こちらをクリック【教育実習生必見】中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

Nコン2022の申込方法と注意点(選曲・指導よりも大切なこととは?)

Nコン2022の申込方法と注意点(選曲・指導よりも大切なこととは?)一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
一歩先ゆく音楽教育(授業準備編)
この記事は約11分で読めます。

皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

今日は「Nコン申込の仕方」についてお話しします。

NコンはNHK全国学校音楽コンクール合唱のコンクールです。小学校・中学校・高校と校種別に部門が分かれている合唱コンクールで、参加校は2021年度で1,622校。コロナ前は2,500校ぐらいが参加していた規模の大きなコンクールです。
校種別の課題曲が毎年設定されており、Nコン自体は知らなくてもNコンの課題曲を歌ったことがあるという人は多いのではないでしょうか。

今日は音楽の先生向けにNコンの申込の仕方や申込の際に気をつける点についてお話しします。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶今年初めてNコンに臨む先生
▶学校が変わった・校種が変わったという先生
▶今年特別に気をつけなければいけない事・著作権について知りたいという先生

 

Nコンの申込の動画は2本に分けます。この動画は『申込方法』の動画です。
原口 直の学校著作権ナビ」という別のチャンネルでは、自由曲や楽譜の著作権について詳しく説明しています。
著作権の話は両方の動画でしますが、こちらは「あっさりめ」・学校著作権ナビの方では「Nコン2022の申込方法と著作権(無断改変は審査対象外!)」の動画の中で詳しく「こってりめ」でお話をします。

 

この動画は2022年度のNコンの申込についての情報です。毎年変わることがありますので必ず新しい情報を得てください。
また、この記事は2022年5月4日時点の情報をベースにしています。年度途中であっても状況によって変わる場合があります。
必ず最新の情報を公式のホームページで確認をして情報を得るようにしてください。

 

この動画の他には

部活動・コンクールでの著作権を理解する(Nコン・合唱コンクール・吹奏楽コンクールの事例)
合唱の他に吹奏楽のコンクールを例にとって著作権を考える動画です。
学校における著作権入門(教員のためのシーン別著作権)
学校の全般の著作権についての話もした動画です。

 

があります。あわせてご覧ください。

まずは大まかな流れを確認しましょう。

①日付
②条件
③財布
④自由曲
⑤手続

です。

Nコンのサイトでは、「②条件」「④自由曲」「⑤手続」について詳しく話していますが、一音楽科の教員として気をつけなければいけないことは他にもあります。この流れに沿って説明していきます。

 

 

 

注意!Nコンには2つの参加要綱があります

まずはじめに把握しておかなければいけないのは、Nコンのサイトには2つの要綱があるということです。
全国に共通する内容と、地方という内容があります。

 

全国大会の参加要綱

全国はホームページサイトの「Nコン2022参加のご案内」から見ることができます。

 

 

内容的には

・全国大会の日時
・参加規定
・申込方法
・選曲
・楽譜
・審査

などが書いてあります。

 

地方大会の参加要綱

地方の情報を知るためには、サイトのトップページから「Nコン2022日程の一覧>ブロック別>地区」と進んでいかないといけません。

 

 

地方の内容は、

・地区大会ブロック大会の日時
・申込先
・申込の〆切
・予選で準備する自由曲の楽譜の数
・説明会の日時(これは全員参加必須の説明会)
・放送や観覧について

です。

 

この2つの要項は重複している内容もありますが、ほとんど別のことが書いてあると思っていいでしょう。特に地方の情報はよく知っておく必要があります。

〆切日については地方ごとに違います。
今回初めて東京以外の地方と比べてみることをしてみたのですが、東京のコンクールと地方のコンクールでは申込の日そのものが違っていて冷や汗が出ました。皆さんに〆切の日を「この日ですよ」と東京を基準に発信をしていたら、間違ったことを教えてしまうからです。

皆さんも必ず自分の地区の情報であるかどうかということを確認し、自分の地区ではどうかということを必ず公式のホームページサイトから確認してください。

 

 

