入学して初めの教材は「校歌」です。
校歌を歌えるようにする授業は作業にならないよう、毎年、音楽性を読み解き直したり校歌のもつ音楽の特異性を語る導入を考えたりします。
式典のため・行事のために練習するのではなくて音楽的にきちんと校歌をとらえ、指導するにはどうすればいいかという話を「音楽教員のための校歌指導の3つのポイント」でしています。
授業や式典、歌唱試験…何回演奏したかわからない校歌。
最近、「これは演歌に似てる」と思っています。
《望郷じょんから》《天城越え》…毎回、全身全霊を投じて歌う歌手の皆さん。きっと無意識で歌詞や歌い方が再現できるでしょうが、それでも毎回込める「今1曲」への思い。
校歌もそうでありたいです。
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