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音楽の授業で子どもがはしゃぐ曲(食いつくか、授業崩壊か…?)

音楽の授業で子どもがはしゃぐ曲(食いつくか、授業崩壊か…?)一歩先ゆく音楽教育(授業編)
一歩先ゆく音楽教育(授業編)
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中学校音楽の教育実習ガイドを公開中!

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中学校音楽の教育実習ガイド(実習前から実習後までのポイントを解説)

皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。

現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
このYouTubeチャンネルでは学び続ける先生と学生さんのために、学校で役立つ情報と提案を発信しています。

 

授業をする際の教材探し、皆さんはどのようにしていますか?
中学校音楽科の場合、教材で指定されているのは歌唱曲の7曲。この曲だけと言ってもいいかもしれません。それ以外の曲はどんな曲を使ってもいいのです。

教育実習生に指導する時も教材探しについて相談をよくされました。教育実習生には「まずは教科書に載っている曲を調べたり聞いたりしてみて、そこから自分の授業の題材や目標に合ったもの・沿ったものを聴いてごらん。」というふうに指導をしていました。

教材を選ぶ際に授業の題材や目標に沿ったものにすることは最優先ではありますが、やはり生徒が好きな曲・生徒の食いつきがいい曲を選びたい。また、主としてそれを使わなくても、導入として・比較鑑賞として使ってみるというのも一つの手かもしれません。

今日は10年の音楽科教員としての経験で分かった「生徒がはしゃぐ曲・食いつきがいい曲」をご紹介します。

 

この記事は、次のようなことを知りたい方に是非ご覧頂きたい内容です。

▶授業の際の教材選びのヒントを知りたいという方
▶生徒に人気のジャンルや曲が知りたいという方
▶生徒がはしゃぎすぎて収集がつかなくなる曲が何かということを知りたいという方

 

この動画のほかには

教員のための授業教材の探し方(生活・社会の中から見つけるには?)
教材探しにはウェブももちろん便利ですけれども、ウェブではなく様々な方法で教材を探してほしい、その理由を話している動画です。
【学校で使うYouTube】音楽の授業で使えるYouTubeチャンネルを厳選して紹介(教材研究・教材にぜひ)
教材研究はもちろん、教材にそのまま使えるようなチャンネルがYouTubeにはたくさんあります。今はオーケストラやホール、大学などもチャンネルを持つ時代です。様々な具体的な例をジャンルごとに紹介していますのでご参照ください。

 

 

 

【王道・定番】ディズニー・ジブリの曲

初めて聴く曲に触れるときに、やはりそれまで知っている曲・聴いたことがある曲というのが手前にあると、授業の導入としてはとてもいいと思います。
知っている曲…音楽の聴き方がこれだけ多様化してきていて、全員が知ってる曲というのはだんだん少なくなってきているのが実情です。

 

私は授業の導入として鑑賞を行っていました。「音楽の授業における常時活動(中学校での事例紹介)」の動画で、具体的なやり方も紹介しています。

 

しかし、ディズニー・ジブリは根強い人気があり「知っている」また「聴いたことがある」という子どもが多いです。音楽そのものを知らなくても「映画は観たことがある」とか「1世代前、2世代前の映画もよく知っている」「何度も観たこと」があるという子が多いのです。

ディズニーやジブリの曲はそのストーリーや世界観に合ったものもありますし、ストーリーの中で歌われるような曲もありますので、とてもとっつきやすいのです。

 

「Let It Go~ありのままで~」(アナと雪の女王)の授業実践例

実践としては、ディズニーの『アナと雪の女王』これが流行った時に教材として使いました。
方法は《Let It Go》これを日本語訳と英語の言語を両方で聴かせて、言語による音楽の違いについて比較鑑賞させました。

例えば英語の場合は1つの音の中に1つの単語が入りますが、日本語の場合は1つの音に1つの文字しか入りません。その制約された中で翻訳をする人がどのような工夫をしているのか?
また、「Let It Go」と言っている回数と「ありのままで」と言っている回数が言語の違いによって全然違うということを比較鑑賞させたりして、英語の曲と日本語の曲の特徴について鑑賞させました。

ディズニーやジブリの曲は名曲がたくさんありますので、ぜひ「観賞曲として教材としてどうか」という視点で聴き直してみてください。ヒントがあるはずです。

 