Nコン2022に申し込む時に気をつけるべきことー1.日付

Nコンのサイトから音楽科が把握すべき日付をチェックしましょう。

本番の日時

地区・ブロック・全国で決まっています。7月8月、また全国大会は10月まで続きますので、その時期に学校・学年の行事がないかということを確認しておきましょう。

学年の宿泊行事などがある場合や生徒それぞれの他の習い事や塾などがある場合は、誰が出られないかということを把握しなければいけません。まずは本番の日時をチェックしましょう。

 

説明会の日時

これは教員が参加するものです。全員参加必須の説明会です。
東京都の場合はMicrosoft Teamsで行うようです。これも地区によって違いますので、必ず自分のプロック・地区を確認してください。日時も異なります。

 

申込の締め切り

〆切日を確認しましょう。申込締切までに自由曲の楽譜を準備しなければいけません。
もし楽譜が手元にない場合は審査員用だけでも先に注文しなければいけませんので、申込の〆切をきちんと確認し逆算して楽譜を注文することも考えておきましょう。

 

練習の日程

学校がある間にどれくらいできるのか、また夏休み中にどれくらい練習するのか、ということを、教員自身のスケジュールと生徒のスケジュール…練習日がどれくらい確保できるのかということを確認しておきましょう。

日付が合わなければ、いくら意欲があっても参加することはできませんので、この4つの日付をまず確認してください。

 

 

Nコン2022に申し込む時に気をつけるべきことー2.参加条件

日付が確認できたら参加できる条件を確認しましょう。こちらは全国版の「参加のご案内」に出ています。
様々な項目があります。

1.参加資格
2.参加形態
3.歌唱人数・ステージ配置
4.指揮者・伴走車
5.演奏曲目
6.伴奏楽器
7.映像・音声の利用
8.参加費用
9.代替日・開催方法の変更
10.フリー参加

 

この10項目に分かれている中で、特に気をつけなければいけないのがこの3つです。

 

参加人数

コロナ前と大きく変わっています。2021年度と同じで、全部門25人以内となっています。
それまでは35人や40人とされていたので、前の知識を持っている先生は要注意です。部員のオーディションを行わなければいけないのか?、人選はどのように行うのか?ということを、計画的に考えなければいけません。

 

指揮者

教職員・嘱託員・外部指導者や部活動指導員が入っています。
2020年度より外部指導者や部活動指導員といった教職員でない人が指揮をすることについて、規定が変わっていますので詳しくは案内をごらんください。

 

映像・音声の利用について

コンクールの音声や映像を、ニュースや番組だけではなくインターネットやラジオ・広報物などに使います。その際の注意書きが書いてあります。著作権にも関わることですので、きちんと見ておきましょう。

 

 

Nコン2022に申し込む時に気をつけるべきことー3.お金

NHKのホームページには書いていませんので、音楽科として知っておいて欲しいことをお伝えします。

Nコンに参加するのに「必要なお金はどれくらいかかって、どこから出してくるのか」ということを把握するのは、顧問の重要な役割です

Nコンに参加すること自体は無料です。
お金がかかるのは楽譜

まず課題曲の楽譜は、参加の申込の際に買うこともできますし、もうすでに楽器屋さんなどを通して手配している先生もいるでしょう。課題曲については、子どもの人数分と教員の分が必要です。
自由曲については子ども・教員に加えて、審査員も必要です。審査員の部数については地区ごとに違うので、必ず自分のブロック・地区を確認ください。

また改変をする場合、許諾を得る際にお金が必要なこともあります。念頭に置いておきましょう。また「いくらぐらいか」ということは、著作者が決めることです。

交通費や記念品といった費用もかかってきます。バスを貸し切る場合にはその予約をしなければいけません。

こういったコンクールにかかる費用…どの財布から、どの段階で、誰に許可を得て使えばいいのかということも、音楽科はきちんと把握しておきましょう。あとでお金を動かすというのは、特に公立の場合とても難しいと思います。必ず事前に確認をしておきましょう。

 

 

Nコン2022に申し込む時に気をつけるべきことー4.自由曲

Nコンは課題曲と自由曲の2曲演奏します。

 

