得するのか。その先の職業につながることを大学の時点で決めるということもあるからです。

この動画では、私も所属していた教育学部とは何かという話をします。進路選択や進路指導にぜひご活用ください。

 

この動画のほかには、

教育実習シリーズ「【教員を目指す人へ】教員養成大学で学ぶ皆さんへ送るアドバイス
(主に教員養成大学に在籍する学生の皆さん向けですが)音楽の授業をつくるにあたって必要なことを話した動画

 

また「【教員ってどんな仕事?知りたい人へ】おすすめの10本」(再生リストおすすめ10本)をまとめてあります。併せてご覧ください。

 

 

どの大学に教育学部が設置されているか?

教育学部は国立大学でしたらほとんどの大学にあります。
国立大学…つまり東京大学にも京都大学にも教育学部はあります。大学名に「教育」とついている…例えば北海道教育大学とか愛知教育大学、大阪教育大学のように「教育」とついていなくても教育学部があります。

一方、私立や公立の大学で教育学部があるところは、国立に比べると少なめです。
私立で教育学部があるのは早稲田大学や文教大学などです。公立は1校だけで広島にある福山市立大学のみです。

このように、教育学部はほとんどすべての都道府県に1つはあると思っておいてください

 

 

教育学部には2種類(教員養成系・教育学系)ある

教育学部に行けば教員になるというわけではありません。
教育学部には2つの種類があります。1つは教員養成系、2つ目は教育学系。この2つです。

 

教員養成系の教育学部とは?

読んで字のごとく、教員を養成する教育学部です。

小学校や中学校の教員を養成する。小学校の場合は全科…つまり国語・算数・理科・社会から保健体育・音楽まで。全ての教科を教えられなければいけませんので、その免許を取得するための勉強をします。広く浅く勉強するのです。

一方、中学校・高校では1教科…つまりその教科のスペシャリストを育てる。1教科を狭く深く学ぶのが中学校や高校の勉強です。その教科のスペシャリストであり、研究もかなり力を入れて行います。

この教員養成系は教員になる人が確かに多いです。しかし、昨今では教員養成系からでも、一般企業や公務員という道に進むこともありますので「絶対に教員にならなければいけない!」というわけではありません。いろいろな道が今ではあります。

また昨今の教員採用では、都道府県によっては音楽、中学・高校の採用がないというところもありますので、一旦一般企業に行くとか、教員を諦めて行くという子もいます。それぞれ色々な道を模索していますが、教員になる人が多いというのは言えると思います。

 

大学を卒業して新卒で教員採用試験を受けるという進路だけが教員を目指す道ではありません。学校で教えるには様々な方法があります。自分に合うものを見つけましょうという話を「【教員を目指す人へ】教員採用試験から教諭が全てではない!教員を目指すとは?」で紹介しています。

 

教育学系の教育学部とは?

これは教員養成とは似て非なるものです。教員養成ではなくて教育の研究…心理学・社会学も含みますが、そういったことを勉強します。

ですので、行く先は教員ではなく一般企業や公務員、研究者という道です。

 

この教育学部にある2つ…①教員養成系②教育学系。この2つは本当に違うと私は思います。

私は自分の教員免許更新講習の時に、教育学系の学校に講習を受けに行きました。
そこで聞いたことはやはり「学校現場に即していない部分があるなぁ」とか「理想論だよな」と思うこともありました。しかし一歩引いて広い目で教育を見るという人がいるというのは、とても重要だなと同時に思いました。

 

6年間で約50人の教育実習生を指導してきました。教育実習前に必ず行っていたガイダンスの内容をお話しします。教員になることに少しでも興味のある方は「教育実習ガイダンス(実際に教育実習生にお話した内容です)」をご覧ください。

 

 

教育学部を卒業すれば教員免許を自動でもらえるものではない

教員になるには都道府県が交付する教員免許の取得が必要です

教員になるには教員免許が必要です。教員免許は各都道府県が交付します。そのためには大学で十分な講義を受けたり、教育実習に行ったりという事が必要になってきます。

教員養成系の教育学部の場合は、この免許の取得が卒業の要件になっていたりします。
しかし教員免許を取らないゼロ免課程というもの、それから教育学系の中には取らない方もいらっしゃるのかもしれません。

ですので、教育学部ならどこでも教員免許が自然にとれるのだと思わないようにしましょう。取れる免許にも制限がありますので、きちんと調べる必要があります。

 

 

教育学部以外の学部でも教員免許の取得は可能

また教育学部の学校でなくても、教員免許を取れる大学はたくさんあります。
わかりやすく言うと、音楽の教員免許は音楽大学でも取得できます。他にも特に国数英社理については一般大学でも、免許が取れる課程があります。文部科学省のリンク先を貼っておきますので、ぜひそちらをご参照ください。

 

 

多いのは、理系の大学では数学や理科・情報などの免許が取れたり、経済学部・農学部・法学部・文学部などでは社会や公民が取れたりします。一般の大学の教育学部でないところでも教員免許も取れる可能性がありますので、自分は免許が欲しいのか、教育の勉強をしたいのか。ぜひ考えてみてください。

 

私は大学卒業後に非常勤講師・アルバイト・民間企業勤務を経て教員の職につきました。大学卒業後に就いた非常勤講師の職では、大学では学ぶことができなかった知識・経験を得ることができたのですが、「【貴重なスキル・経験を獲得!】大卒→非常勤講師を経て教員になった体験談をお話します」で、その仕事内容について紹介しました。

 

 

まとめ:大学の教育学部とは?【東大出身の教員が少ないのはなぜ?】

教員免許は社会人になってからも取れないわけではないです。通信制などもあります。しかしとても大変で、ハードルは高いと思います。

自分が「教員免許を取りたい」「教員になりたい」というのであれば、やはり大学に進学する際にきちんとリサーチをするということが重要になってきます。早めの決断となりますがよく考えて、免許のこと学部のこと考えてみてください。

 

報道などで教員という仕事について色々と言われます。変わり続ける学校現場。そして、変わらないやりがい安定。こういったものを検討して就職をするときに「教員」という選択肢を入れて欲しいという話を「【今こそ教員を目指そう!】魅力は採用数・安定性・GIGAスクール構想」で紹介しました。

 

ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「大学の教育学部とは?【東大出身の教員が少ないのはなぜ?】」も是非ご覧ください。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の法律と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

▶お仕事・相談・質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

原口直をフォローする
原口直をフォローする
原口 直の一歩先ゆく音楽教育

コメント

タイトルとURLをコピーしました