皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。
今日は「修学旅行のパッキング」についてお話をします。
YouTubeで「修学旅行 パッキング」と検索するとたくさん動画が出てくるので何かと思ったら、子ども目線のパッキング!これがたくさん再生されていて、動画も上がっています。キャンプバージョンとか修学旅行バージョンとか色々あって「おもしろいな」と思います。
今日は「教員の」パッキングについて話します。
修学旅行は名は「旅行」ですが、仕事です。家族や友人と行く旅行とはまるで違います。旅行感覚で行くと大失敗してしまうこともあるでしょう。
私は10年間の教員経験で5回修学旅行に行きました。東京に居ましたので京都・奈良の関西方面への修学旅行でした。そのパッキングの工夫をお話しします。
▶初めて修学旅行に行くという先生方。
▶修学旅行って普通の旅行と何が違うの?と疑問を持っている方。
▶修学旅行を引率する教員におすすめの小ワザを知りたいという方。
この動画の他には
修学旅行の生徒が寝た後になかなか眠れない先生たちの理由についてお話をしています。
登山なども含めた宿泊行事。どのような考え方・立場で参加すればいいか。どのようなことを求められているか。という話をしています。
併せてご覧下さい。
修学旅行と通常の旅行との共通点
通常の家族や友達と行く旅行と同じところ。ここをサクッといきたいと思います。
この後の「違うところ」がたくさん、そして小ワザもたくさん話しますので、ここはアッサリいきます。
同じ点は服や洗面用具・雨具や帽子などを持っていくということです。
服については工夫がありますので、また後ほど話をしたいと思います。
修学旅行と通常の旅行で異なる点
これがたくさんあります。
修学旅行での教員独特の持ち物
修学旅行には名簿やしおり、それから現地で渡されるレンタル携帯なども携帯しなければいけません。
レンタル携帯はだいたいパカッと開くガラケーが多いです。これを常に携帯しておくということを念頭に置きましょう。
また、すぐに取り出せるところに筆記用具(ボールペン)を準備しておくというのも独特な持ち物かもしれません。
修学旅行では連泊が少ないので
毎日変わります。2泊3日や3泊4日が多いと思いますけれども、連泊はなかなかないのでとにかくパッキングをしやすくしておきましょう。
教員は生徒を集合場所に時間通りに出すために、どんどんどんどん声をかけたりあおったりしていきます。つまり自分がパッキングする時間がほとんどないのです。
自分のパッキングは事前に手早く手短に済ませて、生徒の声かけに行かなければいけませんので、パッキングをしやすくするという工夫がとても大事です。パッキングがしやすいようにジップロックの袋を使うとか、見やすいようにしておくとか、宿でいちいち全部広げないようにするとか。そういった工夫が必要です。
修学旅行中の(女性)教員のメイク・ヘア
これも時間がありませんので、たくさん持っていく必要はありません。友人との旅行でしたらいくつか持っていくかもしれませんしそれを楽しむかもしれませんが、正直そんな暇はありません。
ですのでメイク道具やへアセット…例えばアイロンとか。そういったものは必要ありません。
併せて眠れない日々が続きますので、肌や髪がボロボロになってしまいます。ただでさえそういった状態ですので、いつも使っている使い慣れたものを持って行くことをお勧めします。
またさらに、スペシャルケアとして「ちょっといいもの」を持っていくこともお勧めします。
普段使っているものに+@して、例えば「ちょっといい美容液」とか「塗ってそのまま眠れるパック」とか。そういった試供品をもらったら修学旅行用にとっておくことをおすすめします。
それからオールインワンなどの手間が省けるものにしてもいいかもしれません。
ヘアケアも同様で宿についているシャンプーやコンディショナーだけではなく、自分でせめてコンディショナーだけでも持って行くとかそういった工夫が必要です。
修学旅行中の教員の洋服
教員も私服で過ごすことがあると思います。コーディネートを考えている時間はありません。私
のおすすめはワンピースです。ワンピースでかさばらずコーディネートを考える必要がない。またシワや折り目になりにくいサテンのものを選んでいくといいと思います。
またボトムスをチノパンなどにして、上に何を着ても合うものにするというのも1つの工夫です。スーツを着ていく場合もありますけれども、そのコーディネートを考える暇はないと思っていてください。
靴も同様で歩ける靴・走れる靴。これが優先です。ファッションを考える必要はないです。利便性優先です。
修学旅行中の教員の部屋
完全にオフにはなれません。
これもなかなかしんどいところで、荷物を大きく広げてしまったり下着でウロウロするなんてことができませんので気を付けて下さい。
持参する必要がないもの