自由曲の選曲方法

自由曲の選曲については様々な観点で選ぶポイントがありますが、人数や合唱団の特性・子どもたちの特性などで決めると思います。

まずは手始めに「昨年度どのような曲が歌われているのか」「ここ数年間でどんな曲が人気があるのか」というところを調べると良いと思います。
ただし、全国大会の自由曲はとても難易度が高いものが多いです。自分の学校の技術や取れる練習時間をきちんと計算して、どの程度だったらできるかなというところで調べてみてください。

 

自由曲の著作権(無断改変は審査対象外です)

次に著作権。
Nコンのホームページに詳しく書いてあります。「自由曲の選曲にあたっては、まず著作権の状況を調べてください」という風に書いてあります。

自由曲の著作権の調べ方についても載っています。放送・配信でどのような管理状況になっているのかJASRACまたはNexToneで調べる必要があります。また、差別的な表現についても避けなければいけません。

そして改変をする場合には許諾を得なければいけません。これも明文化されています。
改変と言うとちょっとハードルが高そうですが、

 

例えば、
・部分省略(小節や音符、繰り返しやディビジ等を省略する)も改変
・伴奏のみの変更も改変

以上に該当する場合には著作者に許諾を得なければいけません。誰が著作者か分からないという場合には、出版社に問い合わせるといいと思います。

「無断で改変を行った場合は審査対象外となります」と太字で書かれています。知らなかったでは済みません。
コンクールまでの努力が水の泡になってしまわないように、著作権・改変の知識を身につけておきましょう。
詳しく知りたい方は「原口 直の学校著作権ナビ」の方でこってり解説いたします。

 

 

Nコン2022に申し込む時に気をつけるべきことー5.手続

Nコンの申込の手続は3つの方法でできます。
ウェブ・手書き・申込書PDF、このいずれかの方法で手続ができます。参加申込書については Nコンのサイト「参加のご案内」の中に入っています。特に気をつける項目について話します。

 

 

管理職の許可が必要です。

また自由曲について「曲名は正しく記入をするように」とあります。特に組曲の中の曲を歌う場合には、例が載っています。

そして先ほど話した改変について。
改変がされているかどうかということも申込書に書く必要がありますし、改変があるという場合には別の書類「楽譜の許諾に関する報告書」を提出しなければいけません。

そして、曲の著作権(放送・配信)についても申込書に書く必要があります。「記入は任意ですが、ご協力お願いします」とあります。作品コードの調べ方や著作権の管理状況の調べ方については、 Nコンのサイトに詳しく書かれています。

具体的な例も上がっているので非常にわかりやすくなりました。例えば「好奇心のとびら」という曲を歌う場合や「聞こえる」、それから「パプリカ」、外国曲を検索する場合の例も載っています。自分が歌う自由曲がどのように管理されているのか確認をして、申込書に書きましょう。

 

 

まとめ:Nコン2022の申込方法と注意点(選曲・指導よりも大切なこととは?)

今日はNコン申込についてお話ししました。

サイトに書かれていることもありますけれども、一音楽科教員として学校のことで気をつけなければいけないこともあります。特に初めて参加する先生は、はじめ面食らってしまうかもしれませんけれども、Nコンのサイトには丁寧に解説が書いてありますのでぜひ参考にしながら Nコンに参加してみてください。

著作権について詳しく知りたいという方は「原口 直の学校著作権ナビ」をご覧下さい。

 

原口 直の学校著作権ナビ」という別のチャンネルにアップしている動画「【部活動の著作権】校外の合唱コンクール(Nコン・合唱コン)に出場する時」では、自由曲や楽譜の著作権について詳しく説明しています

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「Nコン2022の申込方法と注意点(選曲・指導よりも大切なこととは?)」も是非ご覧ください。

ネットや本の情報・専門家への問い合わせでは解決しないことありませんか?
公立・国立の学校現場を知っている経験を生かして、机上の理論と学校現場の皆さんとをつなぎます。現実的に学校での対応が可能な施策を一緒に考えましょう。

▶お仕事・相談・質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

原口直をフォローする
原口直をフォローする
原口 直の一歩先ゆく音楽教育

コメント

タイトルとURLをコピーしました