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音楽教育サポートプロジェクト【第2期】:活動報告と参加した教員・実習生へのアンケート

音楽教育サポートプロジェクト
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中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

【中学校音楽の教育実習生・実習生を受け入れる指導教員の先生へ】
指導教員経験を踏まえて、実習前から実習後までの中学校音楽の教育実習のポイントを網羅的に紹介。

【科目問わず全ての教育実習生へ】
STEP2「教育実習中の心得」・STEP6「教育実習が終わったら」では、指導教員へのお礼状や実習校でのマナーなど実践的知識を紹介。

中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

「音楽教育サポートプロジェクト第2期生の活動報告」をします。

 

2023年3月までの1年間「音楽教育サポートプロジェクト」として教育実習生や若手教員の先生方をサポートしてきました。
メンター・アドバイス・支援金・GIGA対応。1年間どのような活動をしたのか。
そして、第3期生の募集についてお話しします。

教育実習生や若手教員を支えるプロジェクトは、私が最もしたかったものです。
手探りの状態ではありましたが、第2期生の参加者の皆さんにどのようなことを行ったのかご紹介します。

 

参加者は5名。
・教育実習生は大学4年生で教育実習を控えた学生3名。
・公立高校3年目で産休明けのブランクがある先生1名。
・現在社会人として働きつつも教員への夢を諦められない方1名。
という背景が様々な5名が集まりました。

内容については4つのカテゴリーに分けて紹介します。

 

 

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メンター(オンライン面談・チャット相談)

期間中のオンライン面談を行いました。
具体的には2つの方法です。チャット相談とZoom面談この2つです。

チャット相談

チャット相談は日々の相談をGoogleチャットで行いました。
内容は授業内容や行事についてなど、タイムリーなもの、すぐに答えが欲しいものが多かったです。
また、著作権を学ぶために書籍を紹介して欲しいというリクエストにも、すぐに答えました。

 

Zoom面談

人によりますが、年に約4回行いました。

開始時から個別で面談を行い「1年間どのようなサポートが必要か?」ということを話しました。
その後は、夏休み中に1回・冬休み中に1回・そして修了時(春休み)に1回の計4回です。

ここでは具体的な話や今直面している問題などについて、フィードバックをしながらメンターとしてアドバイスをいたしました。

 

 

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アドバイス(添削・助言)

学習指導案の添削や資料・学級講話の添削を当初は想定していました。

実際に行なったのは学習指導案の添削でした。
教育実習生は、実習前に具体的な学習指導案が練りあがってから「ここをどのようにした方が良いか?」という相談をしました。また、研究授業前の先生の学習指導案の相談も行いました。

また、インターンや教育実習後に振り返りをして「実際どのような授業になったのか?」また「行事との兼ね合い」「ICT機器の使用状況」などを振り返りました。

 

 

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支援金の給付

教育実習期間中の交通費や教材の購入として1万円を用意しました。

実習中にアルバイトができないということを実習生に悩み相談されたことがあります。たしかに実習中はアルバイトができない上に交通費・服装・教材などさまざまなお金がかかります。
そういったことをヒントにこの支援金制度を設けました。

現役教員の参加者については、例えば学会や研究会などの学校で出してもらえない…つまり自腹を切る参加費や交通費。また、自腹を切って購入している教材などに対して少しでも支援ができればと思いました。

支援の方法として開始時に Amazonギフト券を進呈しました。
何に使ったか後ほどアンケート結果をご紹介します。

 

 

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GIGAスクール対応

第1期生との活動を踏まえて新たに始めた内容です。

「サポプロマンスリー通信」として、Googleチャットを使って、メンバーに月1回のペースで情報を定期的に発信していました。

内容は、私が公開しているYouTube動画の内容紹介3本。
人気のある動画の他、あまり見られないけれど知ってほしいという動画を共有しました。他に、メディアに出た報告や次のZoom講話の予告などをしました。

「Zoom講話」では原則第2日曜にリアルタイムで発信しました。
テーマは著作権・Googleサイトの作り方・ポピュラー音楽の教材化といった授業に役立つ内容から、部活動の地域移行・文化的行事の運営といった音楽科なら抑えておきたい話題を提供しました。
当日参加できなかった人のために、録画した動画をYouTubeで限定公開しました。

 

 

音楽教育サポートプロジェクト参加者へのアンケート結果

ここでプロジェクトに参加してくれたメンバーの修了時アンケート結果を紹介します。

 

まず、
「サポートを受ける前どのような心境だったか?」
「音楽教育サポートプロジェクトに参加しようと思った決め手は何ですか?」
について。

 

「サポート期間中に役に立ったサポートは何ですか?」
「支援金を何に使ったか?」
について。

私もどのようなものに使うのか、非常に興味がありました。

書籍について、大学生からの回答では「支援金がなければ、同じ分野の書籍はAmazonでレビューを数冊見て、図書館で借りて終わりだったかもしれないけれど、支援金が購入の後押しとなって同じ分野の本を数冊買いました」という印象的な回答もありました。

 

「音楽教育サポートプロジェクトに参加したメリット」について。

 

最後に、こちらが参加して最後まで完走した3名の参加者の感想です。

 

今回、参加者同士の横のつながりができて、教育実習生が現職の先生にアドバイスをもらえるよう原口を含めたGoogleチャットのスペースを作りました。実習生本人はもちろんのこと、私自身も勉強になる部分が多くて、良い交流になりました。

修了時の面談では、大学の授業や先生、同級生とのすみ分けについても聞きました。
大学の先生だからこそ聞けること、逆に聞きにくいことがあると思います。大学の先生や、実習校の指導教員、そしてこのサポプロと、それぞれのメリットデメリットをすみ分けて使ってくれたと聞いて安心しました。

 

近日中に第3期生の募集を開始します。
第3期の音楽教育サポートプロジェクトの支援内容もメンター・アドバイス・支援金・GIGA対応の予定です。
第3期生にぜひ応募してください。

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この記事を書いた人
原口直

東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー/公立中学校音楽科教員

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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