皆さん、こんにちは。一歩先ゆく音楽教育、原口直です。
現在は学校での教育研究の経験と、未来につながる新しい学びについて情報発信しています。
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教員を仕事として興味がある人…例えば教育実習生もそうですけれども、自分が教員に向いているのかどうか・素質があるのかどうかというのを気にします。また逆に「子どもが好きだから」とか「小さい頃からなりたかったから」という理由で教員になりたいと言われると、「ちょっと待って、よく考えて」と言いたくなります。
教員に必要な資質・考え方はどういったものなのか話をします。
この動画を見ると教員を仕事にしたい、また興味がある人には進路選択。そしてすでに教員の方は、自分の考え方を見直す観点。これが発見できると思います。
また他の動画では、
教員という仕事に興味がある人は是非ご覧ください。
勤務時間外には「他人事」として気持ちを切り替える
企業の場合、仕事に対する考え方・自分を切り替えるという考え方では、仕事を出たらオフ。趣味や習い事に没頭して仕事のことをあまり考えないという考え方があります。それは教員も同じだと思います。
学校を出たら子どものことや学校のことは考えない。他人事として考えていいと思います。子ども一人ひとりの全て…人生や家庭を背負っていたら、重すぎる・しんどすぎると思います。
これは他の職業の方にも是非聞いてみたいところですが、例えばお医者さんや裁判官や介護に関わる人。こういった方はどんな考えをお持ちなのか興味がありますが、教員も子供のこともずーっと考えているというのはすごくしんどくなってしまいます。
もちろん学校では100%子どもに向き合います。しかしオフも大事です。
関わっても中学・高校だったら3年間。たった3年間のことですので、ある意味・良い意味で他人事というぐらいの関わり方がいいと私は思います。
異業種を通して教員という職業を客観視する能力を付ける
教員という仕事は特殊かもしれません。持つ能力が違ったり、知識が違ったりするという意味ではありません。単に人数が少ないということです。企業で働く人に比べれば、教員はとても人口としては少ないです。
しかしこの当たり前の見方が教員は難しい環境にあります。教員の周りには当然教員しかいませんし、友だちも教員、時に家族も教員という人もいるからです。ですので教員の世界しか知らないということがあります。
私はぜひ他の業種のことも知って欲しいと思います。他の業種を知ったり世界を見たりすると、教員の長所そして短所が浮かび上がってくるからです。異業種の人と関わるのは、例えば地域に参加したり習い事に参加したり、そして企業に勤めている友人に話を聞いたりということです。
教員しか知らないと、しんどいです。教員以外の職業の方がどんな考えを持っているのか、どんな能力をつけているのかということを知って、そして教員のこともまた深く知ってほしいと思います。
「子どもが好き」という理由だけでは辛い
教育実習生などに「なぜ教員になりたいの?」と聞くと「子どもが好きだからです」という答えがあります。
それは最も大切ですが、「子どもが好き」が大前提な上で、他に教育そのものが好きとか教科が好き・教科教育が好き、それから研究が好きとか集団のマネジメントが好きとか。そういったことを複合的に持っていないと後々しんどくなります。
「100%すべて子どもが好きだから教員」ではなくて、子どもが好きのことは大前提に、自分が何が興味があるかということをぜひ広く持っていて欲しいと思います。
まとめ:教員のための「仕事への向き合い方・考え方」の3つのヒント【ストレス削減に大切なこと】
今日は教員に必要な考え方について話をしました。
教員という仕事は教師…「師」がつく仕事なので特殊な能力や特殊な考え方、崇高な考え方を持っている人がやるという考えもあるかもしれませんが、今は昔。教員を職業としてみなければしんどい続かないということもあります。
きれいごとだけではなく、職業として向き合う教員についてぜひ考えてみてください。
ブログ記事の内容は動画と同じです。
動画「教員のための「仕事への向き合い方・考え方」の3つのヒント【ストレス削減に大切なこと】」も是非ご覧ください。
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