10分で理解する音楽鑑賞授業の3つのコツ」の動画では、定番曲「魔王」を具体例として使いながら鑑賞授業のポイントも紹介しています。

 

 

【詳しい生徒が必ずいる】アイドル・ボカロ・声優さんの曲

こちらはディズニーにジブリと違って全員知っているということはなかなかないですが、クラスに1人か2人は必ず詳しい子がいます。またこのジャンルはその曲は知らなくても、アニメを知っていたり、マンガが好きだったり、キャラクターが好きだったりとこのジャンルは大変盛り上がります。

クラスの中で好きな子がいて、もし本人が嫌がらなければ、ぜひその曲・人について語ってもらうのがいいと思います。

私はこういった曲を扱うときに、事前に詳しい子に話を聞いたり「これを聴いておけ」という曲ご紹介してもらったりして、事前に調査をしておきました。

アイドルは世代男女を問わずとても人気です。
アイドルの曲を聴くときに注意をしたい点はジェンダーバイアスです。男性グループは女子が好き、女性グループは男子が好きといった固定概念がないように、そういった言動・発言をしないように気をつけましょう。

ボカロや声優さん、これも人気が高いです。
もし先生自身が詳しくなければ生徒から情報を得ましょう。本人が知らなくても「こういったジャンルを好きな子はこの子です」と必ず教えてくれるはずです。

 

教員のための生徒の名前の覚え方」の動画で話しているとおり、生徒の名前を覚えるコツの1つに「好きな音楽と紐づけて覚える」という方法があります。

 

AKB48・ボカロの授業実践例

私の実践例としてはアイドルの曲、具体的に言うとAKB48の楽曲で知的財産権教育(著作権教育)をしました。これは導入として使います。

またボーカロイドを使って合唱曲の表現について考えさせました。
ボーカロイドが合唱している曲を聴かせて「人間の合唱とどう違うのか?」「何が人間に求められているのか?」といったことを考えて、歌唱・合唱の意味を考えさせたり、表現につなげたりしました。

 

【音楽の新学習指導要領】音楽科で教える知的財産権の指導方法の実践例」の動画で、AKB48の曲を使ってどのように著作権教育を実践していたかを紹介しました。ぜひ御覧くださいね。

 

アイドルの曲やボーカロイド曲もぜひ「教材として使ったらどうか」という視点で見てみてください。

 

 

【破壊力抜群】替え歌

これは授業が成り立たなくなってしまうほどの破壊力があります。

私が知っている替え歌は、どちらもなぜかバッハなのですが、《小フーガト短調》や《トッカータとフーガニ短調》こういった曲の替え歌があるようです。

パイプオルガンの独奏曲ですが、歌詞がつけられていてパイプオルガンの演奏を流しているのに、なぜか「クスクスクスクス…」と始まってしまいます。場合によっては集中力がなくなってしまって、授業が成り立たなくなってしまうということもあります。
曲や作曲者には罪は全くないのですが、こういった教材を取り上げるときは要注意です。

 

授業が成り立たなくならないようにするために授業規律が大切です。「中学校音楽における授業規律の指導方法」で、私の指導方法を紹介しています。

 

 

まとめ:音楽の授業で子どもがはしゃぐ曲(食いつくか、授業崩壊か…?)

教材を探すときに、たくさんの曲がある中で「自分がしたいこと」「題材や目標に合わせた教材」はたくさんあります。

曲“を”教えるのではなく、曲“で”教えるということ。
また「学習指導要領のどの部分に当てはまっているか」ということを考えながら、教材探しをしてみてください。

 

記事の内容は動画と同じです。
動画「音楽の授業で子どもがはしゃぐ曲(食いつくか、授業崩壊か…?)」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

Google認定教育者/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

東京学芸大学教育学部卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。
東京都内の公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校において、教育実習生の指導・進路指導・新しい学習内容「生活と社会に関わる音楽の授業実践」を重ねる。
会社員時代の経験を活かした知的財産権教育の研究・発表実績多数。

2020年春より教室からYouTube動画・ウェブサイト・講演にフィールドを移し、教員や教育実習生が学ぶためのコンテンツを発信している。

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