220ページの大ボリューム資料ですが、これは見る価値ありです。
興味ある項目や関連の項目だけを抜粋すれば、読むのに時間はかかりません。
読みやすい工夫がされています。
まず、取組一覧に「担当1人あたりの目安削減時間」が明記されています。
取組内容をクリックするとページに移動できるというのも(文科省の資料としては)画期的で、何十・何百ページをスクロールしたり、ページ指定すると微妙にずれていたりというストレスがありません。
(学習指導要領もそうしてほしい!)
中身も見やすい。よくある「字だらけ、論文口調の報告書」でなく読みやすいです。
例えば「授業で使用するプリント印刷」
音楽科では楽譜。
合唱コンクールでは数百、数千枚で、紙を発注することから始まり、両面印刷にしたり、製本したり…それを1人でおこないます。修行です。しかも、他の先生の邪魔にならないよう、設定してほったらかしにできないのです。
毎年印刷室にイスを持ち込み、譜読みして歌いながら、印刷が終わるのを何時間も待っていました。
削減時間で最も大きなボリューム感があったのは、「部活動」です。
「#教師のバトン」「教員はブラック」で筆頭にあがる項目ですね。
何をどう使ったか(例えばGoogleフォームでこうやって作る、配信はYouTubeやZoomをこうやって使う等)に紐付けられると、さらに良いですね。
調べればヒントや方法が出てきます。「調べる」という一手を渋らずにできることから実行してほしいものです。
教員は「時間を削減した分、何に使うか。」
学校では子どもに関わる時間であり、プライベートでは家庭に向かう時間や自己研鑽です。教員自身、そして教員の周りの人が幸せになる環境を、教員自身が作ってほしいです。
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