教育実習のメイク・身だしなみについて「どこまでOKなのか分からない」という声を、教育実習を控えた学生からよく聞きます。
この記事では、メイクの各パーツ(ベースメイク・アイメイク・リップ)から、髪型・髪色、ネイル・ピアス・アクセサリー、そして実習先への電話・メール対応まで、音楽科教員・指導教員の現場目線で具体的にお伝えします。授業準備で忙しい時期だからこそ、身だしなみは早めに確認しておきましょう。
教育実習のメイク、基本的な考え方
教育実習中のメイクには、一つ大切な前提があります。それは「化粧直しの時間はない」と思っておくことです。
教員の1日は動き回ることが多く、汗をかく場面も珍しくありません。崩れるたびに気にしてしまう状況は、授業に集中するうえでも好ましくないのです。したがって、「しっかり仕上げる」よりも「崩れにくく、自分が気にならない程度に整える」という発想でメイクを組み立てることが、実習中はよい選択になります。
また、子どもたちだけでなく、保護者の方や業者の方に会う場面もあります。一社会人として不快に思われないことが大切なのです。「自分の親世代の人が見て不快でないか」——これが、教育実習中のメイクの一つの基準として覚えておくと判断しやすいでしょう。
ベースメイク:必要最小限でOK
ベースメイクは必ずしも全部そろえなければならないわけではありません。
気になるクマやニキビ跡を隠す程度であれば問題ありませんが、毛穴を完全にカバーするような厚塗りは必要ないでしょう。ファンデーションについても、塗っていないからといって問題になることはありません。薄めに整えて、自分が気になる部分が隠れる程度で十分です。
フェイスパウダーも同様で、崩れが気になる場合や持ちをよくしたい場合に使う程度で構いません。いずれも「必須」ではなく、「自分にとって必要かどうか」で判断してください。
ポイントメイクはどこまでOK?各パーツの考え方
眉(アイブロウ)
顔を拭く機会が多いことを考えると、汗で落ちて気になってしまうようでは逆効果です。自分の最低限のラインで描く、あるいは描かない、どちらでも構いません。流行のグラデーションや太さにこだわる必要はまったくありません。
アイシャドウ
音楽科の場合、目からの情報を伝えることが授業で重要になる場面があります。目元を整える目的であればアイシャドウをしても問題ありませんが、派手な色やラメの強いものは避けたほうが無難です。
まつ毛(ビューラー・マスカラ)
絶対に必要というわけではありませんが、目からの情報を伝えたい場合には使っても構いません。マスカラは落ちる可能性もありますので、その点を踏まえて判断しましょう。
アイライン
引くこと自体は問題ありませんが、過度に太いもの、カラーやキラキラのあるものは避けてください。最低限のラインを守る程度のアイメイクが実習中には適しています。
チーク
特に必要というわけではありませんが、表情を伝えやすくする目的や顔色が気になる場合は使っても構いません。ただしマストではないです。
リップ
口元をはっきり見せることは、音楽科教員にとって特に大切なことです。しかし、目立つ色のリップを濃く塗ればよいというわけではありません。しゃべったり歌ったりしているとどんどん落ちてしまうからです。
ポイントは「持ち」です。授業中はもちろん、授業の合間も化粧直しをする余裕はありません。長持ちするものを選ぶとよいでしょう。リップクリームやグロスだけでも十分です。
髪型・髪色:地毛に戻すのが基本
髪の色については、地毛の状態に戻すことが基本です。在学中にカラーリングやパーマをしていた場合も、教育実習中は自然な状態で臨みましょう。
音楽科教員の場合、顔全体がはっきり見えることが授業上の理由から望ましいとされています。頭を動かしたときに髪が顔にかかってしまうような髪型は避けたほうがよいでしょう。前髪を上げる必要はありませんが、動いても邪魔にならないようにまとめておくことが大切です。
ネイル・アクセサリー・ピアスの扱い
ネイルはNG
実習中はネイルは控えましょう。音楽科の学生は普段からネイルをしていない方が多いかもしれませんが、実習中も同様です。爪先は清潔に整えておくことが大切です。
アクセサリーは必要最小限に
時計やヘアクリップ・バレッタ・シュシュなどは問題ありませんが、それ以外のアクセサリーは実習中は控えることをおすすめします。
ピアスへの対応
ピアスの穴が開いている場合は、実習期間中はピアスを外すか、透明なピアスで対応するといった配慮が必要です。ただし、学校や指導教員によっては透明なピアスでも不可と判断される場合があります。その際は学校の指示に従ってください。
電話・メールのマナー:新入社員向けの基準を参考に
教育実習先への電話やメールは、ビジネスマナーの基準で対応することが求められます。参考にするなら、新入社員向けのマナー本や文例集が最も実態に近いでしょう。
重要なのは、「目上の人への対応」という意識を持つことです。教員は、どれだけ若くても「先生」と呼ばれる立場です。上司への報告や連絡と同様の丁寧さで、実習先とのやりとりに臨むことが大切なのです。
まとめ:身だしなみは実習の第一印象をつくる
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ベースメイク | 薄め・気になる部分をカバーする程度でOK |
| ポイントメイク | 派手な色・強いラメは避ける。リップは持ちを重視 |
| 髪型・髪色 | 地毛に戻す。顔にかからないようにまとめる |
| ネイル | 実習中はNG。清潔に整える |
| アクセサリー | 時計・ヘアアクセサリーはOK。ピアスは要配慮 |
| 電話・メール | 新入社員向けの基準で対応する |
授業の準備や指導案でいっぱいになりがちな実習前ですが、身だしなみを整えておくことが最初の印象をつくります。少し時間をとって、事前に確認しておきましょう。きっとよいスタートが切れるはずです。
よくある質問
Q. 教育実習中、メイクはしなくてもいいですか?
A. 問題ありません。メイクをしないからといって評価に影響することはありません。必要に応じて整える程度で十分です。
Q. ピアスの穴がある場合はどうすればいいですか?
A. 実習中はピアスを外すか、透明なピアスで対応するとよいでしょう。ただし学校によっては透明なピアスも不可の場合がありますので、事前に確認するか、学校の指示に従ってください。
Q. リップは何を選べばいいですか?
A. 授業中は化粧直しの時間がないため、持続力のあるものを選ぶことをおすすめします。リップクリームやグロスだけでも問題ありません。
Q. 電話やメールは、どんな参考書を見ればいいですか?
A. 新入社員向けのビジネスマナー本が参考になります。目上の人・上司への連絡・報告の文例が、実習先への対応に最も近い内容になっています。
この記事は動画「教育実習のメイク・身だしなみはどこまでOK?髪・ネイル・アクセサリーも解説」をもとに作成しました。














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