それから助かるのは、救急用品などは宿にあるか養護教諭の先生が持っているということです。
絆創膏やはさみ、毛抜きや爪切りなどは、そこで借りればいいので自分で持っていく必要はありません。
修学旅行は手ぶらで帰ることも可能
それから修学旅行から帰る時は、だいたい大きな旅行バッグは自宅に送ることができます。手ぶらで帰れますので便利です。普通の旅行ではあまり考えないですが修学旅行ではよくあることですので、そういった点もいいところメリットだと思います。
修学旅行が普通の旅行と違うところ。たくさん言いましたが、どれも大事なことです。
修学旅行で役立つ教員のための小ワザ
小ワザ4つあります。
修学旅行のしおり 編
これは技の宝庫だと私は思います。色々なベテランの先生や毎年行っている養護の先生などから学んだことです。
しおりのサイズを統一してファイルに綴る
まずは紙のサイズをすべて統一してファイルに綴るということが大事です。
しおり…生徒が作ったしおりのほかに、旅行会社からいただく地図や資料。また先生だけが持っている詳細なしおり。それから保健情報といってアレルギーや持病が書かれているようなもの。それから班の編成表や行動表など。様々なもの、紙を持っていかなければいけません。
その様々な紙は、様々な大きさをしています。
ですので私はすべての資料をA5版に印刷し直してファイルに入れていました。大きいものや長いものもA版にして畳んで見られるようにA版のファイルに収まるようにしていました。これがとても大事なことです。
しおりに目次のインデックスシールを貼る
そしてその綴じた資料にインデックスシールを付けていきます。
インデックスシールには「1日目・2日目…」それから「部屋割り」「行動班」「座席」「生徒しおり」「保健」などの内容を書いて貼っていきます。これも時短…とても大事なことです。
そしてA5版にまとめることやインデックスシールのいいところは、1日目が終わったら1日目を外してしまえるということです。
1日目の情報が載っているものは2日目以降は不要です。ですので外してしまって、宿に置いておいたりファイルの1番後ろに回してしまったりして、パッと開いた時に「今日のこと」がわかるようにしておけるというのがファイルに綴るメリットです。
そのために印刷をし直したり、インデックスシールをつけるのです。
しおりのファイルの表紙裏にポケットを作る
そしてこれは美術の先生に教わったんですが、ファイルの表紙の裏側にポケットを作る。
封筒を半分に切ってポケットを付けておくと、これがとっても便利です。これをおすすめします。
しおりの小ワザ…サイズやシール、そしてポケット。ぜひ使ってください
まゆ毛 編
お風呂に入った後に教員の打ち合わせがあったりしますので、スッピンを見せるということがあります。また朝1で朝の放送、起床の放送や起床の声かけをしなければいけないときにはメイクをしている時間はありません。もちろんファンデーションなどは最低限してなくてもいいんですけれども、まゆ毛だけでもあると見栄えがします。
私はアートメイクをすることを本気で一時期考えましたが、お値段が10万円から20万円ととても高いのでやめました。私が使っていたのはティントのアイブロウです。ティントは3日から1週間ほど落ちないですので、4日間くらいでしたらもちます。また値段も1,000円台と手ごろですので、ティントのアイブロウには本当に助けられました。
まゆ毛のメイクについては、考えておくといいと思います。
トイレ 編
1人部屋ではなく複数の先生で一緒に部屋を使いますので、消臭のものを持っておくといいです。今は消臭の液体やスプレーなど売っていますので、それがあると便利です。
教員も共同生活ですので、そういった心遣いやエチケットとして持っておくと安心です。
スリッパ 編
私は靴が22.5cmと小さいこともあってスリッパ…ホテルのスリッパや旅館のスリッパが苦手です。履いているとやたらとうるさかったり、階段を下りるときに脱げてしまったりするのが本当に嫌だったので、室内ばきを持参していました。
生徒との差別化も出来ますので、持参しておくと良いです。また夜の見回りなどでは音がしないことが1番ですので、自分の足に合った室内ばきを持っておくととても良いです。
小ワザ「しおり・まゆ毛・トイレ・スリッパ」ぜひ活かしてください。
まとめ:教員のための修学旅行のかばんパッキング術
今日は「修学旅行のパッキング教員目線のお話」をしました。
これらのことはベテランの先生から教えていただいたり、自分の経験から培ったものです。皆さんが修学旅行に行く際にぜひ活用してください。そして修学旅行の憂鬱が少しでも楽しみになるようにお祈りしています。
記事の内容は動画と同じです。
動画「教員のための修学旅行のかばんパッキング術」も是非ご覧ください。
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